ハロプロソロフェス、全員分考えてみた。vol.7 BEYOOOOONDS 雨ノ森 川海編

天気予報も当てにならない日々に気分は曇りがちですが、外をあるくと長靴をはいた子供が嬉々として水たまりに入っていました。いくつになっても日常に隠された喜びを見つける姿勢は失いたくはないものです。私達がため息をつく間にも、松原ユリヤちゃんはまた新しい四葉のクローバーを見つけているかもしれません。

さて今回は雨ノ森 川海。これはまた異常な長文になってしまうなと覚悟していたんですが、なんと既にソロフェスの収録が終わってしまったとのこと。

まぁ元々自由な妄想として書いていたので極論番組自体が存在しなくてもいいんですが、既に事実が確定しているものに対して、これやって欲しいあれやって欲しいというのはなんだか変な感じがします。

加えて前々回あたりから自分でも筆が滑りすぎてるなと思ったので、初心に帰って(比較的)簡潔に選曲理由に絞ってまとめることにしました。各メンバーの細かいパーソナリティや魅力はまた別の機会に触れられたらいいなと思います。

No.44 清野桃々姫 One・Two・Three / モーニング娘。

ビヨが今のような特殊なグループになったきっかけを辿ると、研修生きっての麒麟児、清野桃々姫に行き着きます。歌とダンスに演技は勿論、ヒューマンビートボックスからジャグリング、中国ゴマまで幅広くこなすマルチな才能はYoutuber全盛の時代によく適合しており、次世代型ハロメンといっても良いかもしれません。

桃々姫のハスキーな声質とシャクリを多用するアクの強い歌唱も魅力的ですが、その真骨頂はエネルギッシュなダンスでしょう。礼儀正しい良い子から一転、解き放たれた獣ように筋肉質な身体を躍動させる様を「怪物」と形容したくなるのも理解できます。

そんな彼女がかつてダンスのライバルと語っていたのはなんと鞘師里保。現在のハロプロの形を築いたのが鞘師だとすれば、未来のハロプロを作り上げるのは、もしかしたら桃々姫なのかも。

そこで声質の相性を加味しつつ大いなる期待を込め、偉大なる記念碑「One・Two・Three」をリクエストしました。早熟ながら未分化の可能性を多く秘めた彼女に相応しいと思います。

えっイマイチピンとこないですか?
まぁ確かに「わたしの魅力に気づかない鈍感な人」ってのもありですねぇ。

No.45 岡村美波 This is 運命 / メロン記念日

みいみお姉さんの<凄み>とダークみいみの威圧感、実はこの2つの根幹は同じもの。「GIRLZONE」でみせたあの冷徹なヒットマンのような目は、みいみが持つ天性の振り切れ力のもたらしたものです。

歌にしてもダンスにしても、特筆するほど上手くはないみいみが鮮烈な印象を残せるのは、出し惜しみや妥協がなく、アクセルを踏みぬいているからでしょう。

自然とみいみがどこまで行けるのかを見てみたいという好奇心が湧いてきます。そこでメロン記念日の説教ソング「This is 運命」 。最近ではこぶしがよくカバーしていて盛り上がり曲という印象が強いですが、エキセントリックなみいみが恐怖をばらまく姿は想像しただけで刺激的。

次点は℃-uteの「One’s LIFE」。最近ハマっているというラップに挑戦も面白そう。ちさまいの癖になるフロウをコピーしてもよし。我が道を行ってもよし。

No.46 山崎夢羽 ヤッタルチャン / スマイレージ 

山崎夢羽はなぜベストパフォーマンス賞をとれなかったのか?

この問いに対する単純にして究極の答えは、他の子のほうが普通に目立っていたからというもの。

2018年に実際に会場で見た感想も、確かに歌は上手いんだけど、圧倒される程ではないなという感じ。常に一歩後ろに下がってしまいがちなシャイな性格のせいでしょうか、一言でいうと地味。

将来のハロプロエースとして、また事実上のビヨのエースとして事務所からのプッシュも厚いゆはですが、この印象を完全に払拭したとは言い切れないところがあります。

癖のない声質と歌い方はグループ歌唱のクオリティを一段上に引き上げる効果がある一方、ソロとなるとちょっと弱い。単純な歌唱力はビヨ内でダントツトップなのですが、かつて鈴木愛理を苦しめた上手いけどつまらないという言葉を思い出してしまいます。

でもゆはが本当につまらないかといったらそんなことはないと思うんですね。

背中を押しさえすれば奇想天外な方向に転がっていくゆは。このギャップと言うか落差と自由をパフォーマンスの中にも持ち込めたら面白くなるんじゃないか。

もうこれはヤッタルチャンになるしかない。世の中な、なんやかんや言うてもやるしかないねん。エセ関西弁でもう一枚殻を破りたい。

次点は℃-uteの「SHOCK!」。もうそろそろいい加減に吹っ切らなければ。いざエース宣言。

P.S ゆはといえばこちらが本日発売。要チェックやで!

No.47 前田こころ 抱きしめられてみたい / つばきファクトリー

先日18歳を迎えたばかりのまえここ。美しい造形とピュアなハートだけで胸キュン指数激高ですが、ハスキーな地声とは対照的に甘口で滑らかな歌声はにはキュン死必至。自然と思い浮かぶのは憧れの工藤遥パイセンです。

実際、去年のバースデーイベントで歌った「ナビが壊れた王子様」のパフォーマンスはかなりハマり具合でした。

ただどぅーよりも声の湿り気があり、芯が太いので影のある曲も似合うように思います。これはつばき曲の出番ですね。

応募したのは最新シングルより「抱きしめられてみたい」。理由は、私が単純に好きだからです。サビはちょっとキーが高い気もしますが、入りの、境目がなくなーるまで♪をまえここに歌って欲しすぎました。

次点はキラキラオーラ全開で真野ちゃんの「世界はサマー・パーティ」。前ここの乙女スマイルは世界遺産です。

No.48 高瀬くるみ I Need you 〜夜空の観覧車〜 / つばきファクトリー

くるみんに観覧車とはひねりがないとお思いでしょうか。しかし昨年のバースデーイベントで意外と可愛い系をやらなかったり、今年のバースデーイベントが延期になって日本が終わったりと、可愛い曲の供給が深刻なレベルで滞っています。

それ故昨今のくるみのヲタク(私)が抱える可愛い曲への飢餓感といったらもう冬眠前のヒグマ並のものがあり、アニソン街に出没して「タカラモノズ」のカラオケ動画を貪ることでなんとか紛らわしている状況です。

くるみんのポップでキュートなハイトーンボイスを最大限堪能するにはやはり台詞曲。台詞は長ければ長い程良いです。その点この曲は非常に理想的。ベタでもいい。ただ聞きたかった。

次点は夏ということでベリの「マジ グッドチャンスサマー」。電話口で焦るくるみんというのもまた鉄板ですね。

以上短くまとめるつもりが結局3000字弱となっていた雨ノ森 川海編でした。



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