書評:伝わる文章が『早く』『思い通り』に書ける87の法則

タイトル:伝わる文章が『早く』『思い通り』に書ける87の法則
著者:山口拓朗
出版社:明日香出版社

なぜ読んだ

先日読んだ、アウトプット大全にこの本が紹介されていたため

気付き

人はイメージしやすいものに興味を持ちやすく、イメージしにくいものは興味を持ちにくい

文章は読む人の自己解釈に依存する
→読む人に自己解釈させないという気持ちが伝わる文章には大切

→他の解釈のしようがない書き方にする!

感想

とにかく伝えたければ相手にイメージしやすいように伝えて、興味を持ってもらうこと。
具体的な情景描写や心理描写を用いて読み手にイメージさせる

ex.オムライス→人気オムライス→懐かしい洋食屋さんの味!ふわとろ卵のオムライス→北海道産たまねぎがジューシー!ふわとろたまごのオムライス

書き方のルール的なものは、自分が感覚的に分かっていたことが言語化されていただけであった。そのため新しい発見はなかったが、感覚を言語化して理解することでより深い理解になった。反面、面白みには欠けたため夢中で読んだ訳ではなく、半ば義務的な読書になってしまった。

相手の信頼を勝ち取るには、相手の期待を上回るものを差し出す

メールの返信は受動的なアクションであるため、相手の期待を超える機会のチャンス。対面でないから比較的準備ができる。
あとは相手のノリに合わせた対応も必要。ノリにはノリで返してみる。メールのやり取りも画面の向こうは生身の人間である。

お誘いをもらったとき、出欠を迷ったら欠席の連絡をしておいて、出席の意思が明確になった時点で改めて連絡するのがベター!!逆は最悪!!

当たり前と言われれば当たり前だけど気づいていなかった。。
これは活用したい。。

ターゲットが明確であり、目的が明確であれば伝わる文章が書けるりターゲットが不明確であり目的が不明確・ずれていては相手に伝わらない

→仰る通り。。誰に何を伝えたいのかは常に自問自答して磨き上げていきたい。

ハイライト

目的を持たずに文章を書くのは、地図を持たずに旅に出るようなもの。

読む人のニーズを把握できていない状態で書き始める文章は自己満足な内容になりがち

文章を書くときは読む人の反応をこちらから決める。狙いたい反応に向けた文を書く。劇作家になった気持ちで。

文章で大切なのは絵と同じく一度ザッと書くこと。
文字数を気にせずざっと書いた後に推敲、校正して文章の精度、解像度を上げていく!

文章を削る作業とは、文中に盛り込まれている情報を見比べて、重要性の高いものから順に残していく作業と言い換える事ができる

修飾語の順番
長い修飾語は先、短い修飾語は後にする
節は先、句は後にする
大きな状況は先、小さな状況は後にする

ダメ文
壊れた娘のおもちゃ
→壊れた が、娘 と おもちゃ を修飾してしまっている。
 


修正文
娘の壊れたおもちゃ

抽象と具体の表現テンプレート 
具体的な表現→つまり(接続)→抽象的
抽象的な表現→例えば(接続)→具体的

これらを理解すれば、対面で身振り手振り交えて説明するときにも役立つし、特にメールで活用したい!!

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