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6つの基礎食品群

1群:タンパク質源
タンパク質は大豆や魚介類、肉卵類に含まれ、骨、筋肉、血などの人体の組織やホルモン、酵素など整理活動物質の源である。
タンパク質の質を決めるのは量ではなく質である。タンパク質はアミノ酸の集合体であり、そのアミノ酸には、身体内で他の中で糖質、脂質により合成されるものとそうでないものとがある。
このうち身体で合成されないアミノ酸は9種類あり、これを食品でたべる事によって摂取しなければ生命維持ができない。このような人体にとって不可欠なアミノ酸を必須アミノ酸という。
人間にとってタンパク質源として価値のある食品は、卵、乳製品、魚、獣喋鳥肉などはこの必須アミノ酸を多く、バランス良く含んでいる食品である。

2群:カルシウム源
カルシウムは骨や歯などの硬組織の主成分をなすもので、骨の形成にはカルシウム、リン、ビタミンDの3つを同時に摂取する必要がある。
特にカルシウムとリントの摂取割合は1:1または1:2であることが望ましい。リンはカルシウムの2倍までというのが原則である。

3群:カロチン源
野菜は一般的に緑黄色野菜とその他の野菜に区別される。特に緑黄色野菜にはカロチンが多く含まれる。カロチン源食品は油と一緒に調理することにより、栄養効率が上昇する。これはカロチンが油溶性だからである。

4群:ビタミンC
ビタミンCは果実などにより摂取できる。果実の最大の魅力は手軽にたべられる健康食、美容食としての効果が大きい。アルカリ性食品であり、血液の流れをスムーズにする。クロロフィルを含みヘモグロビンを増やして酸素の体内補給を即す。またセルロースを多く含み、整腸作用により腸の活動を即す。有機酸を含み疲労回復の役割もある。

5群:糖質源
デンプンを多く含む食品群。エネルギーの源となる。デンプンは体内で分解してブドウ糖になり、小腸から吸収され血管に入る。そしてその一部はその場で燃焼し消化され、一部はグリコーゲンとなり一定量ずつ血液中に溶けて全身に運ばれ燃焼エネルギーになる。
このようにブドウ糖が燃焼されエネルギーになる際に必要なのが、ビタミンB1である。これが不足すると、燃焼の際の化学変化が十分行われず乳酸という披露物質となり肩こりや筋肉痛のもととなってしまう。

6群:脂質源
脂質は動物性食品に多い。植物性食品には少ないが、良質なものが多い。脂質の寮費の決定には脂質の重要な構成物質である脂肪酸の種類が大きな意味を持っている。必須脂肪酸にはリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸の3種類あり不飽和脂肪酸である。これは植物性油脂に多く含まれ、コレステロールの血管壁への沈着がなく、健康に有利であり、人体発育に大きな役割を担っている。


まとめ

食事はバランス良く食べよう。


参考文献:『新板フードコーディネーター教本』

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