見出し画像

クラブ史の中でのダニエル・レヴィ〜episode 0:執筆理由〜

 こんばんは。Mi2です。冬の移籍期間も閉じて、アジア杯やAFCONから選手も帰ってきたこともあり、やっとほぼフルメンで戦えるようになってきました。
 今冬の移籍市場といえば、PSR(Profitability and Sustainability Rules)により例年より大人しいものとなりましたね。そんなプレミアリーグの中で1番”金”を使ったのはスパーズでした。これには旧来のスパーズに対する固定観念があった人達は誰もが驚いたと思います(私から言わせると散々騒いできたENIC OUT勢め、ざまあみろといったところです。)。それに伴い、我らがハゲこと、ダニエル・レヴィの20年以上の治世が再評価されるような意見がX上に溢れています。
 直近だとキーラン・マグワイアが、試合毎のファン1人当たりの支出額でスパーズがトップになったというポストをしており、これを引用したキュレーションアカウントには好意的なリプが多くついていましたね。

 私は今のスパーズは良くも悪くもダニエル・レヴィという1人の男によって形成されていると思っています。んー、それだと聞こえが良すぎるので、誤解を恐れずに言えば個人事業主っぽいと言った方がいいかもしれません。現在はその手を離れるフェーズに入っていますが、私が見てきたスパーズは、ダニエル・レヴィという1人のハゲが荒れ狂う環境の中、1人でレンガを積み上げては崩れを繰り返してきたようなものだと認識しています。
 こんな私のポジティブなレヴィ評が正しい認知であるかどうかが怪しいので、改めて歴史を辿ることでダニエル・レヴィという人を認知できたらいいなと思い、筆を執ることにしました。
 ただ、このシリーズをやり切るぞ!という腹を決めかねていることもあり、いつ飽きてやめるかもわからないし、知らない時代については素人が調べた中で書いていることなので間違いも多々あると思いますので、その辺はご容赦ください。
 そんなこんなで作業に取り掛かってみましたが、レヴィという存在を捉えるためにいつの時代から振り返ればいいのかという問題にぶつかりました。結論からいうと今回は60年代まで遡ることにします…笑
 その理由はレヴィを認識するためには、スパーズというクラブが商業化していく時代から見ていく必要があると思いますし、クラブが商業化していく背景を知らないといけないと思ったからです。また、歴史を勉強する時に思っていることとして、1つの事象が起きた時にその背景やその時代の人々が実装しているOSを理解しないと、当該事象を認知して、そこから学ぶことってできないんですよね。そんな思いもあり、ここまで遡る羽目になりました。自分で決めたことですが、これを決めた時点で半分心が折れましたね…

 とりあえず、今考えている本シリーズの構成は次のとおりです。見ていただけるとわかると思いますが、後半になるにつれてだいぶ適当になってます。題名含めて変わる可能性は大です笑

1 栄光の時代からの没落と復権
2 フットボールクラブのビジネス化~アーヴィング・スカラーの功罪~
3 ピッチ上での栄光か、経済的安定か~アラン・シュガーの苦悩と失敗~
4 栄光の復活を目指して〜レヴィ就任から2010くらい〜
5 ポチェと愉快な仲間達とその後の苦悩〜2011〜2020くらい〜
6 ノーザンバーランド開発計画
7 スパーズ新時代の萌芽と未来への考察
8 まとめ

 もう一度、声を大にして言いたいのですが、途中で辞める可能性はかなり高いです笑
 それでも構わないという奇特な方はお付き合いください。今回はとりあえず言い訳を残しておきたかったので、実際の内容は次回からということで…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?