「ありがとう」を届けられる嬉しさ(2024/1/10)
『Shooting Voice!!』を聴くといつも必ず思い出す光景があります。それはLiella!の3rdライブツアーの大阪day1の景色です。
大阪day1は、まだ声が出せないライブだったけれど、それでも声に出して「ありがとう!」を伝えたくなるもどかしさを感じてしまいました。それには明確な理由があって、この日は人生で1番泣いたライブだったんです。
『ビタミンSUMMER』でセンターのえもりん・夏美に対する「愛」を感じる演出にめちゃくちゃに泣いて、気持ちが落ち着いたかと思いきや『Sing! Shine! Smile!』『名前呼び合うように』でまた泣いて、アンコールでのりーちゃんの「9人になったLiella!はどうですか?」というMCに気持ちが抑えきれなくなってまた号泣と、それまでそんなに泣いたことはなくて、楽しいはずのライブなのに情緒不安定かよっていうくらいに涙が止まらなかったのが僕にとっての大阪day1の想い出です。
そんな想い出の中で、初めて現地で『Shooting Voice!!』を受け取ったのがこの日のライブでした。
上に書いたように終始泣いてばっかのライブだったんですけど、なぜか『Shooting Voice!!』を聴いた瞬間だけは嬉しい気持ちが自分の中に湧き上がったのを覚えています。そして、そんな思いの中で受け取るからこそ、声は出せないかったけれど、推しカラーのブレードを振ったり、精一杯の拍手を届けたりする事で、言葉じゃ伝えられない「ありがとう」は届けられるのかもしれないと感じられたのだと思います。
ここまで「いや、肝心の楽曲の話は?」って感じになるかもしれません。それでも、僕の中で『Shooting Voice!!』と言えばここまでに書いてきたような景色がいつも心の中にあって、振り返っていく中であの時の自分を気持ちを今こうして書き残しておきたかったんです。
加えて、大阪公演の時にこの曲を受け取った自分の気持ちを振り返ってみたら、3rdライブの埼玉公演、そして4thライブと声を出せるのがすっかり当たり前になっていて、今度はあの声を出せなかった日々が嘘みたいに思えてきました。1stと2ndのライブ映像を見ていて、誰も声を出さないで拍手だけの静けさに違和感すら覚えています。そんな時間があったから、今声に出して「ありがとう」を伝えられることってめちゃくちゃに尊いなぁって気が付かされました。
僕らの声は十分に届いているかもしれないけれど、それでも5thライブで『Shooting Voice!!』が聴けるのなら精一杯の「ありがとう」を噛み締めながら声に出して11人のLiella!へ届けたいです。