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Liella!の「近さ」と「遠さ」について/Liella_4th_愛知Day2

愛知day2はありがたいことに、真ん中のセンステがもう目の前という「近さ」を感じられる距離感でライブを見られることができました。キャストと近いとめっちゃ楽しいですよね。

今回はそんな距離感を通じて感じたことを元に愛知day2を振り返ってみたいと思います。実際、連番者とセンステにキャストが来るたびに「やばい」「あり得ない」「これって現実?」みたいにワイワイ盛り上がったのが凄く印象に残っています。

具体的な曲名で言うなら、『MIRACLE NEW STORY』がめちゃくちゃ良かったです。試聴動画でブログを書いてしまうくらいに大好きな曲だったし、5月の初披露を見逃してしまっていたこともあり、間近でこの曲を聴けること、そしてキャストの表情と振り付けを楽しめるのがめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。(あと、千葉公演は『キラーキューン☆』→『MIRACLE NEW STORY』の流れが初見でヤバかったので、全然冷静に見れなかったのもある)

細かい部分で言えば、センステ近くだからこそ、キャスト同士のアイコンタクトがはっきりと分かったり、客席に積極的にレスを返しに行く姿だったりが見えて、自分がレスを貰った訳じゃないのに、自分のことのように嬉しくなれるのが、センステ近くだからこそ分かる楽しさなのかなと思いました。

あと、これは「近さ」には関係ない話かも知れないけど、連番者が推している結那さんから『TO BE CONTINUED』でのトロッコからレスを貰えていたのもめっちゃ嬉しかったですね。3rdの千葉公演の時にもあったけど、連番者が推しからレスを貰うのと、それに気付いてワイワイ盛り上がるのって本当に楽しいので。そういう楽しさをまた味わたのも良かったです。(ピッって指差してくれたのがフリーザのデスビームに似てたから、デスビームって呼んでる)

あと、個人的な話で言えば、大好きで応援している&今回の公演でフラスタを送ったなぎちゃんが今までにないくらい距離感で見られたのが本当に想い出に残っています。

連番者からジャンボうちわを借りて、一生懸命に応援しているこの気持ちをあの距離感で届けられたことが本当に嬉しかった。加えて、「僕はこの人にフラスタを贈ったんだよな」っていう自分の想いが込み上げてくるみたいな感動もあったから、余計に嬉しかったんですよね。今までどの瞬間も青山なぎささんは輝いていたけれど、あの近さで見た『私のSymphony』でなぎちゃんの姿はダントツで輝いていました。改めて、フラスタを贈れて良かったと心の底から思えたのがあの瞬間でした。

そんなあり得ないくらい「近い」場所に大好きな人たちがいたというのも凄く印象に残っていますが、逆に「遠さ」を感じられたのも愛知day2の魅力だったと思っています。そう感じたのはかのんちゃんのソロ曲『Free Flight』とCatChu!のパートでした。

『Free Flight』は曲の後半で、メインステージの映像に青空が映し出されて、そこに伊達ちゃんが歩き出して行くんですけど、その姿がかのんちゃんそのものだなぁって。偶然にも見ている画角的に、伊達ちゃんの背中と青空が絶妙に重なって見えて、まさにこれから「未来」へ飛び立っていく光景が完成していて、それが今でもくっきりと焼き付いています。さっきまで僕の目の前にいた伊達ちゃん/かのんちゃんが遠くへ行ってしまう。でも、不思議と寂しさは感じなくて、むしろ、「未来」を感じるというか、「光」を感じたんですよね。

そして、CatChu!のパートもめちゃくちゃ良かったです。上手く伝わるか分からないんですが、愛知day1はステージ、客席ともに「様子見」しているような感覚がちょっと強かったんですよね。もちろん、『影遊び』の得体の知れない雰囲気も良かったし、『オルタネイト』のブチ上がって楽しかったっていうのもあるんですけど、day2はよりCatChu!の世界観に入っていけたような気がしています。そう感じたのが、まるで何かに憑依されているかのようなパフォーマンスでした。

『影遊び』で言えば、ペイちゃんが特にそうで、いつもとはどこか違うダークネスな表情と目つきをしていたのがめちゃくちゃ印象に残っています。それはさっき書いた得体の知れない雰囲気が一気に増幅しているようで、スッと楽曲の世界観に呑まれたような心持ちにもなりました。

そして、極め付けが『オルタネイト』。これはセンステ近くで見られたからこそ、その迫力が伝わってきました。ライブに向けて聴き込んでいる時点でかなり好きな曲だったんですけど、音と言葉では味わえない泥臭い熱さがこんなにもあるとは思ってなかったです。個人的に良いなと思ったのはCatChu!の3人の目線なんですよね。確かに僕たち私たちに向けて歌ってはくれているんだけど、それだけじゃなくて、ステージの先に見える何かに向けて歌っているようなその目がとにかくカッコ良かった。それに加えて、地面に膝をついたり、もがいたりするような振り付けも加わって、転んでも良いから、何かを掴むんだっていう3人のストーリーが思い浮かぶのが本当にヤバくって。

そんな純粋にカッコ良い部分もあるんですけど、そこから感じたことを誤解を恐れずに言うと、ユニットパートの時ほど、キャストとの距離感を感じる場面って無いと思っています。これはCatChu!だけじゃなくて、KALEIDOSCOREの時にもぼんやりと感じてはいました。(特に『不可視なブルー』の時にそれは思った)

もちろん、僕らの目の前にいて、全力でパフォーマンスを届けてくれるっていうのは疑いようのない事実ではあると思います。でも、ユニットのライブはその先に行くような感覚というか、もう楽曲の世界観に入り込んでいるような感覚に近いのかなと。だからこそ、手の届きそうな場所にはいるけれど、触れられない、踏み込めない感覚はあるし、いつも当たり前の光景がそうじゃ無くなる、「遠く」に行ってしまうような感覚もあると思います。

個人的にこの感覚って、参加したことのある3rdライブツアーの時にも、見てきた映像作品の中にもないものだったなーと。特に、僕自身の体験として、Liella!の2ndは参加せず、3rdから参加したという背景も大きく影響していると思います。今まではアニメ2期というストーリーが前提としてあったから、そこを補完しながらライブを見たり、感想を言葉にしたりしていたけれど、今回はそれがちょっと難しい。

もちろん、今回も今までの「軌跡」を感じさせる瞬間はありますが、でも、今の時点ではどんな物語、未来が待っているのかは全く掴めません。だからこそ、今回の4thツアーライブの中で所々にLiella!が先に進んでいくような「遠さ」を感じている部分もあるのだと思います。それを実感したのが『Free Flight』とCatChu!パートでした。

そういう感覚が無意識のうちに芽生えていたから、『Hoshizora Monologue』『Including you』『未来の音が聴こえる』のパートがこれまで参加した公演の中でも、1番泣いてしまったのかなと思っています。それは「遠く」に行ってしまう寂しさではなくて、僕にとってLiella!はこれから先を照らしてくれる「希望」なんだとまた確信に変わったからこその涙なんですよね。

あり得ないくらいの「近さ」とこれから先に進もうとする「遠さ」を知れたからこそ、今回のLiella!の4thライブツアーはより濃く、素敵な思い出になる。そういうことに気が付かせてくれたのが僕にとっての愛知day2でした。残すは東京公演。やっぱり楽しみです。


気が付いたら「ありがとう」購入をしていた。『未来の音が聴こえる』は分かるけど、
もう1枚はなぜ?

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