自戦記19局目-後手ゴキゲン中飛車対糸谷流右玉-

後手番でお相手は1級の方。戦型は対糸谷流右玉。

将棋ウォーズ棋譜(tarosaya 1級 vs LietingaNaktis 10級) https://shogiwars.heroz.jp/games/tarosaya-LietingaNaktis-20200316_105131 #shogiwars

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序中盤

初見でよくわからなかったので無難に駒組みしてした。悪くはならなかったがどうもこの戦型は端、桂頭、角交換、中央の4つの組み合わせで簡単に崩壊するようだ。先手の左側の角金銀がこの形だからかもしれない。将棋連盟コラムでは左銀の活用も急いでいた。

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ここから△3五歩▲同歩△1五歩▲同歩△同香とする。▲1六歩には△同香▲同香でここから猛攻が始まる。△3六歩▲同銀△5六歩▲同歩△8八角成。▲同銀は△6九角が見えるので▲同金に△5六飛▲5七歩△4六飛▲4七金。

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飛車は逃げない。△3六飛!▲同金△1七銀▲3八飛△2七角の要領。この手順はそこそこ応用できるため狙っていきたい。ちなみに左辺を早めに整備されたら本譜のように△4四歩~△4三銀~△5四銀~三間飛車でいいようだ。

中盤

無理気味の棒金。しっかり咎めたい。

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△4五歩▲同歩△6二角が機敏。▲2四歩とすれば△2三桂▲2三歩成△4五桂▲3二と△2八歩▲同飛△2七歩▲同飛△2六金▲2九飛△3七桂成の要領。

終盤

難解な勝負が続いたが最後のチャンスはここだった。

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銀を逃げずに△5七歩成である。▲4五飛成△2五歩!が詰めろ。▲同龍△5六銀▲4一龍△4七と▲2七玉△2四歩と進む。歩と相手の駒で玉の退路封鎖をする寄せは参考になる。

一局を振り返って

難解な将棋には変わりないが、次回からは端攻めからの筋を覚えたので少し指しやすくなるかと思う。

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