幼い頃の習慣から「いま」を作る話

わたしは幼い頃から英語が身近にある生活をしていた。物心着いたころから、日本の童謡の英語バージョンがながれたり、英語の童謡が家の中で流れていたり、車で出かける時にはカセットテープから英語の歌が流れていた。

母は、今や、海外の大学への進学実績があり、国公立や難関私立大学に当たり前のように合格者を出すような有名進学校の中学から併設された短期大学を卒業した。短大では英文学を学んだ。残念ながら母の卒業式した短大には、もう英文科は存在しないけれど。

私が幼い頃、1990年代後半から2000年頃は英語なんてなくても平気だし、今みたいに英語が話せる人材を求めるような社会情勢じゃなかったと思う。あったとしてもひと握りの限られた職業だと思う。

それでも母は「これから先、英語は必ず必要になる」と考えていたらしい。幼い頃からできるだけ英語に親しめるような環境をわざわざ作っていたという。

料理も、幼い頃から「切れる包丁」を持たせていた。子供用の包丁を持ったことがない。そのような包丁があると知ったのはだいぶあとになってからだった。
「料理できなきゃ結婚したら恥ずかしいでしょ?」と母は言っていた。

4歳離れた妹も私と同じように育てていたという。英語の歌を聞かせ、料理も幼い頃の私と全く同じだった。

妹はこのおかげもあってか、料理に興味を持った。いま、高校3年をむかえ、卒業を目の前にしている「栄養士になりたい」そう言って、栄養士の資格を取れる学校に進学するという。

この「仕向けられていた」と言うべきかは分からないが、こうなって欲しいという選択肢のひとつとして挙げたこれらふたつは母親の願いを私たち姉妹は叶えた。
「英語が必要だから」と幼い頃から英語に触れていたことで、英語に興味を持った私
幼い頃から包丁を握って調理をしたり、お菓子作りをしたことで料理に興味を持った妹。

この話を聞いたのもここ数ヶ月の話だった。

「よくかんがえたらさ、英語に小さい時から接してたなーって思った。」そしたら上の話をしてくれた。
妹は「ママにハメられた」と言っていた。

幼い頃からの習慣や親の方針で子どもって変わるんだな、ととても実感した。まだ結婚とか、子供とか考えたことも無いけど、仕事は子どもの教育関係。子供の人格形成に関わる時期ということもあって、責任をもって毅然とした態度で仕事をしていきたい。

次回…英語に興味を持ったきっかけ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?