ぺっぱー

作業中の集中力を超えて「おっ」となった曲10選4月1週

■このnoteの趣旨

普段、絵を書いてる最中ずっと音楽を垂れ流しにしてるんですけど絵に集中してるので殆ど聴いてないような状態なんですけどたまに音の良さが集中力を突き抜けて進捗が終了するんですけど折角なのでそれを毎週10曲記録するやつです。

■運用方針

ライターでも批評家でもないのでジャンルとか旬とか一切無視してシンプルに聴いて「おっ」ってなったやつを雑に記録していきます。「音楽いっぱい聴いてて偉いね」がやりたいワケではないのでソレがやりたい人はそういう所へ行ってください。

では4月1週の10曲です。うわぁああああああああああああああああ

■Birthday/We Were Glue

前にもツイッターで紹介したんですけどとにかく良くてこの曲が流れる度に作業の手が止まります。イントロのコロコロした可愛いギターリフ、この手の曲にしてはやたらパワーがあるズダン!っていうスネア、朗らかに歌い上げるボーカルetc...聴いてて「可愛い~」くらいの軽い気持ちで聴いてたんですけど1:39辺りから急に牙を剥き始めて以降めちゃくちゃ切ないメロディの大洪水で全部押し流していく展開が聴き終わった後に「なんか…めっちゃ良い曲だった気がする…」感を得られる超オススメの大名曲だと思います。このバンドあんまし精力的に活動してないみたいですけど他の曲もとにかくメロディとギターの暖かい音作りがすごく良いので是非に。

■BOYS DON'T CRY/アナ

聴いた瞬間に「あ、人生の名曲リストに入る奴かも」って予感がして聴き終わった後にポロポロ泣いてしまったやつです。基本はツッタツッツタンっていう軽快なリズムに乾いたアコギのジャッジャッジャっていう本当にシンプルなトラックなんですけどこの「なんでもないぜ感」というか音がシンプルで乾いてるからこそ滲み出るポジティブな寂しさみたいなのに滅法弱くて聴きながら一番が終わった時点で「そうなんだよね」って叫んでたんですけど二番以降の歌詞の

時はまだ一度だって途切れたことなんかないぜ
Boys Don't Cry!
あれから僕は一つだけ大切なことを知った
祈ることと願うことの違いを
何も失ってなんかないね
また綺麗で新しいかなしみを纏ってる

でもう涙ポロポロ祭りです。皆さんも日々生きてるだけで常に何かを失い続けてる気がしてるタイプの生きるの下手人間じゃないですか?(言いがかり)でも僕たちは何も失ってなんかないし纏ったかなしみは綺麗なんですよ…わかる…わかってくれ…

youtubeにはなかったのでspotifyのリンクを貼りました。一曲通して聴くことで機能する歌だと思いますので是非聴いてみて欲しいです。心の底から鬼オススメです。


■HotRod/Dayglow

とにかくドリーミング感がすごい。イントロのシンセのもういいんじゃないか?ってくらい続くタラララララ明けて音が抜けてから始まる脱力したボーカルの妙に耳に残るクセになるメロディからのコーラス「But we both know-oh-oh
The way its gonna go-oh-oh」で「ハイ好き!」つって作業の手が止まりました。BPMも控えめなので派手に記憶に残るカッコいい曲ではないかもですけど何かしてるときに無意識に「おっおっお~ぅ」って口ずさんじゃう可愛いやつです。

■毒/長谷川白紙

曲名通りです。聴いた瞬間に脳に毒が回って「危ない!!!!」ってなって死ぬ奴です。化物級の才能だと思います。長谷川白紙という才能がいかにやばいかは音楽畑の人が死ぬほど書くと思うので省きますがとにかくなるべく早く聴いておいた方がいいよと死ぬほどお節介なことを人に言ってしまいたくなるくらい目が眩むような才能だと思うので聴いてみてください。後の世で一緒に古参ぶるクソムーヴしましょう。

■After Hours/Melanie Baker 

作業中に煮詰まって頭おかしくなってくるとアコースティックな曲ゾーンに切り替えるんですけどぶっちゃけ個々の曲がどうよりアコースティックによる沈静作用を期待してることが殆どなんですけどこの曲はサビのコーラスが始まった瞬間に「おお」ってなって集中力が終わったやつです。コーラスで入る2拍4拍のクラップによる爽やかな疾走感と「After hours/When nothing matters/We can take it slow/We can just let go」のメロディと節回しの見事さが相まって「ええ曲やぁ…」って満足感が得られる派手さはないけど隣に置いておきたい良質なポップスだと思います。

