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【大会展望②】第104回全国高等学校野球選手権 福岡大会(E~H)

こんにちは、「高校野球と共に生きる」です。

7月3日に開幕する第104回全国高等学校野球選手権福岡大会。前回のA~Dブロックに続き、残るE~Hブロックの展望をご紹介したいと思います。今回も昨日と同様に、(※)の入ったチーム及び選手は、過去にTwitterで投稿した動画とセットでご紹介いたします。

【Eブロック】連覇を狙う西短の優位揺るがず、北筑が追随

Eブロックのトーナメント表です。

春季福岡大会を制し、九州大会でも準優勝を飾った西日本短大付(※)が夏連覇を狙います。重みのある速球が武器のエース江川くんの安定感が増し、今田くん、山口くんなど、昨年甲子園を経験した選手が多く残ります。特に2年生ショート江口くんの守備は一線級で、球場に足を運ぶ価値アリだと思います。秋季大会ベスト8、春は勝ち進みながら途中辞退となった北筑も、最後の夏に上位進出を狙います。5月の北九州市長杯でベスト4に入った折尾も、堅実なプレーが光る好チームで注目しています。

【Fブロック】本命・飯塚を追いかける自由ケ丘、福岡、小倉

Fブロックのトーナメント表です。

プロ注目の長身エース白濱くんを擁する飯塚が本命でしょうか。部内不祥事によってシードは逃したものの、例年打撃陣も強力。従来の力を発揮できれば、優勝候補の一角といって間違いありません。スラッガー冬木くんを中心にした打撃陣に破壊力がある自由ケ丘、今シーズン唯一秋春連続でベスト8入りしている福岡も注目。さらに、北九州市長杯で自由ケ丘に勝っている小倉や、ここ数年は低迷しているものの地力のある東福岡など、このブロックはどこが抜けてもおかしくない注目のブロックです。

【Gブロック】強打の東海大福岡に、大牟田、久留米商が食らいつく

Gブロックのトーナメント表です。

春季大会ベスト4、福岡中央地区大会も制した東海大福岡(※)が本命でしょうか。今季のチームは2試合観戦しましたが、上位から下位まで切れ目がなく、打撃練習しかしていないんじゃないかと思うくらいよく打ちます。特に生田くん、福岡中央地区大会だけで4本塁打を量産。4番で投手も務める入江くんも投打にレベルが高く、個人的にも注目しているチームです。筑後大会を制した大牟田や、毎年安定して好チームに仕上げてくる古豪・久留米商なども力があり、この3校を軸に展開していきそうです。

【Hブロック】群雄割拠、今大会最大の激戦ブロック

Hブロックのトーナメント表です。

今大会のトーナメントを見て一番激しそうだなと思ったのがこのブロックです。注目のエース木口くんを擁する筑陽学園(※)、三振を量産するエース左腕・田端くんを擁する折尾愛真、強打者が並ぶ沖学園と、ここ数年で甲子園の土を踏み安定感のあるチームが集中。さらに九産大九州香椎など実力のある高校が並んでいます。筑陽学園の江口監督、九産大九州の森崎監督は共にこの夏を最後に勇退が決まっており、ラストイヤーを少しでも長く過ごしたいという選手たちの意識も影響しそうに感じています。

がんばれ、福岡の高校球児たち!

ということで、2回に渡ってこの夏の福岡大会の展望をご紹介しました。今年の3年生も、当時1年生だったとはいえ、コロナ禍によって人生で5回しかない甲子園出場のチャンスのうち1回を奪われた世代でもあります。1年生のときに3年生が流した涙を直接見ている世代だからこそ、高校野球ができる喜びを深く実感していると思います。最後まで油断せずに感染対策を取りながら、この夏の大会を迎えられることを願っています。私も今から開幕が待ち遠しくてウズウズしています。皆さん、ぜひ球場でお会いしましょう。

「高校野球と共に生きる」は、懸命にプレイする球児たちを、どんなときも応援しています。



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