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札幌記念&北九州記念考察

今回は、8/23(日)に開催される札幌記念と北九州記念の両重賞について考察していきます。


このnoteでは、以下について書いています。

・ラッキーライラックとモズスーパーフレアの考察

・両レース各1頭ずつ私がおススメしたいピックアップ馬の考察



今回は両重賞の考察ですので、過去の振り返りは割愛させていただきます。

それではいきましょう。


札幌記念


まずは断然人気が予想されるラッキーライラックについてです。


気になるのが、ここ2年夏はしっかり休養し成長を促されてきた彼女が今年は夏競馬に参戦するということです。

何か意図はあるのでしょうか、その点は少し気になります。(陣営側のコメントでは、秋に向けてのスタートとのコメントも出ています。)


もう完成の域に入ってきていますから、成長を促すよりはゆとりを持ったローテーションで秋に向かうということなのでしょうか。であれば特に心配はいらなそうですかね。


次に札幌記念への適性についてです。


私が考えるラッキーライラックの好走パターンは、

瞬発力とスピードの活かせる馬場×前半が落ち着く後傾ラップ

と考えています。


となると、前走の宝塚記念は馬場悪化&前傾ラップのレースを前受けしての6着ですから、適性から大きくずれていての結果です。つまり悲観する内容ではないですし、能力で6着に粘ったといってもいいでしょう。

その苦しかった宝塚記念からメンバーレベルもかなり落ちますし、楽に運べるのではないでしょうか。良馬場が見込めますし、自慢のスピードが発揮できれば大崩れは考えにくいですね。


ローテーションに関しては宝塚記念以来、つまり休み明けとなります。これまでの戦績を見返しても、ラッキーライラックは叩き良化型と言っていいでしょう。


ここ最近を見ても以下の成績です。

府中牝馬S(3着) → エリザベス女王杯(1着)

中山記念(2着) → 大阪杯(1着)

こう考えると、今回の休み明けは不安と捉えることもできます。


しかし、この馬の能力とメンバー構成を考えれば休み明けを考慮しても格好は付けてほしいというのが本音です。

休み明けのレースでも、


・府中牝馬S

外枠から先行し先に抜け出して勝ちに行く競馬。結果目標とされ、スカーレットカラーの上がり33.2に屈する形となる。


・中山記念

4角前からデムーロ騎手が追い出す中でダノンキングリーの2着。早め先頭のソウルスターリングを抑え、インディチャンプにも先着。休み明けでもこのハイレベルメンバーで2着。


要するに最近の休み明けのステップレース2つとも内容自体は悪くないですし、それを今回のメンバーに当てはめた時、大崩れは考えにくい印象です。デムーロ騎手もコンビ4戦目で彼女の特徴も掴んでいるはずですから、秋に繋がる結果と内容を期待していいと思います。


それでも唯一不安なのが、道中のペースがどのくらいになるかです。ラッキーライラックがハイパフォーマンスを発揮したエリザベス女王杯や大阪杯はリズムよくゆったり道中を過ごしました。


しかし札幌記念は例年の傾向的に序盤からペースは流れて3.4角の勝負所から展開がさらに動いていくことが多いです。要するに宝塚記念のような競馬になる可能性もあります。もちろんデムーロ騎手がどのようなポジションをとるかにもよりますが。。。

今回はドレッドノータス、トーセンスーリヤ、トーラスジェミニと前に行きたい馬が揃いました。展開まで予想することはできれば避けたいですが、もし仮に前づけしてハイラップに飲み込まれると決して圧倒的な力があるとは言えないとも思います。

(宝塚記念で早めに捲られて苦しくなったトーセンスーリヤとは結果的に0.3差とそこまで差はなかったですからね。)

一方で、とにかく逃げたいのはトーラスジェミニでしょうから、すんなり隊列は決まるかもしれません。そうなってくるともう死角はなさそうですね。


結論としては、

頭までは展開次第で厳しい可能性も考えたいが、軸には最適

というくらいの評価でしょうか。


かと言って連軸やワイド、複勝はオッズ的にローリターンでしょうし、買い方には工夫が必要ですよね。





それでは次に私がピックアップする馬についてです。


それはズバリ、ノームコアです。


前走安田記念4着からの臨戦、久しぶりの2000mとなるノームコアを本命にしたいと思います。


ノームコアと言えばレコード勝ちのヴィクトリアマイルのイメージが強いですよね、私もそうです。他にも昨年の富士S優勝、今春もヴィクトリアマイル3着と安田記念4着と東京マイル巧者の印象が強いです。


しかし、もともと優勝した昨年のヴィクトリアマイルはデビューからの2戦以来となるマイル戦であり、それまでは中距離を使われてきました。秋華賞トライアルの紫苑Sは素晴らしいスピードで圧勝、愛知杯(2着)でも後方から強烈な差し脚で追い込んできました。

つまり、この距離延長に対してそこまで不安になる必要はないと考えます。

むしろ、追走が楽になる距離延長により前目のポジションでリラックスして運べる可能性もあり、ノームコア自身も楽に感じるのではないでしょうか。


思えば今年のヴィクトリアマイルで私はノームコアを本命にしました。その一番の決め手はスプリント戦からのローテーションです。このローテーションを不安視する人も多かったですが、このスプリントの経験がマイルに戻った時に追走が「」に感じさせると考えました。

