対局中、どこに時間をつかってる?

皆さんは麻雀の対局中、どのタイミングで時間をつかっておられますか?
対局は持ち時間(A)+5秒(B)などのように、自然と回復する持ち時間(B)と、局が変わらない限り回復しない持ち時間(A)があると思います。
毎回後半になるとこの回復しない持ち時間が足りないよといった方もあるのではないでしょうか。

後半になればなるほど盤面は難しくなり、可能であれば困った場面で沢山時間を使いたいですよね。
今回は時間を使いがちな場面ごとに、対策を考えていこうと思います。


1.配牌

配牌時はそれなりに時間を使いうると思います。
開局時などは問題ないですが、後半逆転条件などを考えながら手組みをするとなるとより沢山の時間を使いうると思います。

・鳴ける手なのか鳴けない手なのか
・勝負手なのかどうか
・先手が取れる手なのかどうか

上記の手を簡単に評価してみようと思う。

・鳴ける手なのか▲ →萬子が伸びたり一気通貫になったりダブ東が重なったりすると鳴けるかも、少なくとも喜び勇んで鳴く手ではない。

・勝負手なのか⚪︎→親番で1面子ありそれなりに形がよい。ドラ受けもあるため勝負手といえる

・先手が取れる手なのか⚪︎→形が良いので萬子の一通だと苦しいが、三面張、両面シャンポンだとかなり形はいいといえる

これらを最初に考えて、手牌を進行できるようになると後の分岐に供えることができるのかなと思います。
また大体どの麻雀アプリも真ん中をタップすると自身と他家の差が表示されると思います。

これらの点差によって目指す点数を覚えるのも大事ですね。それによって大きく手組みが変わることもあります。
(上だと2着目まで満貫ツモ×、跳満ツモ⚪︎、満貫直撃⚪︎となり可能であれば満貫以上の手組みを考えると思います。)

・2〜3シャンテン


塔子オーバーだったり、塔子変化を考えたりされる際、分岐が多く存在し、選択が増えると思います。捨て牌の切れ方次第でも、価値が変動したりと難しい項目だと思います。

手がブクブクになってる手牌や
5ブロック進行をするのか6ブロック進行をするのか

ブロック数を数えている方はここが一番時間をとられているかもしれません。

ブロック数を数える→弱い塔子を選ぶ、の工程があるとかなり時間を使ってしまいそうです。
この辺りの何切るは実践や何切るなどを解いて速度を上げるのが有効だと思われますが、なかなか難しい場合は先に触らないブロックのところを記録してそこの形を考えるのを除外したり、触らない方がいい強い形を覚えるなど有効だと思います。

索子34で1ブロック、78で1ブロック。ここはあまり変わらなそう。


245667の形は3と58で2面子できる強い形


・1シャンテン

選択を間違えたくはない1シャンテンです、有効枚数等間違えたくはなく、切れてる枚数などのチェックでより失敗をしたくありません。
また受け入れ枚数だけではありません。

Mリーグルール。南1局

こちら受け入れ枚数だけなら間違いなく2pです。
しかし今回15800点持ち4着目。断么九でも嬉しいですが、トップを目指すために5pを切って三色を確定させに行ったり、6mや8mを切って萬子上を出やすくするなどの選択もあるかもしれません。

モータルの選択。2p優位だがラス回避でも5p8mの選択は全くない選択ではないようです。


これは私の実践なのですがここは5pを切りました。先手をとれた時に最大限打点をとりに行きました。

このように手牌の価値によって打点を最大限に見るなど、残り1枚の聴牌の形でも点数状況によって変わったりすることもあります。
受け入れ枚数、打点を考えどちらを優先するかを意識しておくことが大事なのかなと思います。

なお全てがうまく行くわけではない。


・聴牌(立直判断、聴牌判断)

聴牌したら全部立直、とはならないのが麻雀です。

これは究極の先制立直。

実際立直する場合には様々な悩ましい要素があります。

6-9s聴牌だが既に満貫、索子染め手がいる上、対面から捉えるとトップ確定する、立直?ダマ?


七対子ドラドラ。しかし6mは萬子が高いこの場で勝負するのか??立直なのか?


2mか4m、どちらかは勝負したい。どっちだ•••??


点数や残り巡目次第で聴牌を取らないことを肯定されたり、ダマ判断などもあるかもしれません。
立直してしまえばこれ以降時間は使いませんが、その後何なら降りるのか、思い直して立直なのか、何を引いて手代わりなら立直するのか。そういったことも考えていく必要がありそうです。


VS立直、副露


かなり頭を悩ませるところがここではないのかなと思います。
立直に対して押し返すのか、降りを選択するのか、粘るのか。様々な場面があると思います。

早すぎる立直。押し返すのか、押し返すならどう切るのか
1段目にしてすでにヒートアップ。だれが聴牌していて誰が聴牌してないのか。

この場面は放銃という目に見えて点数に影響のある場面となります。
かといって攻めなければいけない場面などもあり、どの牌から落としていくのか、どの塔子を選択するのか。見極めていく必要がありますね。
これらの場合、もしどこから立直が掛かったときにどれを切るかというのを決めておくと最初の一枚には時間をかけずに済むかもしれません。

また後手から攻めていく場合、

・切る筋を少なくする
・通る塔子を切る
・端牌、字牌などを切っていく
・無視する
など色々あります。この辺りは場数を踏んでいくしかないのかなと思います。問題集などあれば良いのですが。


副露判断

どの段階なら鳴くのか、何枚目なら鳴くのか。この判断はかなり難しく、枚数で判断が変わるほど難しいものとなってしまいます。

断么九にいくなら急所の一つ。しかし愚形残り1000点の価値はいかに。
七対子一向聴でもあるが、東ポンして対々和に変化もできる。他の対子は鳴けるのか??

残り巡目や枚数で判断が必要です。またスルーを判断する場合でもラグが発生してしまい、他家に情報を与えてしまいます。どこからなら鳴くのか、鳴かないのか。この辺りの何鳴くは考えていきたいですね。


手詰まり

絶対に放銃したくない場面。現物だけを切り続けていても手詰まってしまうことが多々あります。

これは何を切れば良いのか
南しか切れなさそうだが•••
なんやねん


南場の放銃など最終着順に大きく影響しかねません。
時間をかなり使いたいですが、この場面は得てして上の項目で時間を使ってしまい、ほとんど時間が残されていないことがあります。
こういった場面になって困らないように時間を使えるようにしたいですね。


まとめ
いかがだったでしょうか。
ご自身がよく時間を使う項目などありましたでしょうか。


難しい場面が沢山あるのが麻雀です。これらの項目など沢山ありますが、まだ紹介していない項目に
場にある枚数を数える
というものがあります。
場にある枚数を数えることにより、目に見えている有効枚数や、安全牌、また降りるときの壁など把握することが出来ます。
これらを他家の切り順の間に、自身の手牌のネックの箇所や、安全牌になりそうな字牌の枚数など、数えるようにすると場の枚数の把握がよりできるようになると思います。

それらが難しい場合、捨て牌で分かりやすい字牌などを数える癖をつけると、後々に他の牌も数えられるようになるのではないでしょうか。

また雀魂等、アシスト機能があるアプリもあります。

牌を触ることで場のどこにあるかを教えてくれる。副露に入ってないかなど要注意。


こういったアシスト機能を使って場を見ていく癖をつけていくのもよいと思います。

發は一枚切れ
1pは一枚切れ
ならより出やすい一枚切れの字牌で立直だ!!




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