2020年8月遠征備忘録 その2「2日目:思い付きのチャート変更は大体事故る・前編」

2-1.2日目(8/5)・朝

午前6時、起床。この日も朝は早い。
早速ながらチャート再掲。

【2日目(8/5)】
6:53~10:04 JR(岐阜→高山)

12:01~14:33 JR(高山→富山)
高山12:01→13:10猪谷13:43→14:33富山

高山本線の"普通列車"を使って岐阜から富山へ抜ける場合、
岐阜駅からは以下の4パターン。

①岐阜6:53→10:04高山12:01→13:10猪谷13:43→14:33富山
②岐阜11:45→15:27高山16:07→17:10猪谷17:18→18:19富山
③岐阜14:45→18:19高山19:51→21:04猪谷22:12→23:01富山
④岐阜16:15→21:04猪谷22:12→23:01富山

③と④は実質的に到着時間が同一になるので論外。
②はギリギリ許容できそうなものの、この日の最終目的地が
金沢なので、富山を通過するだけになり旨味なし。
実質的に、北陸を堪能するなら①の一択しかないわけですね。

まぁ、見方を変えれば、一度は行ってみたかった飛騨高山の地に
2時間も滞在できるまたとないチャンス。
1日目と違い、たっぷり7時間睡眠のおかげでコンディションもバッチリ。

というわけでコンビニで朝食を仕入れ、定刻6:53に岐阜駅発。
写真の画像は「関オレ」という、岐阜のご当地牛乳を使ったカフェオレ。
こういう地元ならでばの商品、大好きです。

平日の通勤・通学時間というのもあって、電車はぎゅうぎゅう詰め。
高山まで3時間超を乗り通すにあたり、どこかで座りたいなと
思っていたところ、途中の美濃太田駅にて大多数が下車。
そこからはむしろ乗車よりも下車する人が多い、というバランスで
のんびり山中を進んでいきました。

途中、下呂駅手前にて。
去年の8月、お盆の時期に下呂温泉を訪れる計画を立てていたところ、
いろんな都合により断念したのを思い返すなどしました。
今回は通過のみとはいえ、この目で拝んだところまでは進歩。

高山駅へは定刻通り10:04に到着。
次の電車が12:01発なので、滞在時間は約2時間弱。
事前の調査で、次の乗換駅(猪谷駅)には"虚無"しかないというのが
わかっていたので、ここである程度食べないと餓死待ったなし。

というわけで最初に向かったのは、なにやらおシャンティなカフェ。
アニメ「氷菓」にも登場したらしき和風カフェで、『雪どけ』という
素晴らしいネーミングのパフェを食べる予定、だったのが……

おーまい。
大体メニューとかビジュアル重視で行きたいところをパッと決めるので、
定休日までは深く見ないのが仇となりました。
仕方ないので甘いものは諦め、それ以外を回収するプランに変更。
曰く、

飛騨高山の名物グルメといえば、やはり飛騨牛でしょう!!

飛騨高山の飛騨牛グルメその1:肉寿司
割と有名らしい「こって牛」と「坂口屋」のうち、
せっかくならば多くの種類を食べ比べしたいということで、
3種盛が置いてある「こって牛」に軍配。
お洒落な庭園を眺めながら、塩・生姜醤油・ユッケ風軍艦を食べ比べ。
共通して肉は柔らかく、いつまでも噛みしめていたい。
生姜醤油とユッケ風が同率1位で好き。塩は逆にシンプル過ぎるような。

飛騨高山の飛騨牛グルメその2:肉串
最初から狙いを付けていたお店が、非定休日にも関わらず謎の休業。
詳細は不明ながら、きっと何とは言わないアレの影響だと
勝手に納得し、代わりにお土産店の店頭でロース串をオーダー。
基本的に肉は焼いただけで旨いので間違いない……ものの、
あまり飛騨牛らしい特別感がなく、ちょっと物足りない感じ。
奮発して2倍の値段する「特選ステーキ串(1500円)」にした方が
満足できたかもしれない。

