囲碁棋士の桒原駿さんという方の休場を伝えるニュースを少し前に見聞きしました。
休場という言葉だと伝わりにくいですが、実質 “廃業” と捉えるべきものなのだろうなぁ…と思います。ことの発端は伝統のある「本因坊戦」の規模縮小だった…とのことですが、囲碁界の先行きに赤信号が灯っている象徴なのかもしれず、今後への提言を含んだ内容なので、⬇にご本人のTwitter(X)への投稿を引用します。
⬇【手合休場】『桒原駿三段 | 棋士情報 | 囲碁の日本棋院』
⬇「本因坊戦」縮小を報じる昨年の記事
⬇とある方のブログ
自分なんか ごく最近囲碁に関心を持つようになっただけの人間で、現状、桒原さんのツイート (ポスト) にも言及のあった “観る碁” という立ち位置にいるような輩です。せっかく新しい追っ掛け対象を見つけた所ですから、これからも発展していってほしいなぁ…と思っています。
CSの「囲碁・将棋チャンネル」で昨日放送された『志田達哉特集』を見ることができました。
2012年に行われたテレビ棋戦「第21期 竜星戦 本戦Gブロック 最終戦」山田規三生 九段 vs 志田達哉 五段 (←当時) 戦。
NHKの囲碁トーナメントとは雰囲気が違いますし、まだAIも導入されていない時代なので、形勢については素人には全く分からず、或る意味自由に見られるような感じがしました。
『志田達哉特集』と銘打って放送するからには多分勝つのだろう…と思って見ていましたが、予想通り勝ちの場面を見られて、ちょっと涙ぐんでしまいました。
当時の志田さんは21歳だそうで、今とは雰囲気がまるで違うので面白かった。終始苦しそうな顔のまま推移し、笑顔の出るような場面は無かったように見えました。
画面はほぼ盤面のみを映し、棋士の様子はさほど映りませんでした (ちょっとつまらない) 。志田さん、集中すると物凄い前傾姿勢で盤上を見るので、終局近くになるに連れ、画面に後頭部が頭上から何度も映ってちょっと笑ってしまいましたし、又その画面から僅かなミスも許されない…という緊張感も伝わってきました。志田さん、今は眼鏡を掛けておられますが、この頃はあまり視力の良くないまま、手合いに臨んでいたのでしょうか・・・。
昔の貴重な対局を見られてとても良かったです。中身については正直相変わらずチンプンカンプンですから、もっと勉強しなくてはなりません。
※[追記]⬇
本日、5月6日の「天元戦 本戦 2回戦」のAIによる勝率判断のグラフ(志田さんは白番で、二目半勝ちでした✨)