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日用品としての洋服選び

同じ洋服を着ても、人によって全然違う印象を受けますよね。体型やコーディネートも影響するものですが、洋服はそれ以上に、着る人の表情や所作でかなり変わると思っています。

人の表情って、その人の性格や気持ちが出るもので、喜怒哀楽、いろんな感情が表情から伝わってきますよね。考え方や価値観も、外見や行動に表れています。言葉遣いやコミュニケーションの仕方も、その人の性格や考え方を表す大事な要素です。身体の動きや姿勢、他人との関わり方なんかも、その人の個性や考え方を示してるんです。そんないろんな要素が組み合わさって、人は自分の内面を外に表現してるんですね。それが、人それぞれ違ってて、個性や複雑さを感じさせるんです。

普段使いの日用品は、こうした内面すべてを映し出すもので、それがゆえに心地良く使えるものなんだと思っています。そんな視点で洋服を提案しています。

ただ、お店で提案する立場としては、表情や外見だけでお客様の性格や考え方を完全に判断できません。じっくり深く理解する必要があるんです。なので、当店では、お客様の表情や立ち居振る舞いを見て、生い立ちや暮らし方を尋ねながら提案しています。お客様がゆっくりお選びいただけるよう、基本的にお買い物の邪魔はせず、製品説明やブランド解説にとどめています。でも、もしこういった視点からのご提案が必要であれば、お気軽に声をかけてください。