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(栁下夏苗選手)2022 V・サマーリーグを振り返って

第1弾は、今シーズン加入した栁下夏苗選手に、先月開催された2022V・サマーリーグの振り返りをしてもらいました!

初めてのVリーグチームとの対戦でしたが、どんな印象を受けましたか?


初めてのVリーグチームとの対戦でしたが、全く歯が立たなくて悔しかったというよりは、Vリーグで戦うためにはもっとああした方がいいな、こうした方がいいな、という感覚の方が大きかったです。ただ、ブロックの高さやパワーなど、やっぱりVリーグはレベルが高いなというのは少なからず感じた大会でもありましたね。


サマーリーグの最終順位としては7位(13チーム中)でしたが、サマーリーグで見えた課題はありますか?


まだVリーグ(10月下旬開幕)に向けた準備段階だとは思いますが、ある程度リガーレらしさと言いますか、こういう流れになったら流れを掴めるなっていう部分が見えたと思います。逆に、個人的にもチームとしても課題に感じたところは、決めどころで点数を取れなかったところですかね。リガーレはディフェンス能力の高い選手が多いので、周りから見たらラリーが続いて良いチームに見えるかもしれませんが、逆に言うと決め切るタイミングを逃してラリーが長引いてしまっている時もあるんです。決め所を逃さず点数を重ねていければリズムも掴みやすくなって勢いが出ると思うので、そこの部分をチーム全体で共有出来たら良いなと感じました。


サマーリーグではベンチで見守る場面もありましたが、大きな声で仲間に声をかけていましたね。


はい(笑)。コートの中の選手だけじゃなく、ベンチの選手も1つになって戦うのがリガーレのカラーだと思っています。今までのバレーボール人生では、ありがたくコートの中に入ってプレーすることがほとんどでした。ですので、途中で交代されてベンチで見守るっていう経験は初めてでしたね。もちろん個人的にはスタートから使ってもらっていたので不甲斐なさや悔しさはありましたが、最終日絶対2勝しようという話も監督からあったので、そのために出来ることをしようと思いました。ベンチに下がって焦りや不安は考えませんが外から見て気づくことや学ぶこともあるので、今度コートに立った時にきちんと役割を全う出来るよう修正して準備していこうと考えています。

 

リガーレ仙台における栁下選手の役割は何だと思いますか?


私の役割は、点数を取ることだと思っています。実は、このチームに加入する前もリガーレ仙台の試合はチェックしていて、ボールが落ちない凄いチームだなって印象でした。だからこそ、皆が繋いでくれたボールを私が打ち切って点数を取ることが役割なのかなって自分なりに考えてプレーしています。試合によっては自分のパフォーマンスに波があることもありますが、自分の役割がハッキリと分かっているのでモヤモヤすることもないですし、どうやったら点数が取れるかを常に考えたりしますね。その役割を全うできるように日々練習しています。


栁下選手から見る「リガーレ仙台の強み」ってどんなところだと思いますか?


リズムに乗った時の勢いと、テンションがスゴイです。うるさいくらい(笑)。それと、ディフェンス能力の高い選手が多いので、やはり「つなぎ」の部分はリガーレの1つの強みだなって感じますね。あとは、みんな仲が良いですね。ただ私は加入して数カ月しか経っていないので「お友達」ではなく「仲間」として関係を築いていけるよう、もっともっとコミュニケーションを深めていければなって思っています。


日中はスポンサー企業で勤務しながらの活動ですが、モチベーションはどのようにして保っていますか?


大前提として、スポンサーの皆さまや応援してくださる方々のご支援、ご声援のお陰で私たちは活動することが出来ています。私の場合は雇用先である日専連ライフサービス様のご理解と熱いサポートのお陰で、社会人としても貴重な経験をさせていただいています。なのできちんと結果で恩返しがしたいですし、宮城県のスポーツを盛り上げる要素になりたいという想いや責任感は常に感じています。ですがバレーボールに対してはモチベーションという感覚がわたしにはあまり無いように思っています。試合で勝つために何をするか、何が出来るかを考えたり、日々の練習も趣旨や目的を理解した上で取り組みたいので、そういう意味ではモチベーションをあげるためにはとか、やる気を出すためにはという考え方をあまりしないからかなと考えています。

10月のVリーグ開幕までに意識して取り組むことは?


個人的には、点数の取りどころで決め切れなかった場面がまだまだあるので、Vリーグ開幕までにパフォーマンスを上げて調整をしていきたいと思います。長期間のリーグ戦は初めての経験になるので、心身ともに強化して臨みたいですし、チームとしても今以上に繋がりを強固なものにして闘っていきたいです。


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