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【訪問リハビリ】セラピストが悲しくなる瞬間

訪問リハビリで

こんな福祉用具を使ってみては?

生活にこんな運動を取り入れては?

こんな活動習慣を取り入れては?

等、色んな提案をすることがあります。


できるだけ

心身を健康に向かうよう

安心安全に生活ができるように

することが目的です。


たとえば…

環境を変える提案

座椅子から普通の椅子に変えませんか?

ベッドの位置を変えませんか?

杖ではなく歩行器はいかがですか?

手すりを増やしませんか?


生活を変える提案

新聞受けに新聞を毎日取りに行きませんか?

ヘルパーさんと一緒に家事をしませんか?

こんな方法ならお風呂に入れますよ

電動カートを使えば買い物にいけますよ


などなど。


提案の受け取り方は様々

こういった提案は

生活が変わるストレス

できるかな、という不安

環境が変わるストレス

今まで通りにできなくなったという絶望感

蜘蛛の糸のように感じる人もいれば

積極的に変えようという方もいます。


リハビリ職の提案を受け入れる・受け入れないの自由

提案を受け入れる受け入れないは

セラピストと信頼関係

老化する自分の身体には合わせて生活をしようという気持ち

あきらめの気持ち

回復への期待(時に過剰な)

人の目を気にする・しない

家族の同意

性格

金銭

などが本人の判断材料になると

考えられます。


セーフティゾーンへ引き上げる提案

ですが、明らかに「この提案だけは受け入れてほしい!」というものもセラピストは持っていたりします。

歩行器を使わないと転倒してしまう
生活の中でこの活動だけはキープしないと寝たきりになる

などギリギリのラインからセーフティゾーンへ引き上げる提案です。


それでも、提案を受け入れない方はいらっしゃいます。

そんなとき、予測通りの未来が現実になったりします。

転倒・臥床時間が長くなる・痛みが強くなる

このときのやるせなさといったら…。

提案を受け入れてもらえなかった

セラピスト側の力不足といわれれば

それもありますが…。

どうにもならないこと、も訪問リハビリではあったりします。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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