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関屋記念2020考察


今回は8/16(日)に新潟競馬場で行われる関屋記念について考察していきます。


このnoteでは、

・直近2年の同レースの振り返り

・上位人気馬の考察

・それ以外から1頭ピックアップしたい馬

以上について述べていきますのでお付き合いの程お願い致します。

こんな考え方もあるんだという気持ちで読み進めてもらえると嬉しいです。


それではまずはここ2年のレースを振り返ろうと思います。


関屋記念2018


1着プリモシーン

2着ワントゥワン

3着エイシンティンクル

勝ちタイム・・・1.31.6   上がり・・・34.4(良馬場)


1着プリモシーンは当時3歳での勝利。(この馬は今年も参戦ですね)3歳牝馬で51キロというのも味方につけたと思います。前走はNHKマイルCで直線進路を探しながら5着、2走前も桜花賞10着も直線かなり詰まっていましたし、スムーズな競馬で巻き返した形ですね。

2着ワントゥワンは中京記念5着からの臨戦。3走前にオープン入りしてからここで2着に入り、その後も京成杯と富士Sで連続2着し力を付けていきました。昇級後も結果出ていない馬も着順以上に内容を重視して見直す必要もありそうです。

3着エイシンティンクルはオープン入り初戦で馬券内に食い込みました。2勝クラス、3勝クラスと連勝した勢いそのままに好走しました。夏は「格より調子」とも言いますし、勢いのもった昇級馬には注意していきたいです。ちなみに余談ですが約2年前にエイシンティンクルが勝った2勝クラス、2着がインディチャンプで3着がサウンドキアラ、4着がボンセルヴィーソですから今考えると凄いメンバーですよね。



関屋記念2019


1着ミッキーグローリー

2着ミエノサクシード

3着ソーグリッタリング

勝ちタイム・・・1.32.1  上がり・・・34.1 (良馬場)


1着ミッキーグローリーは前年のマイルCSで大外をぶん回して5着からの臨戦でした。長期休養明けでもその力を見せつけました。結果的にこの関屋記念勝利がラストランになってしまったのは残念ですが。。。元々昇級初戦で重賞初制覇、GⅠ初挑戦で内枠上位独占の競艇レースを外回して掲示板確保ですから、間隔は空いていましたが底を見せていませんでした。やはり着順以上に内容をみて判断したいですね。

2着ミエノサクシードもこの関屋記念がラストランとなってしまいました。臨戦に関しては京都金杯3着→阪神牝馬3着→VM6着→中京記念4着と堅実に走ってきてのこのレース2着でした。VMではアエロリットと0.2差という競馬でしたしそれで54キロでの出走となればこのくらいは走れるということでしょう。上のレベルでの経験も大切にしたいです。

3着ソーグリッタリングは重賞挑戦2戦目で3着。初挑戦となった前走も3着、その前はリステッド競走を連勝してましたからから昇級後も底を見せずに好走という形でしたね。まさに勢いが結果に繋がったといえるでしょう。


ここまで過去2年分をざっくりと振り返りましたが、私が気になったポイントは2つです。


過去の振り返りまとめ



1つ目が昇級馬の勢いです。重賞経験が少ない馬でも力を示してくるパターンは何度もありますし、秋を見据えたGⅠ実績のある馬が仕上げてこない場合もありますからね。昇級馬は重賞制覇&賞金加算を狙ってきっちり勝ちにくることも考えられます。昇級馬だからといって安易に力が足りないという判断はしないようにしたいです。

2つ目がGⅠレースからの巻き返しです。惨敗すると馬柱は汚れてしまいますが、展開や馬場に泣いたという可能性はありますから。(特に昨年覇者ミッキーグローリーのマイルCSは個人的にかなり強い競馬だったと思っています。)GⅠの敗戦の原因を掴むことは重視したいですね。


それでは今年のメンバーから上位人気が予想される馬について詳しく見ていきたいと思います。


プリモシーン


一昨年の勝ち馬であり、同じマイル戦ではVMで2着の経験もあるプリモシーン。この馬は毎年夏競馬に参戦し、関屋記念1着、中京記念3着と上位争いをしています。

近走について振り返りますと、前走のVMは2人気に推されながらも見せ場なく8着でした。この日は前残り馬場でしたし、上位は前目につけた馬が独占しましたからね。アーモンドアイが4番手が進めるレースですからポジション取りがかなり重要でしたのでこの8着は悲観する内容ではないと考えます。

私は特に3走前の東京新聞杯が評価できると考えます。牝馬ながら56キロを背負っての中、中団からしっかり差し切った内容は素晴らしいものでしたし、改めて左回り×マイル戦への適性の高さを見せてくれました。

(東京新聞杯を現地で見ていた私としては忘れられないレースですし評価せざるを得ないです。)

レース間隔も一昨年の関屋記念や今年の東京新聞杯など休み明けでも勝ち切っていますから問題ないでしょう。年齢を重ねたことによる衰えが少し心配ですが条件はベストですし好走に期待できそうです。


