2021.12.29 年末のご挨拶

年末の全体ミーティングで上席から、より成長する為に一年の振り返りを行うよう御講話を頂きました。

そこで僕なりに2021年を振り返ってみると、個人としては事業譲渡や新しい仕事へのチャレンジなど色々な事がありましたが、

会社での出来事を一言で表すなら『伝』に課題を感じた年となりました。

僕の主な仕事は『伝える』こと。

一つ目は想いを伝えること
・メンバーの想いをスタッフへ伝える。
・スタッフの想いを会社へ伝える。
・会社の想いをメンバー、スタッフ、講師へ伝える。

言葉にすると簡単なようですが、これが非常に難しかった。

元々、ミーティングはオンライン、また対面でもマスクをしてるので、メラビアンの法則からしても『伝える』ことが難しい時代なのは間違ありません。*メラビアンの法則は調べてね。

それでも2021年ほど、伝える事の難しさを感じた1年はありません。

特に役職者やスタッフとのコミニケーションにおいて、僕自身は100%伝えたと思っていた事が、全く意図と異なった伝わり方をしていたり、受け手の解釈がネガティブな方向に進んでしまった事もあった。

これは完全に僕の伝え方のミスです。

同時に「なぜ、こんな事が起きるのだ?」と考えてみたところ、僕に対する信頼と信用が圧倒的に足りないからだと気付きました。

そもそもコミニケーションの量が足りてないのに、赤の他人を信頼も信用も出来る訳はありません。

それなのに今までの経験上、「これで伝わるはず」と思い込んで雑な伝え方をしていた僕のミスです。

ではなんで「これで伝わるはず」と思い込んでいたのか?

それは前職でも起業した会社でもスタッフは5年以上の付き合いがありベースとして信頼と信用があるので、本当ならば1から10まで丁寧に説明すべきところ、2から3まで伝えれば大体は伝わっていた。

つまり「阿吽の呼吸」壱ノ型 甘上手という技が通用していたからで、

そういった技が会社では通用しないのにも関わらず、3までしか伝える努力をしていなかったのが、正しく言葉が伝わらなかった原因だったのです。

その事に気付いてから極力10まで伝えようと力をいれましたが、頑張れば頑張るほど必要以上にミーティングが長くなったり、文章にしてもポエムのように言葉が長くなったり、改めて『伝える』ことの難しさを痛感した一年となりました。

二つ目はパワーを伝えること
・上席の仕事にかけるパワー
・事業所幹部陣の教育に対するパワー
・講師陣の育成に対するパワー
・メンバーの未来を切り拓くパワー

燃えるようなパワーを正しく車輪に伝えることで組織という汽車はグイグイと前に進みます。

その爆発的なパワーを伝動するためのシャフトとして、機能していたかといえば出来ませんでした。

結果的に、これだけ熱いスタッフ・講師や経営陣、何より凄まじいパワーを持ったメンバーがいるにも関わらず、事業所を前進させられなかったのは僕の責任だと感じています。

三つ目は未来へ伝えること
僕が一番、後悔しているのは未来の自分達へのアクションが何一つ出来なかったこと。

例えば全体ミーティングなどでは、過去または現在の話しか出来ていません。
勿論、過去や現在あっての未来ですが、忙しい皆さんが集まっている貴重な場で共有事項や伝達事項ばかりのミーティングでは意味がありません。

実際に会社にはロマンチストが非常に多い。

壮大な未来を描いているドリーマーが本当に多い。

メンバーがそれぞれの業界で大活躍して、そんなクリエイターに憧れる10代の若者が門を叩く、

我々はそういったメンバーに最高の講師から最良の教育を提供して、デザイン分野で最高峰のスクールとなる。

そんな事を本気で考えてる会社なんです。

つまり会社は皆さんと、もっと未来の話がしたいはずなんです。

2021年はそれが全く出来なかった。

ここには大きな後悔が残っています。

客観的にみてここは面白い会社です。
そして魅力的な人が集まってます。

だからこそ2022年は、もっと皆さんと未来を語り合える会社にしたいと思っています。

そして会社に携わる全ての人の想いやパワーを、少しでも世界に正しく伝える事が出来るよう尽力します。

2021年5月より7ヶ月間、本当にお世話になりました。
2022年もどうぞ宜しくお願い致します。


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