詳しくはこちらのヴィクトリアマイル回顧の記事をご覧ください。3着ノームコアのところで詳しく書いています。


今回も2戦続けてのマイル戦から400mの距離延長ですから楽な追走、競馬ができるのではないでしょうか。道中をリズム良く走ることができれば終いは確実ですので、この距離でも期待できそうです。


また札幌記念はマイルの適性も求められます。と言うのも過去10年ほとんどの年でペースが緩まずスピードが求められています。サングレーザーの優勝を含む2年連続連対も記憶に新しいですよね。その点もマイルで結果を残すことができたノームコアにとっては追い風です。


そして、ここからは私の推測で1つ話したい事があります。それはないだろうって思った方は読み飛ばしてください(笑)


なんでこの札幌記念を使ってきたかについて私は考えました。そしてその結論として、秋の最大目標を決めているのではと感じます。

私の考える青写真は、

この札幌記念で結果を出し、天皇賞秋に参戦すること

です。


これまでの戦績からしても東京マイルがノームコアにとってベストだと思います。しかし秋は東京マイルGⅠがありません。そこでこの札幌記念の内容を見て府中の2000mに挑むのかを判断するという可能性はどうでしょうか。


思えば同じ芦毛のアエロリットも4歳時はマイルにこだわりマイルCSに挑みましたが、5歳時は得意の東京にこだわり天皇賞秋に参戦。豪華メンバーの中で3着に健闘しました。

距離の融通を効かせてでも東京にこだわる、決してない話ではないですよね。


そしてその根拠として、安田記念のパトロールビデオがあります。私の予想スタイルの1つに、

距離延長に関する悩みは、パトロールビデオのゴール後を見て決断する

というものがあります。


安田記念のパトロールビデオでは、4着でゴールイン後、アーモンドアイとインディチャンプを交わして勝ち馬グランアレグリアにも迫っています。

まだまだ走り足りないと言わんばかりのゴール後でした。これだけ走れていますから、マイルからの距離延長も対応してくるでしょう。


ぜひ、ここで結果を出して天皇賞秋に出走してきてほしいなって思っています。長々とした個人的な推察にお付き合いありがとうございます。


以上で札幌記念考察は終わりです。続いて北九州記念の考察をしていきます。




北九州記念



まずは今年の高松宮記念覇者モズスーパーフレアについてです。


昨年も休み明けでこのレースに参戦して4着。次走スプリンターズSでタワーオブロンドンの2着、ダノンスマッシュに先着ですから北九州記念は叩きの要素があったのでしょう。GⅠへ間隔を空けたいのでこのレースをチョイスしたことからも言えますね。

今年はGⅠ馬としてこのレースに挑みます。格好は付けたいという一方、昨年2着の雪辱へ向けたステップレースの意味合いが強いと思います。

要するに、仕上げに関しては大きな期待はできないということです。


もちろん直近のスプリントGⅠを2戦連続連対中の実力馬ですから、能力で好走してくる可能性もあるでしょう。しかしアイビスSDからのローテーションで臨む馬が多くテンが速くなるこのレースは、彼女の持ち味である「逃げ」ができるとも限りません(実際に昨年は3番手です)


であればここでは好位からそれなりにまとめてもらい、ぜひ次走のスプリンターズSで買いたいですね(逃げショックのカードを残せればなおよし)


私は今回に関しては見送りたいと思います。無事に次に進んでほしいと思っています。



それでは次に私がピックアップする馬についてです。




それはズバリ、ダイメイプリンセスです。


まずは夏女と呼ばれる彼女のここ3年の夏の成績です。

2018年

CBC賞 9着 (休み明け)→ アイビスSD 1着 → 北九州記念 2着

2019年

アイビスSD 6着 (休み明け)→ 北九州記念 1着 

2020年

アイビスSD 5着 (休み明け)→ 北九州記念 ???


ざっくりですが、

夏が得意&夏の休み明けを叩いて良化していくタイプと私は考えています。

ですから、2018年のようなCBC賞を経由するローテーションではなく、休み明けでアイビスSDに出走してきた時点で、この北九州記念で狙うということ私は考えました。


あとは年齢を重ねた衰えが心配でしたが、アイビスSDの内容を見ると問題ないと思います。


勝ったジョーカナチャンからも0.1差でしたし、進路取りの差といってもいいでしょう。馬場の真ん中を終始走り、上がり32.2はメンバー中4位ですからスピードにも対応できています。要するに休み明けで出てきたことを考えれば中身の濃い内容だったと言えるのではないでしょうか。


その前走を経て挑む今回は上積みもありますし、絶好の狙い目であると考えます。一昨年2着、昨年1着とレース実績もありますし、乗り慣れた秋山騎手と引き続きコンビを組みますから特に不安要素もありません。


アイビスSD経由で挑む馬も多くかなりテンが速くなる傾向がありますから、そこについていき流れに乗りつつ差し込む形になれば勝ち負けになると考えています。


連覇へ頑張ってほしいところです。



以上で札幌記念&北九州記念の考察は終わりです。夏の重賞レース楽しみましょう!!!


またnoteで私の自己紹介も兼ねて、私の競馬との出会いについて簡単にまとめました。興味ある方は覗いてみてください!



ここまで読んでいただきありがとうございました。


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