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【2024年4本目】さかなのこ

2本目は、映画館で友人と観た「52ヘルツのクジラたち」だった。
町田そのこさんが好きで、原作は読んでいた。今書いていて、私の町田そのこさんの入りは52ヘルツのクジラたちだと思っていたけど、タイトルと表紙に惹かれた「夜空を泳ぐチョコレートグラミー」の文庫だったことを思い出した。

原作は、良かったなと思ったし感動したけど、正直内容をよく覚えていなかった。映画を観ていてだんだん思い出した。
でも暴力の描写などが映像だとあまりにも生々しくて、主人公のからっぽさと自分が重なる部分があって、辛くて、もうほぼ目を閉じていたし、1人で観ていたらもう映画館を飛び出していたと思う。とにかく辛かった。

そして3本目は、ちひろさん(再)。本なら再読って言うけど映画はなんて言うんだろう。
ちひろさん、大切な作品だなあ。大切にしよう。
孤独を孤独のまま抱きしめられるちひろさんみたいになりたい。

4本目、本題、「さかなのこ」。
モデルになっているさかなクンさんとは少し関係がある大学生活を送ってきたので、公開が決まったときから観ようと思っていてやっと観た。
おがさわら丸の帰りの船内で。

1番の感想は「お母さんがすげえ」でした。
さかなクンはとがりすぎていて、魚に特化しすぎていて、今ではすっかり有名人だけど、そこまでの道のりは想像した以上に波乱万丈で。
普通でないミー坊(さかなクン)を普通にならなきゃと思わせず、普通じゃないまま育て上げたお母様に尊敬が止まりません。
人を育てるというのは本当に難しいことだな。
忍耐力と長期的な視点が必要だ。

「普通」という言葉は劇中に登場していたから使ったけど、普通ってなんだ。私なりの答えは、「多数派であること」
私はずっと普通にならなきゃと思って生きてきた。
そんな私はミー坊のことが羨ましいと思った。

「好き」のエネルギーは凄まじい。
私は妄想癖があるので、よく脳内子育てシュミレーションをするのだけど、自分の子どもが毎週水族館に行きたいと言ったら絶対に付き合ってあげたい。美術館でも動物園でもなんでも。
子育てすることになったら思い出してね、私。

あとは、ヤンキーかわいいなっていうのと、のんちゃんはすごいな。



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