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天才達はなぜ天才なのか

こんにちは。level4です。

どの分野でも天才がいます。
スポーツや格闘技、勉強やパズル、すべての世界で秀才・鬼才と呼ばれる人がいますが、彼らに共通するものが何なのかを私はずっと探しています。

私は仕事や大学で幸運なことに「勉強」という一分野において天才と呼ばれる人たちとともに過ごしてきました。中にはギフテッド達が集まる孫正義育英財団に所属していた人も居ます。なぜ彼らは秀でた才能を持っているのでしょうか。遺伝なのか習慣なのか。

今日は、彼ら天才達と普段話をしていて気づいた、天才達の共通点をお話ししたいと思います。

天才の種類

(長い前置きなので飛ばしてください)
広辞苑では天才を「生まれつき備わったすぐれた才能」と定義していますが、私はこれにはいくつか説明を補う余地があると思っています。

少なくとも勉学における天才には種類があります。

「脳の器質構造上の天才」と「努力の天才」
です。

私は、上記を踏まえてここで「天才」を次のように補足します。
「生まれつき、または後天的に備わったすぐれた才能」


まずは「脳の器質構造上の天才」について説明します。器質構造というのは、簡単に言えば生まれつきの脳の機能のことです。
有名なのは、アイシュタインの脳の構造。

天才と呼ばれる偉人の中で唯一アインシュタインの脳みそは保存され研究されており、これまで様々なことが研究で明らかになっています。
(当時アインシュタインの解剖医であるトーマス氏が内緒で脳みそだけ個人で保管したために火葬されずに残った経緯があります。)

研究で明らかになったことの一つが「脳細胞の数」です。

脳を構成する細胞の一つ「グリア細胞」の(神経細胞に対する)存在比率が平均よりも著しく高いことがわかっています。
グリア細胞は神経伝達速度や神経細胞の修復などに深く関係する細胞です。
また、このほかに「イメージに関わる領域の異常発達」も確認されています。
これは空間認識力(幾何学的な思考)が得意な人の脳に多い特徴です。

このように生まれつき備わった高い脳の機能が天才を作る理由の一つとも、考えられそうです。


また、もう一つが「努力の天才」です。

平均的な能力を有していても、ある程度練習を積み重ねると、プロレベルに上達させることができます。
例えば「1万時間の法則」があります。
誰しもが1万時間という時間を費やせばその分野を極められるというものです。
しかし、1万時間を費やす努力ができればそれはもう天才と呼べます。


誰もが知る発明王トーマス・エジソンと、一般的な認知度が低いニコラ・テスラを例に一つお話しします。
彼らはともに1900年代を生きた天才達ですが、エジソンは努力の天才と、そしてテスラは生まれ持った天才と言われています。
のちにエジソンとテスラは対立し、エジソンの有名な名言「天才とは99%の努力と1%のひらめきによって生まれる」に対し、
テスラは「99%努力をしても、たった1%のひらめきがなければ天才にはなれない」という皮肉を残しています。

まさに一方は努力で得た天才、そして一方は生まれ持った天才。彼らに共通するものはなんでしょうか。

天才達の共通点

私の周りにいる勉強の天才達には、上記で書いたように生まれつきの天才と努力によって天才になった人が両方います。

生まれつきの天才は発達が早いことが共通点です。
例えば、2本足で立てるようになるのが非常に早かったり、1歳後半にはすでにある程度話せていたり。
様々な交絡因子(一見すると発見できない因子)があるため、一概には言えませんが東大の親は東大が多い印象です。

後天的な天才の共通点は「例外なく知りたがり」です。
彼らは普段からとにかく「なんで?」を連発します。

例えば、友人の1人が貧血で体調が悪い時があったとき、天才の1人は「なぜ地球には鉄が多いのに貧血になるのかな?」と1人考えていました。(今じゃないだろ...とは思いましたが)

またGoogle社の入社試験である「バスにサッカーボールはいくつ入るか」という問題を天才と2人で見てた時の話です。
私はフェルミ推定を用いて、平均的なバスとボールの容積を推定し計算を始めました。(恐らく大多数が用いる手法)
数分後大体これくらい?と答えた時に彼は「なぜ、バスでわざわざボールを運ぶの?」と疑問を問いかけていました。

さらに数分後彼は、おそらくバスでボールを運ぶ必要があるに違いないと結論付け、容積での計算ではなく車載重量を考えて法的に走行できることを条件に計算を始めました。
さらには「空気が入っている状態である必要はあるのかな」と疑問を投げつけ、さらに場合分けをしながら計算をし場合ごとの結論を導き出しました。

普段からあらゆることに疑問を持つ習慣が、結果プラスアルファの答えを導くことに繋がる瞬間でした。

好きこそ物の上手なれ

有名な諺です。世界では古くから好きなことであれば自ら進んで極め、自然と上達することを経験則で分かっていました。

私の周りの天才達は、あらゆる分野を知ることに興味を示し、それを学ぶことが好きだったからこそ、努力を惜しまず勉学に励み、結果天才になったのだと思います。
決して頭が良くなりたいから勉強していたわけではなかったのですね。(中にはテストの順位が高いことに快感を覚えたから、や親が喜ぶからという理由で勉強し北京大やハーバード大に入学した者もいます)

先程紹介したエジソンも、幼少期よりとにかく知りたがり屋でことあるごとに「なぜ?」を繰り返していたそうです。(wikipediaより)

最後に

noteを書いていて思い出しましたが、もう一つ共通点がありました。
それは、どの天才達の家にも小さい頃からホワイトボードがあったことです。
(人によっては壁一面がホワイトボードだったという人も居ました)

もしかしたら、疑問をいつでも文字に起こせる環境が彼らを天才にしたのかもしれません。

これからも天才達の共通点に気付いた度に、みなさんに共有したいと思います。


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