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人から「教わっている」ときは「守る」ことに全力を尽くす。

みなさん、こんにちは。
本日のテーマは勉強するときの重要なスタンス「守る」についてシェアします。

人から何かを教わるとき、学習するときにですね。
このスタンスを身につけておかなければ、大変です。

一生懸命、勉強して学んだとしても、成果を上手く出せなかったり、結果が出るまで時間がかかるようになります。これは、非常にもったいない!

基本的に人が勉強するのは、成果を得るためです。

勉強とは、そのために行われる営みだと、僕は認識しています。
勉強して手に入れた知識で、現実を変えてやりたい、何かしらの結果が欲しい。
こんな気持ちをもっていませんか?

それなら出来るだけはやく成果を得た方が嬉しいですよね。
*結果がでるまでに、余計な時間がかかったら、やる気もなくなっちゃいますし。

この勉強による『成果』を素早くうけとれるかどうかは、今から話す『守る』がちゃんとできているかどうかに全て掛かっています。

今回のnoteでは『守る』ということがめっちゃ大切ですよ!
っということを、いろんな角度から解説していきます。

具体的な勉強方法よりも、教えを「守る」ことが何より重要!
自己啓発セミナーみたいに聞こえるかもしれませんが、本当に大事です!

今回は、このことについて、説明していきたいと思います。
勉強で成果を得たい人は、ぜひ最後までご覧になってください。

それでは、今日もよろしくお願いします。

『守る』ところから勉強がスタートする

誰かに師事するとき、日本古来より伝えられている「守→破→離」という概念があります。

以下、Wikipediaの解説を引っ張ってきます。

Wikipedia
「守→破→離」

詳細
修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。

師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。

さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。

このようにして新たな流派が生まれるのである。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/守破離

何かのスキルを身につけるとき、先生の教えを「守る」ところから始まります。

この考え方は、武道とか芸事だけの話ではありません。
人から何かを教わるという所でいえば、仕事の研修などにも当てはまります。

基本的には、人から何かを教わるとき、知識もなければ、経験もありません。
自分が「わからない」から「わかる」人に教わって勉強するんだと思います。

それで、ですね・・・

ほとんどの人は、最初は、先生のいう通りにやるんですよ。

せっかく時間かけて、自分に教えてくれてる人がいるわけですからね。
その気持ちには、なるべく応えてあげたいのが人情です。

けれど、だんだん教わったことに、慣れてくると・・・
自己流が介入してきます。

ずっと同じことを繰り返せば、自分のスキルが上達してくるので。
教わったことを「守る」という意識が甘くなっちゃいます。

僕も、仕事でも、車の運転でも、料理のレパートリーを増やすなど。
先生から教わってから、最初だけ、その通りのやり方でやっていました。

それが、気づいたら、いつの間にか自己流になっていたんです。
みなさんも、誰かに教わったことを実践していて、自己流にやるようになった。

そんな経験はありませんか?
これが、冗談抜きで、マズすぎるんですよ。

次のトピックでは、僕の失敗した体験談を紹介します。

自動車の運転を教習所で習った時のはなし

これは、僕が高校を卒業したころの話です。

当時は、割と田舎の方に住んでいて、自動車がないと移動が不便でした。
そこで、自動車の免許を取ろうと、教習所に通っていたことがありました。

教習所の先生から、エンジンの掛け方、自動車の乗り込みかた。
左折、右折のときに注意すること。交通ルール。

運転に必要な技術、知識を叩き込まれます。
まあ、そうしなければ、危ないので割と厳しめに指導されますよね。

この時にですね、教習所の教官と一緒に乗り込んで、今のココがダメだった。
さっきのブレーキのかけかたは上手かったなど。
フィードバックをもらって、練習を繰り返していきます。

そうやって、最初は覚えられなかったり、失敗もたくさんしました。
けれど、少しずつ、共感から教わったことができるようになって、最終的には無事に卒業(合格)できました。

自動車学校、卒業後の運転は・・・?

