ストーマから大腸内視鏡検査
わたしはストーマ保有者(人工肛門)
直腸がんで肛門を切除したためです。
そのままだと便が垂れ流しなので
袋を貼り付けております、これが
パウチといいます。
今回はストーマから大腸内視鏡検査
いわゆる大腸カメラの検査をします。
術後1年で腸内にがんが再発していないか
確認するためです。
はっきり言って
こわい!
しかし
再発がないかを調べなければいけません。
ではストーマから大腸内視鏡検査
一部始終です。
検査前日、23時
眠前にピコスルファート(下剤)
10mg服薬。
ラキソベロンいうやつで、10mgというのは
相当な量です。
だいたい、7時間くらいで効くそうですが…
朝の5時
腹痛がありましたがまだいっぱいではない。
5時半
パウチより排出。
おー、ほんとに7時間くらいで出た。
夜間、パウチがうんちでいっぱいになり
爆発するかなと思いましたが
大丈夫ですね。
9時45分
ニフレック服薬開始。
2リットルを2時間かけて飲みます。
味は…甘くもなく独特の塩味を感じます。
さて、いつかは効きはじめるか
服薬60分経過
明らかな水様便を確認できました。
一気に満タンにはならず。
排出(1回目)
どんどんでてくるよ。
トイレにこもらなくてもよいことを
考えると楽です。
70分経過
排出(2回目)
パウチ内の便が水様便で流され
中が見やすくなってきました。
定期的に水道の蛇口をひねったかのように
水が出てきます。
なんの痛みもありません。
80分経過
水がわんさか出てきます。
ニフレックももう飽きてきました。
たくさん飲むので少し吐き気が。
これはわたしが空気を一緒に飲むからで
ゲップとともに少し解消できます。
90分経過
パウチより排出(3回目)
ニフレックもう飲みたくないです。
そして嘔吐。
一気に飲みすぎた!
病院に連絡すると
「みんなよく吐かれるので、ゆっくり最後までがんばっと飲んでください。」
飲み続けろという指示が。
「1.6リットル飲んでるから、もういいでしょう」
という甘い返答を期待していたのですが…
飲みますか。
あと、これだけ。
ちびちび飲むか。
日本酒のようなペースで。
あ、もう制限時間越してる。
120分経過
まだ200ミリリットルはある。
もう無理だ。
なぜかお腹は減っている。
パウチの中はストーマが見えるほど
透明になってきました。
ほんまにまずい。
130分経過
残り100ミリリットル。
それよりもパウチからもれないかな。
140分経過
パウチより排出(4回目)
飲みきった!!
準備完了。
160分経過
パウチより排出(5回目)
あとは
ストーマから大腸カメラに挿入が
2時間後です。
病院へ到着。
検査着に着替え
いざ。
パウチはハサミで切られて
ストーマを露出。
先生がカメラをもち…
挿入。
お尻から入れられるより
20倍楽です。
カメラが体内へ。
異物が腸内を這いずりまわっているので
重い感じです。
狭いとこを通るときに若干の痛みあります。
しかし、おそるるに足らず。
「はい、終点でーす。ここから小腸なので
空気を入れながら診ていきます。」
と医師。
わたしは
「うー、おー、」など低い奇声を発しながら
手をグーパーさせていました。
「え?痛いんですか?」と医師。
「いや、こうやってると気が紛れまして」
とわたし。
自分の腸内をリアルタイムでみていると
『あれは!なんだ!』と
おできのようなものを発見。
医師に聞くと
「ごはん粒です。」
『ごはんつぶ…、よかった』
ただ、なぜか腸内に取り残された
ごはんつぶを
見られるのがなぜか恥ずかしい。
「はーい、そろそろ終わりです。」
何事もなく終了。
【リザルト】
大腸内視鏡検査
不快感を10店満点であらわすと
ストーマから 3/10点
お尻肛門から 6.5/10点
お尻肛門から 20/10点
※放射線治療後、腸炎中ver.
現場からは以上です。
ストーマから大腸内視鏡検査を受けられる方
の参考になりますように!
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