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紅緋の章、ネタバレ済み説

赤目の皆さん、初めまして!
NieR考察ガチ勢のれいらです。

いよいよ明日、リィンカネの「ヒトと世界の物語」新章「紅緋の章」公開ですね!

「ヒトと世界の物語」予告編で、「紅緋の章」へのアケハ・サリュ・ラルスの登場は明かされていましたが、

今回はそれに加え、アケハの助けた男装少女や

サリュの親友の少年の姿が予告編に登場。

そんな新章「紅緋の章」ですが、実は新章のネタバレと思しき内容が公式コンテンツ中に存在するようです…

一体どこにネタバレがあるのか?
そして、アケハ・サリュ・ラルスは今後どうなるのか?

今回は「赤緋の章」の結末について考察していこうと思います。

過去情報から分かること

ネタバレについてお話しする前に、まずは「ヒトと世界の物語」第壱章、「青藍の章」を通して新章の内容を予測してみましょう。

「青藍の章」ふりかえり

まず、フィオとアルゴーが『檻』で出会い、行動を共にします。

そして、黒い鳥カゴの中で二人は、フィオの親友レヴァニアが囚われていることを知ります。

レヴァニアを助けようと決意するフィオ。
アルゴーは、そんなフィオを支えることを決意したようです。

フィオとアルゴーがレヴァニアを探して進んでいると、黒い敵と戦うノエルに出会いました。

黒い敵に押されているノエルを見た二人は、ノエルと共に戦い、勝利しましたが…

安心したのも束の間。
今度はアルゴーが突然、跡形もなく消えてしまいます。

フィオは、レヴァニアに加えアルゴーも助けることを決意。

ノエルは、二人を助けようとするフィオに付き添うことにしたようです。

4つ目の黒い鳥カゴに入ったフィオとノエルは、阿鼻叫喚の空間を進んだのち、ようやくレヴァニアを見つけました。

しかし、レヴァニアの閉じ込められたカゴには固く鍵がかかっていて、開けることができませんでした。

フィオは落胆したものの、諦めてはいませんでした。

フィオがレヴァニアを救うためなら何でもすると願うと、レヴァニアの囚われたカゴで大爆発が起き…


はぐれてしまったアルゴーと再会しました。

アルゴーはママに修復された後、4つ目の黒い鳥カゴの中でフィオとノエルが黒い敵に襲われているのを知り、2人を助けるべく鳥カゴに入ったのでした。

再会を喜び合った三人は、レヴァニアを助けるべく、心を合わせてレヴァニアのカゴに手をかざします。


これでようやくレヴァニアがカゴから解き放たれましたが、長く意識を失っていたレヴァニアはフィオのことを忘れてしまっていました。

それでもフィオはレヴァニアの手を取り、「また一から思い出を作ろう」と語りかけます。

そして4人は、行く手に現れた扉の先へ進んでいきました。

「紅緋の章」のあらすじの予測

ここで、「紅緋の章」のストーリーが「青藍の章」と同様の構図で進行すると仮定します。

まず、「青藍の章」に登場したのは
1. フィオ 2. アルゴー
3. ノエル 4. レヴァニア
の4人でした。

よって、「紅緋の章」に登場するのも4人だと推定されます。

さらに「紅緋の章」および「ヒトと世界の物語」予告編には、アケハ・サリュ・ラルスが登場したため、この3人の登場は確定でしょう。

「紅緋の章」予告より
「紅緋の章」予告より
「ヒトと世界の物語」予告より

そして、残りの1人は

サリュ 「アンタのしたことは……やっぱりどうしても許せない」

「ヒトと世界の物語」予告より

のボイスと、フィオ・レヴァニアがニコイチだったことから、プリエと予測されます。

以上のことから、「ヒトと世界の物語」各章の登場人物は下図のように一般化してみました。

これらの①~④のキャラ属性についてより詳しく見ていきましょう。

① 小さきいのち

一行の中で一番小さいため戦闘力にはならないが、この場で唯一常識的な思考を持つキャラ。

④「ヒロイン異形」とはニコイチで、自分の全てを賭けて④を救い出そうとし、一行の行動動機およびムードメーカーとなる。

② 抜けてる大人

一行の中で唯一の成人だが、自分の専門分野外のことはよく知らず、どこか頼りない。

しかし、元の世界では "家族" (ここでは、「守るべき人」の意) 持ちだったため、一行の他メンバーに対してとても協力的。

③ 戦う子ども

訳あってとても戦闘に長けているが、②「抜けてる大人」から見るとまだまだ子ども。

他キャラなら絶対死ぬような局面で生き残り、自分のやりたいことは全て成し遂げる強運と行動力の持ち主だが、それ故の不幸も多い…

④ ヒロイン異形

①「小さきいのち」の狂信者ニコイチである、人間から大きく逸脱した異形。

本編中で鳥カゴに囚われたところを①・②・③に救われるが、①との記憶を失ってしまった。

しかし①のために全てを滅ぼすことができるため、①との記憶を取り戻した場合、異形の体から一行の中で最強クラスの火力を叩き出す可能性がある。

そして、ストーリーのあらすじも

1. ①・②が『檻』で出会い、①の親友④を助け
   るため共に行動する
2. ①・②が黒い敵と戦っている③と合流
3. ②がトラブルで途中退場したため、しばら
   く①・③だけで行動する
4. ④を救出し、全員で扉に向かう

