仕事辞めてから始めたこと スポーツ編

仕事辞めてから始めたこと スポーツ編

先日、スイムランという競技に出場しました。
読んで字のごとく、泳いで走ります。
昨年初めて参加し、今年で2回目の出場でした。

高校まで剣道をしていました。
元々体を動かすことは好きなので、前の職場では、野球、フットサル、バスケ、バドミントン、マラソン、ゴルフ部に所属していました。
どれもこれも初心者でしたが、同じ職場の仲間だけの同好会的な、ゆるく楽しむ雰囲気のものばかりでした。
知り合いを増やすのにも好都合でした。

スイムランは、基本的に泳げないと参加できません。危険です。
私は泳げませんでしたので、自分がスイムランに出場するようになるとは夢にも思っていませんでした。

退職すると自動的にスポーツをすることがなくなりました。
新聞配達も始めたので、夜に練習に外に行くのもしんどかったということもあります。

さらに、新聞屋を開業した直後、ストレスで一気に太りました。
今まで太ったことがなかったので、数カ月で2割も体重が増加し、「やばい。」と焦りました。
52キロくらいが、2か月で65キロくらいになりました。
ストレス、寝不足で過剰にご飯やお菓子を食べてしまっていました。

その上、登録していた骨髄バンクから、「あなたの骨髄提供を待っている人がいます」と連絡があり、私の血液検査史上最悪の血液をバンクへ送りました(本番の前段階の検査です)。
「こんな最悪の血液、骨髄を提供するわけにはいかない!」と、考えた末、「運動をしよう。水泳にしよう」と決めました。

なぜか?
①チームメイトが不要
②平日昼間でも一人で練習できる

この二点が理由です。

当時私は、クロール(らしき泳ぎ方)で、25メートルくらいしか泳げませんでした。言い方を変えると、クロールで2分くらいしか泳げませんでした。
そこで、レッスンを受けることにもしました。
クラスメートは女性、皆さん推定60代以上でした。
コーチも女性。
料理教室と同じ状況(笑)

平日昼間に30代男が来たものですから、最初は妙な空気が流れましたが、そのうちに、「新聞屋をしている」とか、「家が近所」とか、「娘さんが知り合い」など、打ち解けて、親しくして頂いています。

始めた当初は、とにかく血液の検査値改善でした。
子供も水泳を習わせているので、週3回くらい通い、何とか骨髄提供の時までにはいい状態に持っていけました✌

その後、水泳を続けるモチベーションがなくなってしまわないように、コーチ、クラスメートの皆さんに、「スイムランに出ます」と、宣言しました。
当時、5分くらいは泳げるようになっていたのですが、やはり、まだまだ参加するには危険なレベルでした。
40分くらいは泳がないといけません。

話は変わりますが同じ頃、脳科学に興味を持ち始め、たまたま松江で茂木健一郎さんの講演を聞きにいき、「ちょっと無理な目標を設定してクリアしていく」ことを実行しようと言われたので、ならば自分の今年の目標はスイムランだと決めました。

それを公言して以来、水泳のコーチの私への練習メニューも厳し目に格上げ(笑)
しかしながら、「できるかなあ」というレベルだったのが、不思議なもので、大会前には、「もしかしたらイケるかも」というレベルになりました。
結果、完走。
それが去年の話。

今年は去年よりも距離が2倍のロングの部(これも、今年の初めには参加するには危険なレベルでした)へ参加。
何とか泳ぎ切ることができました。
ちょっと無理な目標を設定すると、案外できるようになるもんだなと感動しています。

何が言いたかったかというと…
仕事辞めてから団体スポーツや、相手が必要なスポーツをしなくなったけれども、一人でできる水泳に救われました!
というお話しでした。

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