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愛が、すべて

春の陽ざしの中、桜島をバックに進む披露宴。
いいお天気で良かったですね~なんて話したけど、
いやいや、
たとえいいお天気でなくても、
雨でも雪でもどんよりと雲っていても
そして桜島が祝砲を放ったとしても
最高に美しい場所なのは、お二人の笑顔がそこにあるからです。

新郎新婦が笑顔だとゲストが笑顔になる。
ゲストが笑顔だと新郎新婦は幸せで、
そんな皆さまを見てスタッフも幸せになる。

あの日、
間違いなくお二人が世界中で一番素敵で、一番幸せなカップルだったし、
世界中でどれだけの結婚式が行われていたとしても、
間違いなくここが最高に素敵な場所でした。

大切な人を思い、大切だよって伝える。
大好きな人に最高の笑顔でほほ笑む。
一緒に腕を組んで歩調を合わせて進む。

この日、お二人やご家族がゲストに向かって何度も口にするありがとう、
お二人がご家族に伝えるありがとう。

世界じゃそれを愛と呼ぶんだ。ぜぇ。

そういえば、
研修講師として「情報共有について」という研修も堂々とやっているのに
MCとしてホームの会場に行くと、つい「ま、いい感じでお願いします」などという、抽象の極みのような情報共有(ですらない)をして憚らない私。

この日はアウェーもアウェー、どアウェーの会場でした。
ここだけの話、アウェーの会場といっても様々。
その昔、ある会場で…、いや、このエピソードやめておきます。

この日の会場は
プランナーさん、現場のスタッフさんともにホスピタリティにあふれていて、やりにくいに決まっている外部の、しかも扱いにくそうなオババ司会者を優しく受け入れてくださいました。

「お二人の今日を最高なものにする」というゴール設定が一緒で、
その文脈の主語が「うちは」ではなく「私たちは」だから。

私はこの仕事が好きで、これからもきっと続けていくんだろうけど、
この司会が最後になっても、全く、全く後悔はないわ、


うん。
そんな完璧な一日。







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