のように一般化できると考えられます。

前置きが長くなりましたが、これらの予測を踏まえて本題のネタバレについて解説します。

ネタバレは意外な場所に

「赤緋の章」の章のネタバレは当然、リィンカネ内にはありません。

リィンカネ内にないのなら、NieR他作品のどこかにある、ということになります。

気になるネタバレの在り処は、ズバリ

アニメ「NieR:Automata ver.1.1a」のOP、「escalate」のMV内です。

まず、「escalate」MV内に登場する全キャラを一斉に見てみましょう。

左から、プリエ・サリュ・ラルス・アケハ?

そう、キャラ数・身長差・シルエットが「赤緋の章」登場予定のサリュ・アケハ・ラルス・プリエに酷似してるんですよ。

背景の基調色も赤色同士ですし、

MV序盤の4キャラの進路が画面右方向であることや、

その進行方向に扉がある構図は、

扉に近い方から、①・④・③・②

「青藍の章」STORY4のこのシーンの構図に通じます。

では、先ほど説明した4つのキャラ属性を用いて、「escalate」MVの4キャラそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

① 小さきいのち──サリュ?

サリュは主に回復・サポーター系のCSが多いキャラで、リィンカネ内随一の常識人ですよね。

④「ヒロイン異形」のプリエとはニコイチで、プリエの唯一の心の支えでもあります。

「escalate」MV中でほとんど活躍しなかった影の薄さや薄幸さも、どこかメインストーリー上のサリュを思わせます。

MV序盤の顔見せ
赤い敵に拐われるサリュ?

② 抜けてる大人──アケハ?

アケハは身長174cm (ヒールなし166cm) と、日本女性にしては長身の部類。

殺しに対しては抜かりないアケハですが、水着姿に変装するとき帽子と日傘を両方使ってしまったり、

フィオに対して鬼のような笑みを浮かべてしまったりなど、殺し以外のことに関しては圧倒的天然っぷりを発揮。

#リィンカネ 4コマ漫画「笑顔」より
painted by ももぢる氏 (@momo_jiru_44 )

「escalate」MV中でも「アンタ小こいねぇ、ちゃんと食べているのかい?」と言わんばかりの仕草をし、

ラルス?「……」(ちゃんと食ってるよ)

ハイヒールで疾走して転んだりなど、こちらもどうやら天然のようです。

転ぶと脱げてしまうのもハイヒールらしさ

「escalate」MVでは、1番サビの赤い敵を率先して引きつけますが、逃げるときに転んでしまったことで途中退場。

ラルスは男装の、サリュは素の姿の「あの子」

最期にサリュたちに道を譲ったのも、彼女たちを男装少女に重ねていたからなのかもしれませんね……

③ 戦う子ども──ラルス?

「escalate」MV中で一番活躍するキャラ。

MV序盤で俯く姿が見られましたが、リィンカネのラルスも女性ばっかりの一行に投げ込まれたらションボリしてしまいそうですね。

女性には強く出れない性格 (シクスト2より)

根っからの身体能力の高さと仲間の犠牲の甲斐が実り、一行の中では唯一2番終わり以降まで生き抜き、"最上階" に到達します。

MVサムネのシーン

「escalate」MV中の目的 (らしきもの) の達成や、作中随一の生死に関する強運 (悪運?) の強さも、ラルスを思わせますね。

④ ヒロイン異形──プリエ?


大きさ・シルエットがもろプリエのキャラ。

「escalate」MV2番サビの、サリュを拐った赤い敵が2人を崖っぷちに追い詰めたときは、

ラルス?を抱え上げ、

崖の向こう岸に向かって…

そぉい!!

さすが、「特技 怪力」は伊達じゃないですね!

そして自ら赤い敵を引きつけ、最期を迎えたのでした…

「アナタハ 生キテ」

プリエにとってのラルスは、親友だった癖毛の少年を思い起こさせる存在。

あんなことをしたのを、心の中ではずっと後悔していたのかもしれませんね……

このようにNieR:Automata「escalate」MVは、キャラの数・シルエット・個々の性格から背景の基調色•構図に至るまで「赤緋の章」を思わせます。

実はReplicantともリンク!?

さて、今回の考察で使用した4つのキャラ属性ですが、実は「NieR:Replicant」にも当てはまる可能性があるのです。

こんな風に。

そして「escalate」MVのストーリーの流れはは、多少のイレギュラーがあれどReplicantのDルートに当てはまるように思われます。

え、エミールは子どもだろうって?

いや、見た目は子どもですけど年齢は1000歳超えてますよ?


というわけで、リィンカネ新章「赤緋の章」のストーリーは、リィンカネのみならず他のNieR作品とリンクしている可能性がある、という話でした。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!