ヤングキャッスルの営業について

今日は朝からしとしとと、音のない静かな雨が降り続いています。水煙にかすむ山、濃いグレーに濡れたアスファルトなど、あらゆるものがその周辺の音を吸い取っているようです。

さて、先日ヤングキャッスルを支えてくれるスタッフと11日からの営業についてしっかり話し合いましたので、その旨をご報告いたします。

【休業期間を延長し5月31日までとします】

飲食業として考えると可能な限り早く再開してほしい、またはテイクアウトなどに取り組んでみては？というありがたいお声もいただいておりますし、可能であれば再開したいとも思っておりますが、何より新しくなったヤングキャッスルは「人が集う場所」をその第一目的としています。その一番大きな目的を大切に考えると、受け入れる側とそれを支える家族の安全、そして来店くださる皆様が安心して集まることが出来ない、この非常事態宣言下で営業を再開するという結論には至らない…というよりは「自分たちが大切にすることを守るためにはいまこの状況下で再開はない」という意見が図らずとも一致しておりました。少なくとも休業措置を今月末までとし、その中で事態の推移を見守るとともに、緊急事態宣言が出ている以上その措置がある程度緩和されるまでは休業の措置を続けたいと思います。月末よりも早く宣言を含めた事態の緩和なのどの措置が発表となった場合は改めて再開の日を検討いたします。

何より自分たちが気持ちよく訪れる皆様を迎えないのであれば、やはりこの場所を生み出したそもそもの意味も、この場所を維持する意味もないと感じております。こうした決断をすることは苦しいことでもありますが、どうか皆様のご理解を頂けたら幸いです。まだしばらく休業の期間が続きますが、どうか皆様健やかにお過ごしください。