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物語と「私」が通い合う瞬間(2024/1/14)

『Hoshizora Monologue』を聴くと、自分がこれまで生きてきた日々とLiella!の物語を重ねたくなります。

この感覚を手に入れたのが、昨年の4thライブでした。と言いつつも、まさかこの曲が披露されるとは思ってなくて、曲はロクに聴き込めてないし、歌詞の意味とか、それがLiella!の物語にどう還元しているのかっていう解像度は全然高くありませんでした。だから、千葉day2で聴いた時は初めて聴くくらいの感覚でしかなくて、その当時は自分にとってこの曲はこんなにも大切で、思わずウルッとしてしまうような曲になるとは思っていなかったんですよね。

そんな感覚がガラッと変わったのが愛知day1。全然解像度は高くなかったはずなのに、気付いたら泣いていて、Liella!1期生がいるステージと自分が立っている客席の境界線がグニャっと歪んだ感覚がしました。その決め手になったのが、この曲で素直に伝えてくれた「弱さ」なんです。転んじゃうような振り付けだったり、『Starlight Prologue』で決勝に進めなかった1期生の想いを表現するような歌詞から感じ取れる「弱さ」にいつも僕の気持ちが動かされました。それがあの涙の訳です。

あの日のライブでボロボロに泣いて以降、この曲に対してはそんなイメージを抱いているんですけど、それに重ね合わせたくなるのが自分の「弱さ」でした。その「弱さ」を一言で語るのはとっても難しいんですが、その日ライブを受け取るまでに生きてきた日々の中で感じた辛さだったり、苦しさだったり、ちょっとだけ強く生きられない自分の気持ちの集合体みたいなものです。そして、そんな「弱さ」って思わず目を背けたくなる時もあるし、強くなれない自分を責めるきっかけになってしまう時もあるんですよね。(個人の見解)

気付いたら『Hoshizora Monologue』を聴く度にそんな自分の「弱さ」を4thの中で思い浮かべるようになってたんですけど、これ、突き付けられる感覚ではなくて、スッと受け止める気持ちでいられたのが良いんですよね。それはありのままの「弱さ」を表現してくれるLiella!の素直さ、強さがあったからだって思っています。たしかに転んで泣いて、悔しい想いもしたけれど、そんな「弱さ」を受け止めて私たちは今はステージに立っているよっていうメッセージが『Hoshizora Monologue』を通じて伝えてくれるような感覚だと今なら言えます。

僕にとって、『Hoshizora Monologue』はこれまでの生き方をLiella!と重ねて、自分の「弱さ」を少しだけ「強さ」に変換できる温かさに満ちた楽曲なんです。

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