借金まみれのいぶき(過去編)

目の前に必死でなんとか明日の飯代を確保せねば...
来る日も来る日もお金の心配を毎日、毎日毎日していた。
2年前の2022年、約1年ちょっとは地獄の地獄だった。
働いても働いても支払いが追いつかない...
カードでFX...
カードで飯代...
カードでキャッシング...
毎月支払いで消える給料は1円も手元に残ることはなかった。

その時のモチベは自力返済だった。
1度社会的信用を失ってるいぶきは、その意味を十分に理解をしていたから、2度目の社会的信用を失うとどれだけこの先辛い思いをするか...
それを毎日頭によぎっていた。
だから毎日死ぬ気で働いて1度も延滞することなく請求をちゃんと支払っていた。

年収以上の借金を抱えだすと、自力返済がどれだけ大変か...

返済をちゃんとしているのに元金がほぼ減らない地獄..
キャッシング枠を返済して、またその枠からキャシング....

この日々が1年ちょい続いた。

時には、掛け持ちして借金を返済していたじきもあった。

寝ずに働いた。
夜勤終わりそのまま早出をする時もあった。

そう、ドラマや漫画で見るようなストーリー。
借金まみれは道楽を許さない。
寝る暇を惜しんで働いた。

しかしその日はやってきた.....

1年前の2023年1月...

いぶきはついに返済が滞った....

「あぁ...ついにやってしもた...」
「この1年なんのために頑張ってきたんや...」
「もうカード使えんくなったら明日からの生活どないしよ...」

この時のいぶきは無職だった。

一生懸命働いてきた代償がメンタルにきてしもた...
いわば、燃え尽き症候群的な...

支払いが滞った原因は勿論、無職が原因....

けどもう働けなかった。

支払いが滞った2023年1月、もうどうにでもなっちゃえと思った。
もう無理だってなった。

しかも、この時も現金が手元に無かった。
当時介護の派遣で週払いなどをしていたからだ。

目先のお金...目先のお金がいる.......

働くにも、取り立ての電話でスマホをシャットダウン中。
アプリで求人見れないからコンビニまで歩いて求人雑誌を手に取ってみた。
彼女からはお金を借りる勇気もなく言えなかった。

「あぁぁ......どないしよぉ.......」

仕事しないとって思っても身体が動かない...
メンタルが結構きてた。

夜になるとスマホに電源を入れて、携帯が停まるまでになんとかせねば...っていう感じ。

Twitterをしてたら債務整理とい言葉が結構目の当たりにしていた。

「そもそも債務整理ってなんや??」

これをすれば楽になるんか?!!

楽になるんやったらと思ったいぶきは、2月の半ば法テラスというところに電話をして弁護士事務所を紹介してもらい、予約した弁護士事務所へ行った。

「弁護士ならなんとかしてくれる!!」

そんな期待を抱いて、事務所へ入った。

「2時予約したいぶきです。」
「どうぞ〜」

賢そうな女性....
見るからに弁護士って感じの....

弁護士「どうされましたか?」って聞かれ
いぶき「あ、あの....借金がありまして....」
弁護士「はぁ...」
いぶき「で、あの〜債務整理?をしたいのですが...」
弁護士「あ、分かりました。」

「よっしゃー!!これで債務整理が出来る!借金から解放される!!」
そんな上の空にいたいぶき...

弁護士「お仕事は何をされてますか?」
いぶき「今現在は無職です。」
弁護士「えっ?!」
弁護士「働いてないんですか?」
いぶき「はい。。。」
弁護士「無職だったら....あの〜....」
いぶき「はい?」
弁護士「うちではちょっと出来かねます。」

「えっ!!?」


弁護士「無職なら債務整理はうちでは無理です。」

「がっびーーん....」

事務所から出てきたいぶきはもうショックだった....

働かないと出来へんのかい!!
そんなイライラした感情も芽生え、お金はないし仕事は探さんとあかんしって感じで、頭がいっぱいいっぱいだった。

「この先ど、どないしよ....」

どっちみち仕事を探さんと....

そっこー派遣に登録をして面談をして介護の夜勤専従で仕事を探すことに。
なぜ夜勤専従かっていうとシンプルにお金がいいからという理由。

派遣から電話あって面接日程を決めてもらい面接しにいった。

合格をもらい、内定通知書をいただいた。

1週間半くらい経ったときかな、同じ弁護士事務所へ行った。

弁護士「こんにちは。」
いぶき「こんにちは、よろいぶです。」
弁護士「仕事決まるの早いですね!」

「当たり前だろ、こっちは毎日取り立ての電話もうるさいし、命懸けなんだよ!」と内心思いつつも、

いぶき「はい!すぐに決めてきました!」
弁護士「では、早速ですが本題へ入っていきましょうか。」

ようやく本題へ。
一歩前進。

しかし債務整理は一筋縄ではいかなかった...
問題だらけで、弁護士先生も悩む....

続きはまた今度。

ではおやいぶ!
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️

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