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なぜこんなにもキャロットケーキに惹かれるのだろうか

ここ5年くらいでキャロットケーキが常に好きな自分がいます。
お店でキャロットケーキを見かけたら、絶対に食べなくちゃ!という気持ちになり、友達とは別のメニューを頼んだとしても必ずテイクアウトしてしまう。自分でも作ろうと思ったりするけれど、やっぱりお店のキャロットケーキは格別です。ゴロゴロのナッツが入っていたりスパイスの香りがたっていたり、真っ白なフロスティングが乗っていると色のコントラストも相まってベリーキュート。

そもそもにんじんがかわいい。
綺麗な色をしていて甘くて爽やかな香りもあって、栄養もある。お弁当に入れてもおやつになっても最高。葉っぱは根のオレンジに映える深い緑で、繊細で複雑な葉の形が根のころんとした可愛さを絶妙に引き立てている気がする。
いかにも栄養のありそうなハリのある葉つきにんじんもかわいい。
根っこだけごろごろと詰められているにんじんもかわいい。
「キャロット」という言葉の響きもかわいい。
そんなにんじんをスイーツにしてしまうという素晴らしいキャロットケーキを最近よく見かけるようになって嬉しいので、その気持ちを記録しておこうと思います。

キャロットケーキのすきなところ

キャロットケーキのすきなところは、いくつかあるけれど、まず栄養のあるにんじんがケーキになっているというところ。ケーキは糖質と脂質がもりもりで幸福感と罪悪感が隣り合わせという罪深いおやつ。しかしにんじんを使ってあると栄養もあるじゃん!という嬉しさがプラスされてもっと幸福感が大きくなります。甘いショートケーキは誰かと一緒にゆっくりいただきたいけど、キャロットケーキは一人になった時間に一杯のコーヒーを淹れて好きな本でも読みながらいただきたい。一人時間を豊かにしてくれる最高のおやつだと思う。

お店ごとの解釈が新鮮でたのしい

キャロットケーキの味でいうと、
ナッツが入ってるとリッチで嬉しい。
スパイスが使ってあると、そのスパイスの選び方がいかにキャロットケーキを美味しく、にんじんをを引き立てるのかを模索した答えのような気がして、お店ごとのキャロットケーキを食べたくなっていきます。食べた時の「こうきたか!」という喜びがさらにキャロットケーキを好きにさせてゆきます。
するとお店でキャロットケーキを見かけた時に、これはどんな味なのかな?とワクワクするようになったのです。スパイシーなのか、にんじんの味が濃いのか、クリームはあっさりなのか、いろんな視点でキャロットケーキへのワクワクを高めていっている自分がいます。

とあるお店で買ったキャロットケーキは、粗めのナッツがごろごろ入っているのですが生地が全然甘くない。それでいてフロスティングはクリームチーズの酸味と甘さがしっかりあって、食べた時に粉砂糖の食感が広がって繊細さをプラスしてくれています。すごく上品なキャロットケーキだなという印象で、何度もリピートしています。しあわせ。

そもそも野菜がすき

私ごとですが昔は野菜のおいしさがあまり分かりませんでした。
大人になって仕事の関係で直売所へよく行くようになった時、先輩が野菜のおいしさを教えてくれたのです。直売所で買ったほうれんそうは葉がすごく元気でいて味は甘くて食感は柔らかい。しいたけはびっくりするほど分厚くて焼いただけで噛みごたえがあって香りがいい。そんな中でもにんじんは、生をペロリしただけで甘さが感じられる。ローストすると甘さがもっとこっくりと感じられる。どんどん野菜が好きになっていきました。そんな中で出会ったのがキャロットケーキだったように思います。

あんなに美味しいにんじんをケーキにしたら、どんな味になるんだろう?そんな疑問に対して、見つけたキャロットケーキを食べるたびに予想以上の味と感動があり、キャロットケーキへの「すき」を日々更新してくれています。

これからも見かけるたびにキャロットケーキの味見を欠かさないように味わいたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

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