"最前線"をブチ破れ

0.前置き

お久しぶりです。

2022年spring paradise HiHi Jets単独公演、CRUSH THE FRONTLINEに行った。おそらく一生忘れないコンサートになると思ったので、思いの丈をしたためておくことにした。

今回のCRUSH THE FRONTLINE(以下、「CTF」という。典型的SNS疲れによりTwitterをさっぱりやめた私は、今やコンサートの略称すらよく分かっていない)は、なんと2020年1月のジャニアイぶりの有観客現場だった。この約2年間の有観客現場離れと「典型的SNS疲れ」の詳細にご興味のある稀有な方がおられましたら、以下をご参照ください(それ以前に、このブログを積極的に?お読みいただいている方はいないと思うのですが…)。

以上前置き、それでは以下感想、というかもうただのメモになっちゃったけどGo Go!

1.各曲感想

CTFのセトリについてはTwitterなどで上げていただいているレポ以上のことを申し述べられないが、とにかくとてもよかった。覚えている範囲で1曲ずつ。

01 FRONTLINE/五騎当千に行っていない私こちら初見でしたが、超カッコイイ~やば~!とさっそく語彙が消滅。センターステージが上下する仕様で、上から登場するJetsがただひたすらにアイドル、これがアリーナクラスのコンサートだ!と、きっちり観客の心を掴んでくるJetsのはじめの一曲。

02 eyes of the future/最後の猪狩さんのラップの場面で、作間くんが「俺のため」のところだけマイクを口元に寄せて口ずさんでおり、ただただ感動した。

03 だぁ~くねすどらごん/橋本涼さんがso cuteだった記憶しかない。

04 Make You Wonder/ローラースケートって速い、カッコイイ…いがさく背中合わせ、カッコイイ…になりました。

05 CHANGE UR WORLD/この曲の初披露っていつだったか覚えてもいないのですが、どんどんこなれてきていてすごいなと思った。少し背伸びしていたような印象はあまり感じず。

挨拶/ちゃんと挨拶らしい挨拶でうるっときた、大人になったね。

06 May be/作間くんソロ。センターステージでのびやかなダンス、お衣装もきちんとしていたモノクロ系(統一感に欠ける謎の布とかついていなかった、と思う)。歌詞の「冷静な自分を隠し持つようになってしまったのかいつから?」のところが、多分オタクの考える作間くんと解釈が一致していたと思う。後から調べたのだけれど、V6にいさまの楽曲なのですね、納得。

07 I'm coming/橋本涼さんソロ。何年か前に美の浮所くんがやっていたよね、マネキンを色っぽく弄ぶ涼さんに逆に若さを感じた。HiHiでこの曲こういう感じでやれるの涼さんだけだから、きちんと「職務」を全うする姿勢に感動しました。例えば瑞稀さんがやるともっと「禁じられた遊び」感出ちゃうと思う、それも見たいわ。

08 360m/瑞稀さんソロ。ブランコがめちゃめちゃ上にあがったとき心配になっちゃった、スノさんのユニット曲とのこと、知らなかったけどいい曲だった。他とのバランスでこういう感じの楽曲にしたのかな…?

09 SparKing Gong/猪狩さんのソロ~!Fenceの時より大人になった猪狩さんの宣戦布告リリックにぎゅん!(きゅん、ではなく、ぎゅん)とした。彼の繊細な感性、ずっと守っていきたいと思った。

10 WISH/ゆうぴソロ。涼さんとはまた違う方向性でゆうぴも「職務」を全うしていて感動!ほかのメンバーが合流(?)してからのゆうぴが心持うれしそうで、その表情が、19日昼公演の「我々は組織で戦っている」という挨拶に通じるのだな、と後々思ってじんわりじんわり。

11 $10/サマパラのチケットを捨てたあの時、ほんとうに一番見たかったパフォーマンス!少クラでもやっておられたけど、やはり現場でみたかった。SMAPにいさまの曲をやるJetsがたまらない…あの時代の空気と、今の時代の空気が混然一体となってHiHi Jetsによって体現されていて、やはり彼らは時代が生んだアイドルなのだと思い、それをかみしめてちょっと泣いた。