ちなみに肉の後ろは「飛騨高山麦酒」。いわゆる地ビールというやつです。
ロゴの部分を上手く串で隠すのに苦労しました。

飛騨高山の飛騨牛グルメその3:メンチカツ
自称・「日本でいちばんおいしいメンチカツ」とのこと。KSMZかな?
本当にそうかは[要出典]ながら、噛んだ瞬間に肉汁が溢れるビジュアルは
まさに顧客が求めていたメンチカツと言うべき一品。
口の中に残った脂を飛騨高山麦酒で流し込む、これが大好き。
※店内は持ち込み物の飲食禁止なので、最後の一口を食べた後に
 店外でやりました。

と、まぁそれなりに高山の地を(食べて)満喫。
正直観光は2時間弱じゃ間違いなく時間が足りないので、
またいつかの機会にゆーっくり訪れてみたいところ。
定休日のカフェのリベンジもありますし。


2-2.2日目・昼

高山駅にカムバックした頃には、次の電車まで15分ほど。
寿司、肉串、メンチカツと食べたものの、お腹を満たすには足りず。
ここからまた2時間半ほど電車に揺られるにあたり、
もう少し腹ごしらえをしておきたい、と駅周辺を探したところ、

駅の売店でよいものを見つけました。
「飛騨高山 牛しぐれ寿司」、1500円也。
飛騨高山の牛だからといって飛騨牛とは限らないのがミソ。
しかしながら、牛しぐれ煮は間違いない甘辛さ。
ローストビーフは見かけは白いもののちゃんとした作り。
『寿司』らしく、下のご飯が酢飯なのが何気に好印象でした。
駅弁なので冷めた状態だと、こっちの方が味が映える。

定刻12:01、高山駅を出発。
岐阜~高山の通し乗車はそれなりに乗客もいたものの、
高山駅を出発した時点で乗客は数えるほど。
しかも進むたびに乗客はなく、逆にどんどん客が降りていった為
13:10の猪谷駅到着前に電車は貸切状態。ひろーい。

事前情報通り猪谷駅周辺には"虚無"しかなかったので描写を省略。
トイレ休憩と新しいお茶を買い、富山行きの電車内で発車を待つ間、
次の目的地、富山県行脚の「キッズサーカス五福店」への足取りを確認。
すると、あることに気付きました。

画像1

当初予定していたルートは、富山駅から路面電車を使って辿り着く、
上記地図の赤ルート。しかし、

「西富山駅から歩いて行く(緑ルート)のが効率的じゃね?」

事実、こうして改めて線を引いてみると、明らかに赤より緑が短い。
帰りはさすがに路面電車を使うとしても、行き分の運賃が節約できる。
ということで、猪谷駅出発後にチャートを下記の通り変更。

高山12011310猪谷13431433富山

↓

高山12011310猪谷13431426"西富山"

西富山駅からだと、目的地までは約2km、歩いておよそ30分くらい。
富山駅までの時間と路面電車の時間とでトントンになるだろう、
と試算し、西富山駅で意気揚々と降りた瞬間に選択を後悔しました。

夏の北陸、暑い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

それは当たり前で、季節は8月初旬、夏真っただ中。
なぜ今まで暑さをあまり感じなかったかと言えば、

高山:午前中で気温が上がっていない、山の中なので暑さが和らいでいた
猪谷:9割くらい冷房の効いた電車内に居た

今は平地に降りてきた上、時刻は午後2時と最も暑い時間帯。
体内の水分が根こそぎ失われそうなくらいに汗をドバドバ流しながら、
炎天下を歩みました。マスクマジで邪魔だった

こういうことは実際に行動した後じゃないとわからないんやな。
「後悔先に立たず」とはよく言ったものです。

ともあれ、到着後すぐに新しいお茶を買って、行脚回収。
ゲームセンターというよりはゲームコーナーといった感じで、
何の変哲もないフロアに突然音ゲーが壁際に並んだ、ちょっと異質な感じ。
ボルテのつまみが相当ぐらぐらしてて、いたわりながらプレイしました。

反射がすごい。

行脚を埋めて、帰りは予定通り路面電車で富山駅へ。
ちょうどこの日にののラッシュのカードめくりが始まって、
路面電車内で草を生やしながら体力回復に努めました。
予定ではこの後、金沢行きの電車に乗るのですが、
その前に1つ、ぜひとも寄りたいところがあって……

Next→その3「2日目(中略)・後編」

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