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不確かな未来に期待して/Liella_3rd_埼玉Day2

ここ半年くらいの頑張る理由だったリエラの3rdツアーもいよいよ千秋楽となった埼玉day2。会場へ向かう道すがら、ライブへの気持ちが高まっていく一方で、「今日が終わったらどうしよう」という不安もどんどん強くなっていく。考え過ぎだなと思いつつも、本当に3rdライブツアーという時間が大切で、愛おしい空間だったからこそ、同じセットリスト、演出はもうライブで体感できないと勝手に悲しくなっておりました。

そんな始まる前からロスみたいな気持ちで迎えた埼玉day2なんですが、終わってみれば、自分がイメージしていたツアーファイナルとは全く違う光景が広がっていました。

もちろん、今もツアーが終わってしまった寂しさはちょっぴり残っているのですが、それ以上に3rdライブツアーの先へともう走り始めているリエラの姿がバッチリと焼き付いているから。まだ見えてないかもしれないけれど、それでもこの先に広がっている新しい光景をリエラと見られるのかもしれないワクワク感が僕の胸の中にあります。

そう捉えてみると、埼玉day2はツアーが終わってしまうのと同時に何か新しい始まりを感じさせる独特な空間だったなと感じていて、特にその新しい何かがもう顔を出し始めていたんじゃないかなと思っています。そう感じ始めたのは、2ndアルバムから初披露となった『Second Sparkle』でした。

お馴染みとなったアンコール1曲目の『水しぶきのサイン』ではなく、まさかの『Second Sparkle』の初披露に気分は急上昇。喉はガラガラなはずなのに、心の底から声を突き上げるような感覚で「よっしゃー!」と叫んだのを覚えてます。初披露の曲を聴けるのも嬉しかったんですが、新しい衣装に身を包んで、今までとはまた違った表情をしたリエラ9人の姿がとにかくカッコ良かった。まだフル尺も聴けていないし、歌詞の細かい部分も見えてこないからこそ、純粋にリエラのカッコ良さが真っ直ぐに伝わってきたのが凄く印象に残っています。

そして、『水しぶきのサイン』『ユニゾン』を終えてのMCが凄く良かったです。正直なところ、このMCまではとにかく楽しい気持ちが優っていたんですが、ここで一気に涙腺が崩壊しました。どのMCも思わず涙が込み上げてしまうくらいに真っ直ぐに気持ちをぶつけて来てくれるのが本当に嬉しい。僕らが毎公演を楽しみにしていたその裏で、ステージに立つ9人は嬉しい気持ちも、辛かった気持ちもそれぞれが色々な想いを抱えながらにここまで走ってきたんだというその本音がただ胸に響きました。今この瞬間のために向き合ってきたそんな9人が眩しいくらいにカッコ良くて、泣いてしまったんです。

埼玉day2という空間だからこそ、自分の気持ちを詳らかに話してくれるその姿がとにかく愛おしかったんですが、その気持ちの奥底にはもう未来を見つめているんじゃないかと思える瞬間も多々ありました。それを特に強く感じたのは伊達ちゃんの「未完成のリエラ」という言葉。(だいぶ端折っているので違ったらすみません!)東京day2でやぶちゃんの「9人の『WE WILL!!』はもう聴けないかもしれない」っていう言葉を聞いた時には、もう聞けなくなるのかと寂しさを募らせてたんですけど、そんなネガティブなものじゃないなと埼玉day2を終えた日々の中で考えています。

むしろ、まだ未完成だからこそ、どれだけでも変わっていける、何にでもなれる、そんな無限の可能性を感じさせてくれる。だからこそ、「未来の音が聞こえる」のだし、「追いかける夢の先で」を想像してリエラは先へ進み続けていくのだし、毎回のライブを締める1曲がそんな続きを予感させる『TO BE COTINUED』だったのかなと。不確かな未来かもしれないけれど、それでも私たちは駆け抜けていくよという確固たる意志を見せてくれたのがこの「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~」という時間だったと僕は考えています。

そう考えると、埼玉day2が終わった時、不思議と寂しい気持ちがそこまで無かったのは、これから先を走っていくリエラが次はどんな光景を見せてくれるのかワクワク感がもう芽生えているからだったんです。リエラと歩んでいくこれからの未来が本当に楽しみで仕方ない。これからも精一杯のエールを送らせてください。

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