12 Let It Be/と思っていたらSMAPにいさま続き!(セトリ予習していったけどすっかり忘れていた)流石よくわかっていらっしゃる!感動!記憶はあまりありませんでした。

13~15 ローラーパフォーマンス/楽曲は3曲分だったかな、ぴかぴか光るゴーグルとローラー、光る棒を使っての魅せるパフォーマンス。様々な工夫がみられるローラーパフォーマンスの時間は「ローラースケートを武器にやっていく」彼らの覚悟がみえてとっても好きです。作間くん、途中から衣装の蛍光テープがちぎれたのか、このあと情熱ジャンボリーの途中くらいまでぎゅ~っと手に握っており愛らしかった。

16 INSTINCT/誰の曲だろうと思っていたらHiHi Jetsの曲でした(wiki情報)。ええ~いつもらった新曲?と思ったら今年のジャニアイでした(wiki情報②)。

17 情熱ジャンボリー/ただ楽しい。隣の方のご迷惑にならない範囲で超踊ってハッピーになれる、好き。もうこれも3年前にもらった曲なんだね、時の経過ってすごいね、さらさら流れていく。

MC

18 Pika Pika/超絶KAWAII大魔神瑞稀様。

19 フレッシュジュニアのコーナー/寺澤小十侑くんをひっそり応援しているので、勇気100%でローラー履いて超メイン所で出てきたときに思わず「ことーくんじゃん!?!?(小声)」って言ってしまった。

20 STEP by STEP/この曲の作間くん、当社比3割増しでのびやかに踊っていらしてとてもよかった。想いが感じられた。

21 Fight Back/単純に好きな曲なので、やってくれてうれしい。ヨシヨシ推し推しのHiHi公演オーラスの橋本さんのシャウトを思い出して、鳥肌になったり。

22 ジャニーズ20曲メドレー/自分たちで選んだ楽曲、と猪狩さんがおっしゃっており、マジで!?Jetsのセンスはやっぱり最高じゃん!?になりましたが、個人的に特筆すべきは①Vanillaがさくみずで大優勝し、②「ねえ、いまもだよ」の作間くんに腰が砕け、③ガラスの十代がいがさくで十代を嚙み締め、④恋涙のはしみずにフェティシズムを感じ、⑤Dear WOMANの「君が君でいること」のあたりで涙があふれたけどマスクが吸い取ってくれた。

ダンスタイム/瑞稀さんが深紅の光を背負ってアリーナのセンターステージど真ん中で踊っているのを見て、私ですら感動するのだから、見るべきオタクが見たら感極まってしまうのだろうと思う。

23 JET/新曲!かっこいい!HiHi JetsのJetはJohnny's Entertainment Teamなのだということを改めて思い知った。珍しく作間くんが丈短ブルゾントップス衣装で、こういうのも似合うな、と思ったり。

24 HiHi Jets/やっと私もJETなDOするLIFEができているんだな、今このときの私はHiHi Jetsのために生きているのだな、と思って泣いていた。

挨拶/アイドルとしての「出自」と理想を明言する猪狩さん、易しい言葉で核心を突く涼さん、彼なりの「生存戦略」を語る作間くん、挨拶もど真ん中の男の瑞稀さん、冷静と情熱の間のゆうぴ、最強の5人だと思った。$10の時にも思ったけれど、挨拶を聞いても、やっぱりHiHi Jetsは時代が生んだアイドルなのだと思った。HiHi Jetsは時代から生まれ、これからの時代を創り出していくアイドルグループだ。

25 駆ける/何度聞いてもたまらなくいい曲で、いつかシングルのB面とかに入れてほしい。

アンコール1 ぶつかっちゃうよ/ぶつかっちゃうよ、というか、ぶつかっていた。

アンコール2 ZENSHIN/アンコールの最後にふさわしい。でも、明るい曲のようで「君にとって明日はどんな未来だ?」というめちゃくちゃ残酷な問いを突き付けてくるHiHi Jetsの断じて生ぬるくないところが好きだなぁと感慨深く思っているうちに、本日の公演はすべて終了しましたのアナウンス。

