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永元千尋のひとりてらり

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エッセイというほど立派なモノじゃございません。ひとりでブツクサやってるだけの、そういうアレっすわ。
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#仕事

めんどくさくさ

 そんなわけで〔ゴジラ -1.0〕ならぬ〔永元千尋 -1.0〕が終わりました。  自己紹介的な第0話もとっくに済ませてますんで、ここからようやく〔ひとりてらり〕第1話です。前説にしちゃ長すぎる。    順を追ってちゃんと読んでくれた人がどれくらいいらっしゃるのかわかりませんが、近年もっとも浮き沈みの激しかった2018-2020年を経て文筆業への復帰を決意した(ところにコロナ禍が直撃した)後のことも、簡単に説明しておきますね。  えーと、まず、なんやかんやあって某ゲームメーカ

“ひとりてらり”へ至る道 03 (Ep.-4)

 全6回の連載(転載)記事、第3回。  第1回はこちらから、第2回はこちらからどうぞ。 前回までのあらすじ 永元千尋は、コンシューマゲーム業界の闇を垣間見た。  諦観と失望の底にあってなお、人は働かねばならぬ。食わねばならぬ。  模索する次の一歩がどこへ向かうのか、それは神のみぞ知る――――   それは全否定から始まった これまで自分がやってきたことは、全て間違っていたのかもしれない。  ちょうど一年前、2019年の3月に永元の心を占めていたのは、ただその思いのみでした。

“ひとりてらり”へ至る道 01 (Ep.-6)

 前回の「ひとりてらり」は、あくまでご挨拶みたいなもの。  次に書く「第1話」が大事だぞ、さて何を書こうか、と考えていたんですけども。    ンもうすがすがしいほどに何も出てこなくてな!!!!!!    そんなときふと脳裡に浮かんだのが、今年の11月に公開予定の映画〔ゴジラ -1.0〕のことでした。  すべての日本人にとって基礎教養以前の一般常識だと思いますが、ゴジラの第一作は1954年(昭和29年)に発表。物語の舞台も発表時期に準じておりました。  しかし、この最新作〔-