レカロシートの背もたれ修理

2022年4月25日 19:52

レカロシートの背もたれを修理しました。
今回は少しだけ失敗しました。

シート表皮を取り外す時、取り外しの方法が分からないので、シートの隙間に指を入れて探っていました。
そして、シート表皮を固定するステープルの針に指先を刺してしまったのです。

指先が痛いのと同時に、出血します。
シートが血液で汚れてしまうと思いながら、指を咥えます。

室内に居る妻にバンドエイドを探し出してもらい、止血してもらいました。
作業を続けられるぐらいの痛みと出血でしたが、シートの表皮に２滴だけ血が付きました。

血はキッチンペーパーで拭き取り、作業を続行します。
なんとかシートの表皮を取り外そうとしましたが、今度は肩のシートベルトを通す穴のグロメットが外れません。

グロメットは二分割する構造ですが、凝った爪の配置で苦戦しました。
結局、スマホを分解するときの工具数本を使い、爪の位置を探しました。

グロメットの左右で爪の位置が前後左右逆になっている凝った造形です。
爪の一部、何年か経過してから修理しやすいように、壊しておきました。

肝心のウレタンですが、右脇腹のあたりが大きなダメージを受けていました。
表面は割れているだけですが、背もたれのフレームが当たる部分のウレタンが丸ごと削れています。

表面に未使用のタイツを貼り付け、表面の穴を塞ぎます。
座面で接着した時の経験があるので、簡単に作業できました。

表面の穴が塞げたので、裏側から発泡ウレタンを注ぎ入れます。
２０分程度で、大きな穴はキレイに埋めることが出来ました。

背もたれのフレームが入る部分、補強のためにタイツを接着しておきました。
作業開始から３時間程度でしょうか、流石に疲れてきたので作業を終えました。

とりあえず、ウレタンの修理と補強が終わりました。
ここまで来れば、レカロシートを修理も山場を超えたと考えています。

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