さて、問題はここからです。
卒業してから、僕は1人で運転するようになりました。

最初は、おっかなびっくり、先生から教わったことを守って、意識して運転できていたと思います。

それが毎日、毎日、自動車に乗っているうちに、運転することに慣れてしまったんです。最初はもっていた緊張感も薄れ、先生から教わった細かなことを守らないようになっていったんです。

教習所で学んでいたときは、1つずつ動作を丁寧に行なっていました。
それが、なんということでしょう。

先生の元から離れて、独り立ちしたときに、気づいたら自分の好き勝手に運転するようになってしまいました。悪い意味で緊張感が薄れ、危機意識が欠如していく。そうやって、自己流の運転に慣れてしまう。そんな自分がいることに気づきました。

今はもう街中に住んでいて、交通の便が良いので車は運転していません。
自動車がなくても生活に困らないので、もう運転することはないんじゃないかと思っています。

幸いなことに、事故に繋がるようなミスは起きませんでしたが、それは運がよかっただけなのかもしれません。あのまま、気が緩んだ状態で、自分の運転を行なって
いたらいずれ大きな事故を引き起こしてしまったかも・・・

そう考えると本当に恐ろしい話です。

初手から教えを「破る」のは危険です

次にもう1つだけ、僕がちゃんと守れなかった事例を紹介します。
いま、このnoteを執筆している「きっかけ」になった出来事かもしれません。

この自動車学校の事例は、「最初の方」は教わったことを守ってました。

途中で教わったことを「破って」しまいましたが。
まるっきり「守らなかった」訳ではなかったので、まだ、良かったです。

今から紹介する事例は、完全に初手から教えを「破る」方向で動いてしまったんです。

最初から教えてもらったことを無視した事例を紹介します。

初心者にもオススメの「Mind Map」アプリを紹介されて

こちらのノートで「Mind Map」のおすすめツールを紹介しました。
実は、僕も一番使いやすい「アプリ」としてある方から、教えてもらった情報だったんですね。

その教えてくださった方は、仕事がすごいできる方で、「Mind Map」というツールを効果的に使うことができる人なんですよ。

勉強、趣味、人生、あらゆる場面で10年以上使い続けた方の「お勧め」が「XMind」というアプリケーションでした。

初心者の方でも、手軽に始められて、操作感も簡単です!
その口コミを聞きました。

ここで、僕は何を思ったのか・・・葛藤しました。
ぶっちゃけますと、僕はすでに有料の Mind Mapのソフトを使ってました。

だから、新しいのをインストールするのがめんどうだなぁ〜っと思って、迷ってたんです。

別に「Mind Map」なんて、どれ使っても同じだし、今使ってるやつで作っても大丈夫やろ。そうやって、勝手に自己判断して「XMind」入れてませんでした。汗

最初から自己流を発揮するな!

これが完全にヤバい思考です。

こんな風に、自分で勝手に自己流で教わったことを受け取ると、のちにとんでもない差を生み出します。

たしかに「Mind Map」のソフトはどれ使っても、似たようなものです。

だけど、問題なのは、新しいことを教わろうとしている最初から、無視する。
言われたことをそのままやるんじゃなくて、いいとこ取りしようとする。
このスタンスはガチでヤバいです。

ちなみに、これは、過去の僕に向けて書いています。
と言っても、つい最近のはなしですが。汗

幸運にも、僕は今回の話を教わることができたおかげで、教わったことを徹底して「守る」方向に路線を変更できました。

「わかったつもり」が一番こわい

教えられたことを、そのまま守るというのは意外と難しいです。
どうしても自分の解釈が入ってしまうので、ちゃんと受け取ろうとしても、わかったつもりになっちゃうことがあるんです。

自分の解釈と教えてくれた人の解釈がズレる。
そうすると、全然違った結果になります。

これは、伝言ゲームみたいなものです。
最初の1人目と最後の人で、伝言の内容が変わってしまう。

メッセージが伝聞するうちに、発信者の意図と違った、受け取りかたがされる。

その結果・・・最初の人と、最後の人で、全然違う内容が伝わってしまう。
これって、1人1人の認識のズレが原因なんです。

間違い探しの達人を目指そう

先生から教わったことを、そのまま受け取る。
言葉にすれば、簡単そうですが、これは意外と難題です。

人間の脳は、自分の都合がいいように情報を取捨選択する機能が備わっています。

なので情報をそのまま受け取るということは難しい。
…難しいんですが、あえて意識できることがあるとすれば、

小さな”差”に敏感になることです。
先生と自分の”差”をたくさん探しましょう!

→また、自分で問いを立てて、考えることも重要です。
下記のように、自分で思考するのも大事。

・本当に、先生の「言いつけ通り」に出来てるのだろうか?
・自分と先生との違いを生み出す”差”はどこにあるのか?

自分と先生は、一体どこで結果に違いが出ているのだろうか?
『先生と自分の間違い探し』をしましょう!

