大学への編入学
無事に、大学の編入学を合格した私は、さっそく関係各所への連絡を入れた。
そして、手続きを終わらせ「大学入学許可書」も送られてきた。これで春から大学生。
そして、三月末に編入学をする人向けのガイダンスが開かれた。
大学へのバスを降りると、後ろから声をかけられた。
「あの……試験の時一緒にいましたよね???覚えてますか??」
話しかけてくれたのは、同じ学科の試験を受けた子だった。
「受かったんだね!!やったぁ!」
お互いに喜んでハイタッチした。
そして、いくと、私と一緒にいたもう1人と、あと2人居た。合計5人。
………ということは、残りのふたりは落ちた、ということだろうか。編入学試験って落ちることあるんだ、と現実を見せつけられた。
ガイダンスでは、それぞれに単位をあとどれだけ取ればいいのかを記載してある書類と新1年生とは違う動きをするため、その確認もあった。そして、このときに卒論を書くにあたってのゼミの発表もあった。第1志望のゼミだった。
私を含め、5人いるうちの3人は大学からの編入学だった。その3人のうち1人は医学部から編入学してきた、という経歴を持つ子だった。その子に話を聞くと
「医学部、授業は楽しいんだけどギスギスしててピリピリしてるし、なんか人とうまく馴染めなくて、辛いから辞めることにした」
と言っていた。いろんな人がいそうだなぁと考えていた。(学歴は医学部中退になるからまぁ、とも言ってた)
そして、専門から編入した子と短大から編入した私、合計5人。
いまでも、連絡を取り合ってて仲がいい。
一応、試験の日に顔は見ていた5人だった。
2人には「縦並びの3人、同じ学校なのかと思ってた」とも言われてて私のコミュ力何なんだ?とかおもったり。
そんなこんなで、編入学したあとの知り合いもなんとかできた。珍しく、各学部に1人、編入学する人がいるとの事。満遍なくいるねーと言ってた。
そして、入学式の後、面接で話した先生に会いに行った。
「受かったんだね!!おめでとう」
そこからの初めの言葉が
「先生が面接の時に言ってた資格を取りたいです。」
だった。そして、この資格を取るために、大学3年生から4年生に上がる春休み、1ヶ月半オーストラリアに渡航することになる……なんてことはまだこの時は知らない……
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