2.衣装感想

私が現場を離れているうちに知らない衣装だらけでとにかくびっくり。

メンカラのモフモフがついている衣装はもう一軍じゃなくなりましたか??記憶がリフレッシュされていなすぎるのかな、サマパラとが五騎に入られた方々にはもう見慣れた衣装があったのかもしれない。

とりあえず、黒地に金のスパンコールにシルバーのパンツの衣装は絶対嵐さんのおさがりだと思うのですが(どこかで見たことある)、どれがオリジナル衣装でどれが新しいおさがりなのかも全然まったく分かりませんでした!浦島太郎とはこのことかと。

項目を立てておいて、書けることがほとんど何もない!嵐の衣装ありがとうございます!

3.作間龍斗さん感想

いい意味で、危なげがなかった。

私は作間くんの無所時代を後から知った新規のファンなので、昔のことはあまりわからないのだけれど、2019年の夏はそこそこ六本木におり、「作間龍斗」の美しさを目の当たりにした経験はあった。あっただけれど、今回もまた新鮮に美しかった、一皮むけた美しさだと思った。

2年半前の作間くんはまさに「壊れそうなものばかり集めてしまうよ」みたいな美しさだったと思う(どんなだ?伝わりますか?)。ステージに主演が生身の人間のまま立っている印象。精確なパフォーマンスと、客席を(点ではなく)面で見るときのふわふわとしたまなざしのギャップ。それらがたまらなくこわかった。

2020年になって、ドーン!!!!!春祭りが決まるもほどなく無に帰して、ヨシヨシ推し推しの頃の作間くんはもがいていたと思う、生身の人間のままステージに立つことを脱却しようとする人間の営みが見て取れ、精確さよりも何か別のものを重視しはじめたようにも見えた。たまアリの配信のときも、同じような感じに思えた。

それからしばらく配信はなくて、私は有観客現場から距離を置いていて、久しぶりにCTFで見た作間くんはもう全く危なげなく、一皮むけた自分を「どう客にみせるか」を考えてパフォーマンスしているように見えた。挨拶でも、彼なりのHiHi Jetsとして生きていくための生存戦略が語られた。

ひどく安心した、きっと彼はもうアイドルとして生きていくことを決めている。まだ19才、様々な可能性がひらかれている人生だろうけど、彼は覚悟を持って「アイドル」を自分で選ぶことができている。安心した。

きっともう彼は大丈夫だと思う。私ごときが彼の人生を心配することすらおこがましいほど、しっかりとアイドルだった。

4.おわりに

2年以上ぶりの有観客現場だった。体温計測は消毒を兼ねて手のひらだったので、家で36.3℃だった私の手は33.1℃で、あまりにもザルだった(もうちょっと何とかならなかったのだろうか)。

でも会場内では、私が目視で確認した範囲の客はみんな不織布マスク(ウレタンや布マスクの方は見つけられなかった)。飲み物やブルーベリーサプリを飲むときに少しマスクを外して、ひとことふたこと喋ったり喋らなかったりしても、すぐマスクを装着。皆々自担への愛を語るおしゃべりはどうしてもやめられないけど、手指消毒とマスクの装着だけはしっかり徹底されていた。HiHi Jetsのエンターテインメントと自分たちの未来のために、「守るべき最低限」は共有されている空間だった。それでも、お世辞にも会場はあまり安全ではなく、もしかしたら私も5日後くらいに体調を崩してしまうかもしれない。もちろんこんな世の中だから、コンサートのせいではなく日々の労働のせいかもしれないし分からないわけである。

そういった様々な現実の諸相も含めて、エンターテインメントの「今」とこの2年間の業界の変化を知ることができた、興味深いCTF参戦だった。

いろいろと思いつくままに書いたけれど、明日も明後日もその先も、HiHi Jetsが鮮烈に輝いていますように、10年後もエンターテインメントを楽しみに生きていられますように。

そのために、私は遠くから、そおっと愛を送っていたい。