土壌菌と土 その2-1
今日は物性と改善。についてです!
簡単に言うと「菌が土を柔らかくして、保水性を高めてくれる」という事です。その仕組みを書いてみますね。
土壌菌は分解者。
土壌菌の役割として一番大きい事は
「有機物の分解」です。
おさらいですが、有機物=微生物のエサ。土壌の話ではこれを鉄則にしましょう。
「おぉ!有機物があれば微生物が増えて、土が良くなるのね!!!」
と、思ってくれた方が行き着くのは
「有機物ってなに???」
ですよね。(僕がそうでした。笑)
土壌における有機物のお話をしていきましょう。
有機物って何だ?
これを一言で言うなら
「炭素を含む物質」です。Cです。
炭素がない物質は無機物と言います。
また難しい話ですね…
生き物由来のものは大抵有機物と覚えておけば、ほぼ問題ないと思います。ほとんど化学構造式にCが入ります。
だから、木の葉も有機物。糞尿も有機物。
人が作るものや石とかは無機物だったりします。
これがわかると、畑に入れて微生物のエサになるかどうかが判断できます。
だから、 soilとして畑の話をする時は
「有機物=微生物のエサ=炭素」
と一括りにしたらオッケーです。
畑には堆肥を撒け。という、誰もが良いと言うお話しは、微生物のエサを増やしたら良い!という意味があるんですね。
堆肥は肥料ではない。
注意点は「堆肥≠肥料」だという事。(肥料の定義を植物が直接吸収できるものとしています)
植物が直接吸収できるのは…窒素(アンモニアと硝酸でしたね)です。是非読み返してみてください。
そんなの肥料でいいじゃん!!!
という意見も出そうですが、土壌の話になると
「窒素≠炭素」
なので、ここはこだわります。笑
有機物の話はボリュームがあるので、物性のお話しはまた明日に。
今日も最後までありがとうございました!
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