荻野吟子と天心と

近代日本初の女性医師・荻野吟子の記念館に行ってきた。

中に入ると、ボランティアらしき初老の男性が、待ってましたとばかりに説明をはじめた。

"吟子はただ一人医術開業試験に合格し…
"吟子は16歳歳下の志方之善と結婚し…
"吟子は渋沢栄一や塙保己一と並び…

説明を聞いていると、なるほど荻野吟子は立派な女性医師だが、なにか違和感を覚えた。
「吟子」「吟子」って吟子はアンタの女か？

いや、落ち着こう。
知り合いの中島みゆきファンは「みゆき」と呼んでいた。
そういうこともある。

僕も「天心」や「尚弥」と言うときには、気をつけるようにしたい。

余談ではあるが「ミノル」と聞くと、木村ミノルと鈴木みのるが同時に浮かぶのは、僕だけじゃないはず。