ペースに関してもそれなりに流れた時に良績が集中していますから、逃げ馬トロワゼトワルの存在はこの馬にとってプラスに働くと考えています。

最内枠となりましたがスタートの上手い福永騎手が好位にエスコートすれば大崩れは考えにくいです。



それから少し気になったことがありまして、


この馬はおそらく来春で引退なのではないでしょうか。そうすると得意の東京マイルでのG Iはもう走ることができません。そうなればもう一戦必勝勝負で仕上げてくるのではないでしょうか。左回りのマイル重賞は今回や、秋に富士Sもあります。もしかしたらその可能性もありますよね。。。



クリノガウディー


2走前に高松宮記念を1位入線も降着で4着となった当馬。前走は休み明けで直線進路もない場面があり力を出し切っているとは思えません。
この馬に巻き返しはあるのか見ていきましょう。


個人的にですがこの馬に関しては距離短縮で出走してくる際に重い印を打ちたいと思っています。

というのも、阪急杯の凡走から再度の距離短縮で挑んだ高松宮記念で1位入線。降着とはなりましたが力を見せることができました。

その後はCBC賞(1200m)から今回の関屋記念(1600m)というローテーション、もし仮にスプリンターズSを見据えているのならば今回ではなくそこで評価したいですね。


というのも、


もともと気性面に不安はありますよね。近2戦スプリントを使ってからの2ハロンの距離延長は少し不安です。東京新聞杯の前は何度もマイルを使われてきたわけですからその時とローテーションは大きく異なります。マイルも○と安易に評価はしたくないです。

なのでぜひ再度のスプリントへの距離短縮でのびのびと走れる際に「評価したいです。


また左回りが得意と言われていることについては、中京記念や東京新聞杯、そして高松宮記念での結果が大きいでしょう。しかしそこまで右回りに不得意を感じているようには見えないですし、展開1つなのではないかなと私は思っています。(2歳時ではありますが、朝日杯で2着もありますし。)


また高松宮記念で降着、東京新聞杯でも埒を頼って伸びてきた印象です。昨年の中京記念を見れば問題なさそうですが、乗り方、ジョッキーのエスコートには注意したいですね。折り合い面を考慮して道中壁を作るという意味でも欲しいのは内枠でしょうが、今回は6枠ですね。。。


ただ、時計がかかる馬場になってくれば状態に関わらず格好は付けてくるでしょう。過去の戦績から見てもスピードの求められる高速馬場にならないことが好走の条件になってくるかもしれないです。


個人的にはスプリンターズSで狙いたい1頭です。




グルーヴィット


京王杯SCで3着となりそれ以来約3カ月ぶりのレース。個人的にこの馬には高松宮記念で重い印を打ちましたのでこのマイルへの延長には少し不安を感じます。昨年の中京記念こそ勝ちましたがベストは1400あたりかと思っていますし、ダノンスマッシュやセイウンコウセイのように安田記念に向かわなかったのはそういうことなのではないでしょうか。


しかしそれ以上にグルーヴィットにとって大切なのは時計がかかる馬場かどうかというところでしょう。キャリア10戦中、3戦がダートですしスピードよりはパワータイプでしょう。(これも高松宮記念で評価した理由の1つ)

(高速決着となった昨年の京成杯AHで1人気11着と大敗したのも気になりますよね。)

昨年の中京記念も上りは34.6ですし、スピードが要求されにくいほど相対的にこの馬の力が見れると思います。当日のレースをみて馬場状態に注目して取捨を決めるべき馬ですね。

スピードが要求される場合は評価を落としたいというのが本音です。




続いては上記の3頭以外で私が気になっている馬について述べていきます。


ピックアップ馬



私が気になる馬は、トロワゼトワルです。


前走は馬場が合わず完敗となった当馬ですが、2走前はメンバーの揃ったGⅠで4着に好走しました。もちろん単騎逃げが叶ったり前残り傾向の馬場だったなど恵まれた部分はありましたが、それを加味してもサウンドキアラやノームコアと0.1差、力が無ければあそこまで踏ん張ることはできないと思います。


昨年の京成杯AHでは圧巻の逃げ切り勝ちにレコードのおまけつき。高速馬場に対する適性はかなり高いと見ています。

であれば、前走の結果は度外視できると思いますし、綺麗な馬場でのびのび走ることができればチャンスはあると思います。

(高速馬場になった分だけ期待は大きくなるという評価をしています。


新潟の外回りコースは直線が長い分、逃げ馬には厳しいと思われがちではあります。しかし瞬発力だけではなく持続力も求められる舞台であり、マルターズアポジーの例もあります。初の新潟コースとはなりますがハマればここで重賞2勝目があっても不思議ではないです。

メンバーを見る限り、同型のタイプも今回は少なそうですしリズムよく隊列を引っ張ることができればそのまま押し切りがあってもと思います。


今回も引き続き54キロで出走できますし、ここ2戦手綱を取っている三浦ジョッキーが継続騎乗。これも強調材料ですし期待できそうです。



以上で関屋記念の考察は終わります。


このような考え方もあるんだ程度に参考にしてもらえると嬉しいです。

次は来週末の札幌記念2020考察でお会いしましょう。考察記事はTwitterにアップしますのでチェックお願いします。

夏競馬楽しみましょう!!!


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