「ケアマネ営業」という言葉に感じる違和感
ケアマネ営業っていうワードが、正直、よくわからない。そもそも、ケアマネ営業って何なんだろう?って思ってしまう。
ここで言うケアマネ営業とは、サービス事業所が自社のサービスを利用してもらうために、ケアマネに対して営業活動を行うという意味で使っている。サービス事業所も顧客を獲得するためには営業が必要なことは理解している。でも、介護保険におけるケアマネの役割って、自立支援、重度化防止に向けて利用者と必要な社会資源を繋げることだと思う。
ケアマネが仲介業者みたいな存在として表現されることに、気持ち悪さを感じる。これが原因で「紹介してやる」といった態度を取る、サービス事業所に対して上から目線の勘違いケアマネが生まれてしまうんだろうな。もちろん、営業活動自体は大事。でも、しっかりとケアマネの役割を理解した上で行う必要があるということをわかってもらいたい。
意思決定を行うのはケアマネではない。ケアマネとサービス事業所の間に上下関係なんて存在しない。ケアマネは、利用者の意思決定を支援する立場だ。サービス事業所もこのことを理解して営業活動を行ってほしいと思う。利用者にとって最適なサービスを提供するためには、ケアマネとサービス事業所が対等な立場で協力し合うことが重要だと思う。
結局のところ、ケアマネ営業という言葉には、ケアマネの役割を軽視しているようなニュアンスが含まれているように感じる。ケアマネの役割は、単なる紹介業者ではなく、利用者の望む生活を実現させるための重要なパートナー。だからこそ、ケアマネ営業という言葉に違和感を覚える。サービス事業所も、ケアマネが果たす役割をしっかりと理解して、その上で営業活動を行ってもらいたい。そうすれば、利用者にとって本当に価値のあるサービスが提供できると思う。
ケアマネの役割を理解せずに、ただ営業活動を行うだけでは、利用者のためになるサービスは提供できない。ケアマネは利用者のために、最適なサービスを見極めて提案する役割を担っている。そのためには、サービス事業所もケアマネと信頼関係を築き、利用者のニーズを正確に把握することが重要。ケアマネ営業という言葉に対する違和感を感じるぼくの気持ち、少しでも伝わっただろうか。
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