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それでも一歩を踏み出せる勇気を

ちょっと時間は経ってしまいましたが、ラブライブ!サンシャイン!!1期を一通り見終わりました。続く2期を見返す前に、改めて言葉にしておきたいことがあるので、その備忘録としてブログを書きます。

以前、サンシャイン!!1期を見返し始めた時に真っ先に感じたことはブログにしましたが、その時は高海千歌というキャラクターの「輝き」に魅せられてというテーマを掲げて書きました。実際のところ、当時書いていたように1期1話の時点で感じていたその気持ちは正解だなと思っています。というのも、自分が初めてサンシャイン!!の物語に初めて触れた時に強く惹かれた感覚の答え合わせをしていくような気持ちで1話ずつ振り返っていたところがあるからです。

今回、その感覚を言語化にするにあたって、やっぱり千歌ちゃんの存在は欠かせません。彼女の「輝き」があったから、こんなにもサンシャイン!!の物語に惹かれているんだし、Aqoursの楽曲にグッと来ているんですから。

具体的に言うなら、千歌ちゃんが「あなたもスクールアイドルやってみませんか?」と手を差し伸べるシーンがあると思うんですが、あれ、めちゃくちゃ好きなんですよね。ことある場面で彼女は誰かに手を差し伸べていましたが、Aqoursのメンバーと同時に、気付いたら僕自身にも手を差し伸べられているような感覚でこのシーンを見ていました。

そう感じる自分の気持ちを言葉にするなら、それは、僕にとって「高海千歌」という存在は「憧れ」なんです。

純粋に「好き」とか「推し」とかいう気持ちはもちろんだけど、それだけじゃ括れない思いがあるから「憧れ」という言葉がこの気持ちにはピッタリだなと思っています。「じゃあ、どう憧れているの?」っていう話になると思うんですけど、それは、「これから先はどんな未来が待っているか分からない、それでも一歩を踏み出せる勇気」を持っていることです。

思い返せば、個人的にサンシャインの物語の中で、千歌ちゃん、そして、Aqoursの楽曲の中で惹かれているものの中には「それ」が必ずどこかにあるな〜ってふと思うんですよね。

物語の中のセリフで言うと、まずは1期1話の浜辺で梨子ちゃんにμ'sに憧れて、スクールアイドルを志すシーン。

私も仲間と一緒に頑張ってみたい この人たちが目指したところを私も目指したい 私も輝きたいって

TVアニメ 「ラブライブ!サンシャイン!! 」1期第1話『輝きたい!!』

自分が「普通」であることが分かっていて、それを変えたいから、μ'sに憧れて一歩を踏み出そうとするその姿がもう輝いているのが凄く印象に残っていて。スクールアイドルとして何をやっていいか、具体的にどうするかも見えていないのに、それでも自分はスクールアイドルとして輝きたいという強い意志を持つ千歌ちゃんの姿が本当に好きです。

続いて印象に残っているのは1期8話で、こちらも浜辺で梨子ちゃんに千歌ちゃんが想いを打ち明けるシーン。

ここでやめたら全部分からないままだって。だから私は続けるよ、スクールアイドル。だってまだゼロだもん。

TVアニメ 「ラブライブ!サンシャイン!! 」1期第8話『くやしくないの?』

このシーンはパッと見た瞬間以上に、見終わってからの日常生活のふとした場面でジワジワ来るんですよね。スクールアイドルとして結果が残せなかった悔しさが伝わってくるのはもちろんですけど、自分が好きで始めた事のはずなのに、思わぬ壁にぶち当たった時の葛藤があって、そこを自然に自分と重ねてしまうのかなって思ってます。あとは、やっぱり自分はまだ何も掴めていなくて、それじゃ嫌だから何かを得るまでは続けるんだという千歌ちゃんの強さに惹かれているのもあると思います。

一方で、Aqoursの楽曲なんですけど、ここでは2曲挙げさせてください。まずは『未熟DREAMER』です。これは1期9話の感動も背中を押してくれての選曲というのもあるんですけど、個人的に↓の歌詞がめちゃくちゃに刺さっていて。

どんな未来かは 誰もまだ知らない
でも楽しくなるはずだよ みんなとなら乗りこえられる
これからなんだね お互いがんばろうよ

Aqours『未熟DREAMER』作詞 畑亜貴

さっき千歌ちゃんへの「憧れ」を表現する中で、「それでも一歩踏み出せる勇気」と書きましたが、その元ネタというか、強く影響しているのはこのパートです。歌詞のまんまにはなってしまうんですけど、どんな未来が待っているかは分からないけれど、そういう不安を乗り越えて「楽しくなるはず」「乗り越えられる」と思える強さが本当に大好きで、カッコ良くて。アニメを見終わって曲を聴き直した時に、この言葉が凄く心に引っ掛かったんですよね。

そして、極め付けは、『MIRAI TICKET』。この曲に関しては、曲自体が持っている底知れない何かにいつも背中を押されるような想いがします。13話の中で千佳ちゃんが扉を開いていくシーン、そして、1期を完走した流れで見たAqours 1stでの見事としか言いようのない『MIRAI TICKET』の再現、その中での伊波杏樹さんの表情と圧倒的なパフォーマンスと色々な凄さが絡み合って、とんでもないエネルギーがひしひしと伝わってきて、ふとした瞬間に聴くとそれだけでウルッとしてしまうんですよね。

それを何とか言葉にするなら、先の見えない未来でも「私にはこれがある!」と掴みに行く勇気というか、まだ何も見えてないけれどきっと自分はそれを手にしているという強い意志、詰まるところ、「これから先はどんな未来が待っているか分からない、それでも、一歩を踏み出せる勇気」という表現に尽きるんだと思います。

正直なところを書いてしまえば、僕が千歌ちゃんに感じている「憧れ」を真っ先に歌にしてくれたと感じた曲がこの『MIRAI TICKET』です。この曲を受け取って、感じた事、言葉にしたい事が溢れてきたから、こうしてブログを書いた部分もあります。言ってしまえば、

千歌ちゃんに感じている「憧れ」=これから先はどんな未来が待っているか分からない、それでも一歩を踏み出せる勇気を持っていること

であって、

これから先はどんな未来が待っているか分からない、それでも一歩を踏み出せる勇気=『MIRAI TICKET』が好きな理由

なんですよね。

「あなたもスクールアイドル、始めてみませんか?」と千歌ちゃんが手を差し伸べたその先で、僕も「これから先はどんな未来が待っているか分からない、それでも一歩を踏み出せる勇気」を貰っていたんですよね。これがサンシャイン!!1期を通じて見つけた僕なりの1つの答えです。


そして、次回以降の補助線として、サンシャイン!!2期に進んでいくにあたっての予想も書いておきます。僕が初めてサンシャイン!!に触れた時に1番好きだなって感じた曲が『未来の僕らは知ってるよ』なんですよね。これはまだ1期を見終わった時点での予想でしかないのですが、きっとこの曲が好きな理由も『MIRAI TICKET』と同じような気がしています。

それでも、2期の物語を通じて変わる気持ちもきっとあるだろうから、今度はどんな自分の想いが生まれるのかも楽しみにサンシャイン!!2期を振り返ってみたいと思います。

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