■Summer Days/Alpaca Sports

これも前にツイッターで騒いでたんですけどとにかく「理想のポップミュージック!」といった具合で流れる度に手を止めて踊りはじめます。僕が絵を描くのが遅いのは音楽のせいです。音楽が良すぎるのが悪い。イントロのギター「てってってれって~」とソウルマナーのパーカッションの時点でもう優勝なんですけど何と言ってもコーラスのロマンティックなメロディ、無駄な音のない配置の良さ、まさにSummerDaysとしか言い様が無い清涼感と少しの憂い。完璧です。毎日新曲出してほしいくらい好きです。他の曲もスーパー良いのではちゃめちゃにオススメです。

■TO WHOM IT MAY CONCERN/N0V3L

ヴァンクーヴァー発の新人バンドとのことでバンド名の読み方がわかりません。ぶっちゃけポストパンクっぽいアプローチの新人バンドって「まぁ…確かにカッコいいけど…前にもこんなんいたよね…」スッって興味が引いていくことが多いんですけどこの曲は硬質なポストパンク風な音に謎にちょっとロマンティックさを感じるコードとなんとなくなディスコビート感が合わさって体調が悪いフランツフェルディナンドというか音楽的にもっと大きい所に進化していける可能性を感じて推せます。この手のバンドは色気と殺気とセンス次第なので期待枠ということで。好きな人はめっちゃ好きだと思います。

■太陽がいっぱい/SOLEIL

可愛い。最初のカウントの「ワントゥスリーフォーワントゥー…フフフ」がもう可愛い。顔が可愛い。声が可愛い。適当なダンスが可愛い。とにかく可愛い。玄人筋の音楽家達がよっしゃこの可愛さにすべてを託して後ろで自由に俺たちが好きなことやってやろうぜという魂胆しかないのが最高だしその企画力を可愛さが制圧してるのが最高に可愛い。可愛い。すごい可愛い。可愛い。可愛い。

■SLOW DANCING IN THE DARK/Joji

88risingというレーベルがいかに熱い存在なのかはググれば音楽畑の人が無限に語ってるのでググってください。まず曲名が最高です。僕は情緒が雑なので無限にアゲてくれる薬物みたいなやつか現実から逃げさせてくれる蕩けるロマンティックなやつが好きなのですが完全に後者枠です。この曲が流れると完全にトローンとして乙女になるので作業の手が止まります。カッコよくてため息が出ちゃう。

■O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!/miroir

ツイッター経由でこのnoteを読んでる人には説明不要ですね。いや久々にデレ曲で「ええやん!!好き!!」ってなりました。個人的に可愛い二次元コンテンツにおける「ラップ」って結構鬼門だと思ってまして、所謂ラップとして成立して聞こえるフロウが定まってない人がラップしたときの辛い空気ってわかりますか?素人がペンパイナッポーとかその時期流行のリズムネタやったときに場の時空がガンガン収縮していくあのアレです。ヒプマイレベルで徹底できたら全然問題ないというか(問題ないどころか素晴らしい)んですけど、デレという作品の性質上それは難しいだろうなと思ってて、デレ曲でラップ導入するなら絶対こっちの脱力kawaii路線で行った方がいいとずっと思ってたんだけど「まさに」といった具合でニコニコしてます。「近くて遠いすぐ隣」のタカタッタ、タータータ、タラタッタッターっていう譜割も中毒性があってめっちゃ良いと思います。ライブで聴きたい!

…てなわけで今週の10曲でした。ごらんの通り本当にジャンルも時代性もクソもなく好き勝手に聴いて良かった曲を並べてくだけなので特に何か大きな目的がある訳でもないんですけど、続けてるうちに「私もこの曲好き!」「いいよね~」ってカジュアルに音楽の話ができる友達が出来たらいいなと思ってるので気長にダラダラやっていこうと思います。ここまで読んだ人がいるのかはわかりませんが、どうぞよろしくお願いします~!

リコライス@licolicorice

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?