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いもやにて

西池袋の家から徒歩15分
平日問わずに集まった ほぼ中毒
乾杯 間もなく そめやんが寝に入り
ほっといて酒酌み交わした 入り浸り

今よりも 時間が長く感じた
まあでもそろそろ帰ろう
あっこが泥酔する前に

変わらない この店で 変わっていく僕等が笑う
夢と唐揚げ 酒で流し込む
また夜が明けるまで

喧嘩して華が出て行った 1人の夜
パチンコ買ったと嘘ついて
みんなを呼び出した
なんでもないネタ繰り返し 笑いあった
よく顔合わせるメンツでも無限に話題があった

季節は繰り返しじゃなく
巡り流れていくことを あの頃知らなかった

変わらないものなどない事に気づきたくなくて
夢と酒 酌み交わし酔いどれる
また夜が明けるんだね

誠さんが亡くなってから 毎年集まった 故郷に帰ってきてからしばらく顔を出せていない
ほんの数年の濃密な我が青春 20年経った今も決して 忘れた事はない

限りあることを知って それぞれの道選んだ
残酷だと思ってた年月は 案外美しかった

変わっていく事こそ 変わらず生きてく事
あの頃と景色は違うけど
ここで生きているよ

みんな元気にしてますか?

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