小さな”差”の積み重ねが、大きな成果の違いになっています。
小さな”差”を見つけて、それを埋めていく。

これが、勉強するってことなのかも・・・?

そのまま素直に受け入れて実践する

基本は、先生に対して従順になるぐらいがちょうどいいです。
先生から、教えてもらったアドバイスは素直に受け入れましょう!

最初の段階は、とくに下記方針を順守しよう!

1.確認する(しっかりと、丁寧に)
2.徹底的に守る(10言われたら10守る)

誰かに師事するとき、自分の意見、考えは不要です。

生身の先生の場合は、考えがあってアドバイスをくださる場合がほとんどです。
生徒にとってのベストを考えて、教えてくれています。

それを、自分のフィルターを通して、始める前から「破る」のは危険です。

それによって、結果が出るまでに時間がかかったり、成果が出なかったり。
そうなったら、勉強のうまみが得られませんから。

この人になら、という人を見つけて信じてついていく。
これが絶対に外してはいけない「学び方の姿勢」です。

先生の教えを守れなかったら・・・?

ここまで、徹底的に「守る」ことの重要性について書いてきました。
人間には認知の機能があり、解釈のズレから「わかったつもり」に陥るかもしれない。

そういったこともお伝えしました。
こういうお話を聞くと、こんな考えが出てきませんか?

「うわぁ・・・なんか、間違えたくないな。」
「失敗したらどうしよう」
「言われた通りにできてるのかな?心配だよ・・・」

これまでの話を総合するとそう思っちゃうのも致し方ありません。
でも、安心してください。大丈夫です!

ちゃんと解決策はあります。
次は、そのことについて説明していきます。

失敗しても大丈夫です!

結論から書くと、失敗してもOKです。
大丈夫です、安心して間違ってください。

・・・はい?
一体、それのどこが解決策なんですか?

みなさんが、そう思われるのも理解できます。
でもですね、一回冷静になって考えてみてくださいよ。

例えば、なにか仕事でミスをしたとしましょうか。
どうなりますか・・・?

仕事で失敗したら、何が起きる?

おそらくですが、上司に怒られて、注意されますよね?

それで、まあ、もしかすると上司からの評価が下がってしまうかもしれません。
今後減給されたり、なにか昇進に影響が出たりすることはあり得そうです。

失敗したことで、不安や心配の感情が溢れてしまう。
これは、すごい気持ちがわかります。

こんなことを偉そうに書いてる僕も、おそらくテンパってしまうと思います。

だけど、ですよ。
時間が経ってみると、自分の失敗なんて、案外たいした影響はありません。

失敗したからって死んだりすることはないです。
ほとんどのミスは、いくらでも取り返しがつきます。
その場の感情が、怖がって、そう感じているだけです。

失敗したら、方法が間違えてただけなので修正すればいいんです。
たった、それだけ。本当に、ただ「やり方」を見直せばOK。

感情と事実を切り分ける

失敗したというのは、ただの事実です。
自分の方法、取り組み方を間違えちゃっただけです。

有名な天才発明家の言葉で、トーマスエジソンの言葉でしたか?
彼は、電球を発明していて、上手くつかなかった時に、こんな言葉を残しました。

失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ

失敗=自分がダメじゃないです。
失敗して、間違えても全然、なにも問題なし。

あとから、改善すればいいだけですから。
失敗というのは、ただの「データ」なんでね。

失敗したおかげで、上手くいかない事例が手に入ります。
成功しない方法がわかるので、それをやらなきゃいいだけ。

これって、ちゃんと前進してますよね?
こんな感じで、失敗に対して、あんまり重く捉えすぎない方がいいです。

失敗になれる「行動しなきゃ成長しない」

失敗を恐れて何もチャレンジしない。

行動しないという選択をとってしまうこと。
言うなれば、これこそが最大の失敗です。

当たり前ですが、やらなきゃ失敗はしません。
でも、挑戦がなければ、そこには成功も生まれない。

成果を得たいから、先生に指示を受けて勉強しているハズです。
自分の未来を少しでもhappyにするために、今の自分が頑張ってる。

じゃあ、行動するっきゃないでしょう!
より良い未来を掴みたいなら、なおさらね。

そのための学習であり勉強です。

せっかく、今頑張って努力できてるのに、独りよがりになって自己満足で終わるのは、とても悲しいです。

・失敗しながらも、少しずつ前に進んでいく道。
・失敗が嫌だから、諦めて元きた道に引き返してしまう道。

どちらを選ぶのが、あなたにとっての幸せでしょうか?
いま一度、真剣に自分の選びたい未来を考えてみませんか?

