AviUtlからAfterEffectsへの移行ガイド
1.はじめに
まず始めに、この記事を書こうと思った経緯についてです。それは、自分がAviUtl(略称AUL)からAfterEffects(略称AE)に移行したからです。今年(2019年)の夏ごろに移行したんですが、移行しはじめのときは、「AUL触ってたし、同じ映像編集用ソフトなんだから大丈夫やろw」みたいなノリでした。最初はAdobe公式のチュートリアルをゆっくり消化、そこからはもう簡単な自主制作を作ってみるっていう予定だったんですけど…これがホントに辛かった。「図形の複製の仕方が分からない」「GraphEditorが思うように動かない」など、散々悩みました。たぶん普通の人より数倍時間かかったと思います。ということで、こんな苦しみを他の人に味わってほしくない(?)ので、あと自分のためのbackupとしても、ここに記録しておこうと思います。
1.1 参考書を読もう!
本題に入る前に一つだけ。「じゃあここを読めばAEに簡単に移行できるか!」っていうわけでは決してありません。僕だってまだ理解できていないところが多くあります。一番最適なのは「AEの参考書を読むこと」です。参考書ならしっかり詳しくホンモノのプロが教えてくれます。あと講義中にも読めます。僕もAE習得してから、イラストレーター、Cinema 4Dを習得中ですが、どちらも参考書を図書館から借りて勉強しています。
2.本題
2.1 レイアウト
これがAEの標準構成になります。まず心配しないでほしいのは、これはかなり自由度が高いです。パネル(四角い枠)を重ねたり、ドッキングも外せます。なのでAviutlのころのレイアウトからあまり変えずに作業できます。ここで特に言いたいのは、レイヤの違い。Aviutlと違って一つのレイヤに複数のオブジェクトは入れられません。これは慣れです。慣れるとAviutlのほうが使いにくくなります。後はツールを使うっていうことですかね。Adobe全般そうですが、AULには無いので少し戸惑うかも…?
2.2 オブジェクト
ツールバーの四角形ツールにしてプレビュー画面でドラッグするか、TL右クリック→シェイプレイヤーでオブジェクトが出せます。初学者は後者の方をお勧めします。後者のやり方だと、アンカーポイントが出ただけですよね?▼を押して追加→~パス、塗りなど追加するとやっとオブジェクトが出てきます。いろいろあるのでいろいろ試していってください!
一言言わなきゃいけないのは、パスとは何かです。これは形のことです。これ自体に実態はありません。しかし、角を丸くするやパンク・膨張などでいろいろ形状を変えられ、線、塗りで実体を表します。つまり、パスがなければ何も始まらないということです。
あともう一つ!複製したいときはリピーターです。グループと上手く連携できるといろいろ楽しいです。
2.3 エフェクト
かけ方はあまり変わらず、レイヤを選択しながら右上のエフェクトから適用か、エフェクト&プリセットパネルからD&Dです。
ここからは個人的意見になりますが、AULとAEのエフェクトの違いについて。結論から言うと、どちらにしても良し悪しがあります。例えば、色ずれについて、これをAEでやろうとするとかなり面倒くさい段階を踏まなければなりません。しかし、色補正系については抜群にAEのほうがいいです。なので、本当に五十歩百歩だと思っていてほしいです。
フレアだってAULならティムさんのカスタムフレアをダウンロードしてくればいいけど、AEなら18040円払わなければなりません。でもそれを買ったら、カスタムフレアを大きく超えるとてつもない拡張性のものが手に入ります。つまり、「映像制作にはお金が大事」ってことになりますね。
2.4 グラフの違い
イージングを付けたいキーフレームを選択しておいて、TLのグラフエディタマークからいけます。キーフレームを選択しながらイージーイーズ(右から二つめ)、自動ベジェに変換(右から4つ目)でベジェハンドルが出ます。とりあえずいろいろ触ってみてください。
一つ言わなきゃいけないのは、Alt+ドラッグでベジェを折ることができます。これを知らなくて長い時間悩みました....
あともう一つ、ペンツールでキーフレームを打つことができます。これは分かる人にはわかりますが革命的ですよ…!
まとめ
他にも書きたいことがあるんですが、ここで終わりにします。後は自分でいろいろ試してみてください。いくつかキーワードを置いておくとすると、コンポジション、マーカー、エクスプレッション、プレビュー設定ぐらいですかね。始めは謎だらけですが、慣れたらホントに神ツールです。AULを触っていた人ならわかるはず、「ホンモノの映像制作ソフトはこういうものなんだな」っていう実感が得られます。
あとはデフォルトのAEに慣れてきたら、有料プラグインに手を出せば……(沼に引きずり込む音)。ちなみに代表的なのは、Particular(57200円)、OpticalFlares(18040円)、Element3D(28600円)です。ちょっと調べてみるのもいいでしょう。
最後に!ここで似たようなことをしゃべります!見ていってくれたら嬉しいです!
https://creatorsbc.fun/
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