きのこたけのこ杯決勝


きたる2/3(土)世間では節分だが雀士にとってとある代理戦争の日である。
それはきのこたけのこ戦争。ありとあらゆる場面にて優劣を競い合い、一種のタブーにもなりうるという明治のお菓子の優劣を16名の陣営に別れ今お互いのプライドをかけた戦いが始まっていた
陣営に分かれてはいるが個人戦。最終どちらの陣営に偏ってもおかしくはないがきのこ2名、たけのこ2名と同陣営一歩も譲らない展開となった。
この代理戦争を争うメンバーは以下の通りだ。


東家 きのこ陣営 いしはし選手
南家 きのこ陣営 無名叢子選手
西家 たけのこ陣営 猫白神しの選手
北家 たけのこ陣営 Christ選手

カカオが香るチョコレートにまろやかなミルクチョコレートが混ざりサクサクの香ばしいクラッカーで作られた飽きないおいしさのきのこの山。

カカオが香るミルクチョコレートにまろやかなミルクチョコレートが混ざりサクサクの口どけ良いクッキーで支えるくせになるおいしさのたけのこの里。

この2陣営の代表が決勝戦をスタートさせた。

東1局 9mのポンから発進していったのはいしはし選手、白も大明槓して2-5m混一色で聴牌を入れる。
ここに追いついたのは無名叢子選手。東ドラ1の同じく2-5mで立直へ。同じ陣営仲良く同じ聴牌だが和了できるのは一人。
さらにたけのこ陣営猫白神選手からドラ2p単騎一盃口ドラ4確定の跳満立直が入るこれが決まればかなり有利な展開に持ち込める、和了したい。
2軒に挟まれいしはし選手は危険牌を止め迂回。2名のめくりあいはドラを引け、ドラを引けと願ったであろう猫白神選手に回ってきたのは無常にも赤5m。無名叢子選手が猫白神選手から満貫の和了となりきのこよろしく一人抜け出すスタートを切った。


東2局 無名叢子選手が白のポン、親番で更なる加点を目指すがChrist選手も早々の2副露。トップ目の親番維持を流しにかかる。
しかしここで猫白神選手の1-4p赤ドラの立直が襲いかかる。これには3名しっかりと降りきる。猫白神選手は6sの暗槓でチャンスを広げる。海底は無名叢子選手が白を加槓で消していき流局、猫白神選手はチャンス手が2度流れ厳しい展開だ。

東3局、先制はたけのこ派Christ選手。平和ドラ1の6-9mで立直するとここに追いついたのは無名叢子選手。カン2sで聴牌をいれると猫白神選手からこれをとらえ立直棒2本を手にしてトップの座は譲らない。

東4局
發のポンから発進し流したい無名叢子選手だがわずか4巡でChristの混全帯么九カン8sで立直が襲いかかる。親番の立直をかわしたい無名叢子選手も5-8sの聴牌で追いつく。さらには猫白神選手もカン6sのドラ待ちで聴牌へ。流局かと思われたその海の底から拾い上げたのは6s。
猫白神選手が7900の和了、点数を回復して南場へ。

南1局北のポンから入ったのはChrist選手。ドラ3pに中もポン、三副露から残していた6pを見事重ねて北中ドラの2-5m聴牌。持ってきた北を加槓すると嶺上牌は2m!
たけのこの里にも花は咲き満貫のツモ和了。トップ目を目指していく。

南2局、トップ目だがここで更なる加点をしたい無名叢子は平和赤ドラ高目一気通貫4-7sの立直へ。ここが決戦どころ、追いついたChrist選手も西単騎の七対子ドラドラの聴牌を立直。
捕まってしまったのは猫白神選手、打ち出された西はChrist選手の和了牌、たけのこの里のような重厚な満貫の和了、ここにきてChrist選手がトップ目となる。

南3局、猫白神選手が赤2ドラのチャンス手を入れるも先手を取ったのはChrist選手。ダブ南ドラのペン3pで聴牌を入れるとライバル無名叢子選手からの直撃に成功!抜け出したトップ目となりオーラスとなる。


南4局、この1局で終わるこの試合、Christ選手はカン6mで聴牌、さらには無名叢子選手もドラドラ赤の3s5sシャンポンで直撃およびツモ条件の聴牌を入れる。
のこり5巡、もう無理をしなくてよいとChrist選手は手を崩す。

Christ選手の目論見通り、一人聴牌にて流局にて終了。

いや!違う、流局後に演出が入る。猫白神選手の流し満貫だ!!

しかしオーラストップ目なのは変わらず、優勝はたけのこの里陣営Christ選手だ!おめでとう!

たけのこの里陣営が優勝となったものの、きのこの山もたけのこの里も素晴らしいお菓子だ。最後の流し満貫のごとく勝負の後は水に流してお互いの良さを讃えあおう。
















関係ないんですけど

僕がやってるMTGというカードゲームで外国人プロプレイヤーに聞いたきのことたけのこどちらが美味しかったですかというアンケートはきのこの方が票が多かったです。


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