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サンセバスチャン2023年4月ー(5)    バスクチーズケーキを食べる

最近、バスクという言葉を聞くと反射的に「チーズケーキ」という言葉が思い浮かぶようになりました。私が先日バスクに行ってきたというと「あ、チーズケーキ美味しかったですか?」と聞かれる確率は8割を超えます(笑)サンセバスチャンという名前はよく知らなくてもバスクの名前はすっかりバスクチーズケーキで有名になったようです。

バスクチーズケーキ発祥の店は旧市街にある「ラ・ビーニャ」というお店だそうです。このお店は普通のタパスやピンチョスを提供するレストランなのですが、やはり何と言っても一番人気はバスクチーズケーキのようです。

「ラ・ビーニャ」のバスクチーズケーキ

外側がほどよく焦げていて中がクリーミーなチーズケーキはまさに我々が日本でよく食べるバスクチーズケーキと同じです。

確かに美味しかったし、イメージ通りのバスクチーズケーキなのですが、実はサンセバスチャンには他にも名店があります。その1つが「パステレリア・オタエギ」というお店です。

老舗のスイーツ、「パステレリア・オタエギ」

このお店は1886年創業で、サンセバスチャンでは一番の老舗菓子屋なのです。チーズケーキに限らず、美味しいお菓子がたくさんあることから「スペイン王室御用達」のお店だったそうです。

ここはサンセバスチャンに5店舗を出店していますが、持ち帰り専門でイートインはありません。そこで、このチーズケーキを買って公園のベンチに座って食べましたが、あの濃厚な味ではなく、あっさりしていてしかも非常にコクのある美味しさなのです。

公演のベンチで食べたパステレリア・オタエギのチーズケーキ

個人的な好みで言えば、ラ・ビーニャよりもこちらの方がずっと好みですが、こればっかりは人によって好みが違います。サンセバスチャンに行かれることがあれば、両方を食べ比べしてみることをお勧めします。

「ラ・ビーニャ」
店名:La Viña
住所:1 de Agosto Kalea, 3, 20003 Donostia, Gipuzkoa, Spain
ホームページ:https://lavinarestaurante.com/

「パステレリア・オタエギ」
店名:Pasteleria Otaegui
住所:Narrika Kalea, 15, 20003 Donostia, Gipuzkoa, Spain
ホームページ:https://pasteleriaotaegui.com/

さて、サンセバスチャンで泊まったホテルには朝ご飯が付いていませんでした。そこで近隣のベーカリーショップやカフェで毎朝食事をすることになります。

サンセバスチャンは結構朝早くから開いていて6時にはオープンするお店も珍しくありません。このお店も朝6時から開店、大人気で行列が出来ていました。

きっと美味しいだろうけど、この行列に恐れをなして入らずでした

最初の朝に我々が食べたのがホテルの目の前にある「オギ・ベリ」というベーカリー。ここは市内の至る所にあるチェーン店のような感じです。

ホテルの前のベーカリー、どれもこれもサイズがデカ!

ご覧のように何もかも大きい!
でもその場で絞りたてで作ってくれたオレンジジュースは絶品でした。

私のでかい顔と同じぐらいの大きさのクリームパン
これも多分、日本の倍はあるでしょうね。

もちろん、良いホテルに泊まって豪華な朝食という選択肢もありますが、街中には結構色んなお店が朝早くからやっていて、どこもほぼ外れなく美味しいので、素泊まりで朝は散歩がてら街中のベーカリーに出かけるのもオススメです。
店名:Ogi Berri
住所:Gipuzkoa Plaza, 9, 20004 Donostia, Gipuzkoa, Spain
ホームページ:http://www.ogiberri.com/

ここはホテルから歩いて2分のカフェ。常連さんが多かった。クロックムッシュを食べました

さて、次回はサンセバスチャン紀行の最終回です。三ツ星以外に私が感動したお店を2つ紹介したいと思います。




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