最期を看取る覚悟をもって

二年前に中古の軽自動車を購入した。走行距離11万km超えの年老いた車。京都市内は狭い路地も多いし、自宅はバスターミナルが徒歩圏内。日常生活は自転車とバスがあれば不便を感じることはない。正直なところ、車には興味がないし、憧れもない。それなのに車を購入した。 一つ前に乗っていた車は、三速ATという低スペックのミニバン。畑をしていたころは毎日のようにポリ容器に汲んだ水を運搬してくれて、デパート催事の時には満杯に荷物を積み込んで高速を駆け抜け、通勤の足になってくれた時期もあり、親父