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『君は初恋の人、の娘』読了感想


みなさんこんにちは、SoLs@です。
今年は急激な温度変化がありそうですね。みなさん、体調管理はしっかりとしてくださいね。

さて、読了感想ブログは第2回目です。
今回も、「#そるラノ」(Twitterの投稿用ハッシュタグ)に投稿した作品の感想を「より深く」書いていきます。

今回の作品は、「君は初恋の人、の娘」です。
GA文庫より2021年6月に発売されました。

それでは感想を書いていきます。
ネタバレは多少含むので、先に読みたい方は作品から読んでもらえると嬉しいです。

まずは「あらすじ」から。

「よければ……お礼がしたいです」
 社会人として充実した日々を送る一悟は、ある夜、酔っ払いから女子高生のルナを助ける。彼女は生き別れた初恋の人、朔良と瓜二つだった。
「お母さんを知ってるんですか?」
 ルナは朔良の娘で、朔良は死去していると知らされる。そして……。
「釘山さんは、心の中で慕い続けてきた、--理想の人だったんです」
 ルナが朔良から聞かされていた思い出話の中の一悟に、ずっと淡い憧れを抱いていたと告白される。
「私を恋人にしてくれませんか?」
『イッチの話はいつも面白いね』
 一悟はルナに在りし日の朔良の思い出を重ねて、許されない。止められない。二度目の初恋に落ちてゆく。
(単行本より抜粋)

純愛ストーリーが大好きな僕ですが、今回注目した点は、『二度目の初恋』というワードです。

最近の純愛物と言えば、同じくGA文庫様から刊行されている「カノジョの妹とキスをした」なども凄く面白かったですが、今回の作品は、まさかの「親娘」純愛なんですよね。
「いもキス」(※「カノジョの妹とキスをした」の略称)は「姉妹」純愛なんですが、僕は「親娘」純愛を今まで見たことが無かったんですよね。
今回登場する主人公の釘山は28歳の雑貨店店長で、ヒロインのルナは15歳の高校生。普通じゃ成り立つことは珍しいですよね。(これが成り立つのがラノベの醍醐味なのかもしれませんが)

それで、なぜ『二度目の初恋』にフォーカスしたのかというと、物語中で語られる釘山の「最初の初恋」が僕の心に残ったからなんですよね。

釘山にはかつて、朔良という幼馴染がいました。そして釘山は朔良に恋心を抱いていました。しかし、16歳の時に急に姿を消してしまいます。それから10年以上が経ってもなお、釘山は朔良のことを思い続けていたんですよね。「最初の初恋」が覚めてないタイミングでルナと出会うのってまさに「運命」だと思うんですよね。運命から始まる作品は多くありますが、「初恋」が覚めない中の「初恋相手の娘」の登場。機村先生のストーリー構成、展開に驚きを隠せませんでした。最高です。
『二度目の初恋』は普段のラブコメ、純愛作品では滅多に無いということ、そして、釘山の「最初の初恋」が覚めてない所で「初恋相手の娘」と運命的な出会いをする。これが凄く印象深かったです。

そして、気になるのが「今後の展開」
まだ「恋人」としては成り立っていない状況の2人ですが、この後どんな展開があり、どんな思いを抱くようになるのか。凄く気になる作品です。
2巻に期待です。

以上、今回は「君は初恋の人、の娘」の読了感想でした。

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それでは、また次の感想、ブログでお会いしましょう。
SoLs@でした。

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