自分で「考えて」今できる「最善を尽くす」

もう、成長するためには、これしかありません。

まず、言われた通りにやってみるだけです。
それが間違えてたら、あとで改善すればいいんです。

やったらダメな間違え、失敗という経験が手に入るんですから。

その経験は、他の人に話す時にも使えますし、もう次は同じミスを犯さないように対策を練っておけばいいんです。

自分で試行錯誤して、今できるベストを尽くす。
その試行錯誤の過程で、自分と先生との差を埋めていく。

これが、成長への近道です。
自分が成長すれば、そのぶんだけ得たい結果へ前進します。

【余談】羽生結弦選手のマインドセット

羽生結弦選手は、一流の中の超一流のアスリートです。
オリンピックでメダルをもらえる、つまり世界一のプレイヤーな訳ですよ。

そんな彼ですが、練習中に何度も、何度も転んでしまうそうです。

え・・・?
そんな金メダルもらえるぐらいの選手が転ぶの?

どこか怪我でもしてる?
それとも、どこか調子が悪いのか?

いいえ・・・どちらも違うんです。
彼が転んでしまう理由は、難易度がベリーハードの技に挑戦し続けているから何だそうです。

練習中なので、失敗してもOKっていう考えです。
転んでもいいから、とにかく新しい技に挑戦する。

積極的に、何度も、何度も繰り返しジャンプする。
そして、少しずつ技の完成度をコーチとともに改善していくんだそうです。

この話を聞いた時に、やっぱり、さすが一流のトッププレイヤーの意識は高いなぁっと心の底から感心しました。

だから、トップに君臨しつづけているんだなと納得です。
このことから分かる通り、トップ選手でも失敗するんです。

それも積極的に、自分から何度もなんども繰り返し転び続ける。
失敗を積んで、しっかりと改善しつづけていく。

トップ選手が実践してる、この姿勢を僕らも取り入れましょう!
その意識改革ができれば、成長スピードが加速します。

今の自分の基準が未来を決める

勉強に限らず、仕事でも、趣味でも、自分の基準があります。
取り組み方だったり、向き合い方だったりと。

いま、この時点から一流の選手と同じ基準に整えましょう。
いきなりは難しいので、少しずつ自分の持っている基準をトッププロの水準まで上げていく。

どんな基準を設定しているのかで人生が変わります。

自己啓発セミナーっぽい表現に聴こえるかもしれませんが、マジです。
本気で、高い水準で仕事や趣味に没頭してみてください。

やり方さえ間違えなければ、数年後の未来の世界で、実現したい結果をてにいれる
なんて訳ないです。ほとんどの望みは、頑張れば叶えられることがほとんどです。
*自分の頭の中から出てくる願望なので、思い浮かぶなら、きっとできます。

まとめ

先生の言う通りに実践する。
せいこうの秘訣は、コレにつきます。

また、それにプラスして、早く成果を出せる人たちは、共通して高い水準をもっています。それがこちらのスタンスです。

「徹底的に守る」
「素直に実践する」
「失敗を恐れすぎない」

結果を出すのがはやい人たちは「言いつけを守る」のが、とても上手です。

そして、愚直に失敗を恐れすぎずに、新しいことに挑戦し続けていきます。
この水準を、標準装備しています。

うん、そりゃあ上手くいきますよね。笑
このスタンスで勉強して、実践していくわけですからね。

本日、紹介した話を素直に受け入れて実践できれば、間違いなく一流の人物たちとおなじ舞台に並べます。

ぜひ、あなたも今日から、望んだ成果を出してる人たちと、自分の違いがどこにあるのか?間違いを探してみましょう!

あるいは、直接そういった成果を出してる人に、師事できる機会があるならば・・・

今回話した「徹底的に守る」というスタンスで勉強していきましょう。
その今のあなたの基準が、これからの未来を作っていきます。

今回のお話が、なにか少しでも参考になれば嬉しいです。
ここまで、真剣に読み進めていただきありがとうございました。

追伸

補足として、こちらのnoteも関連する情報なのでリンク、貼っておきますね。
テーマは同じと言えば、同じ内容ですが、また違った切り口で書いてあるので。

「10の教えを10守る」というテーマでシェアしてますので、よろしければどうぞ!


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