子どものひとり時間を放置できる朝

正月。子どもに朝の支度を急かさずに済む朝は幸せである。一緒に寝ている次女は、「まだ起きないで、本読んでていいから♡」と耳元で囁く。子供部屋では、家族皆が朝食を食べ終えても、気にせずベッドの中で本を読んでいる長女。

吉本隆明の「ひきこもれ」という本で、彼が子育てで意識していたこととして「子どもが集中しているときは、それを続けさせるようにした」といったことを書いていた。たしかに、そういうひとり時間に子どもは大きく成長している気がする。一方で、それってすごく難しいことでもある。「もうご飯だよ」「お風呂入るからあと10分でそれやめてね」「もう帰るよ」などと私が中断すること、1日に10回はあるのでは。いや、20回はあるかな。

だから、こういう予定のない日の朝は大好きだ。それでも、「そろそろ着替えて○○しに行こうよ」と言ってしまうのだろうな。

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