コレは凄い。芥川賞受賞作『コンビニ人間』[読書感想]
「なんだよ、このタイトルのセンスは」「よくある、フリーター経験の長い中年の私小説だろ?」と思って敬遠していた2016年上期芥川賞受賞作の『コンビニ人間』なのですが、いやはや、驚きました。傑作です。なんだこの小説は!?という新鮮な驚きを与えてくれましたので、ちょっと感想を。
「お話」としては、僕ふくめ皆様のご想像どおりというか、コンビニで長くアルバイトをしている独身中年女性の「生き辛さ」みたいなことなんですが、
・主人公含め登場人物のキャラクターがスゴい
・「おかしい