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シーシャについて

今の私は大のシーシャ好きだが、大学に入りたての頃は本当に何もシーシャについて知らなかった。
水蒸気を吸うから煙草ですらない、と本気で思っていたほどだ。

そんな私に、ステハゲ好きだった友人が「シーシャ吸ってみたい」と言ってきた。
調べると、どうやらシーシャも煙草の一種でありニコチンなどが一応入っているらしい。
困った。私は煙草に関して失敗したことがある(そのうち書くかも)ので、一生煙草と関わる気はなかったのだ。
しかしその友人は、高校のクラスで唯一親しかった者なので、無下にしたくない。というか水煙草が純粋に気になる……

結局、行くことにした。
「俺が禁止したのは紙巻き煙草であって、シーシャなどは関係ない」と結論づけたのだ(その理屈で葉巻も吸うことになるが、それは別の話)。
初めてのシーシャに選んだのは、高円寺にある「はちグラム」だった。どうやら缶ジュース等の飲み放題が付いて、シーシャ込みで2000円しないらしい。これは安い(?)。

高円寺駅で集合し、よく分からないカフェで昼食を済ませ、入店。
200種類以上のフレーバーから好きなものを選べるとのこと。悩んだが、3種類ほど選んで混ぜてもらう(何を頼んだかはもはや忘れた)。
10分か15分くらい待って、シーシャがやってくる。中東風の器材が洒落ていた。これはインスタ映えしそうだ。
シャボン玉用のストローのような道具をホースに差し、吸う。2年以上前のことなので味も感想も忘れたが、旨かったのは覚えている。

シーシャ最大の長所は、寛げる空間で2時間ダラダラできるところだと思う。
味付きの煙を口にしつつ、友人と語り合う(酷い話題ばかりだが)も良し、スマホでサイトや動画を見るも良し、だ。飲み物が付くのだから、2000円出す価値はある。

結局、私の方がハマってしまった。
最初はこの友人に合わせて吸いに行っていたが、大学の先輩や友人、または1人でもシーシャ屋へ向かうようになった。
行く店も、サナトリウム、チルイン、ノースヴィレッジと、様々だ。
大学に入ってこんなに何かを好きになったのは初めてだと思う。

さて、シーシャにハマりたての頃は何時間でも居座れたはちグラムだが、コロナ禍を機に2時間制に変わった。今はどうなったのだろう。
そして、色々な店がタバコ税の増税などで値上げを余儀なくされた。

以前よりシーシャを吸う環境は悪化したが、特に問題はない。
何故なら、シーシャ好きが高じてシーシャ屋でバイトをするようになったからだ。客が来ない時は、練習として自分で作って吸っている。

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