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実写&iPad配信に激安キャプチャボードは使えるか!?

皆様ごきげんよう。LLSY music & V ch.のレーシーです。
Youtube配信を始めて一か月ちょっと経ちました。

うまくいってるかと聞かれると間違いなくうまくはいってないのですが、のんびりやっております。
配信のためにいろいろ準備することも増えました。

以前は配信兼歌ってみたのマイクを探しに行く旅をしましたが、最近はiPadを使ったイラスト作業配信やカメラを使った手元配信などもしています。

使っているカメラはSonyのα5100という古いミラーレス。近所の中古カメラ店で3万円台で買いました。
Sony Image Edge webcam対応でUSB接続をすることでWebカメラとして動作します。
が、、解像度は1,024×576。うむむ
iPadのお絵描き配信はDiscordに配信用サーバーを立てて画面共有でやっていたのですが色が何だか変になってしまい、、

キャプチャボードを調べていた時、Amazonで一番人気のキャプチャボードがセールになっており、6999円が4499円になっていました。

TreasLinのHSV321という製品。
Amazonを見ると見た目がほとんど一緒の製品がいくつか見つかります。
ちなみにOBS上ではMiraBoxという名前で見えます。Amazonにある同じ見た目のMiraboxもHSV321なので流通経路によるブランドネームの差でしょうか。

本体は非常にコンパクトで、とても軽いです。
アルミ筐体で赤い部分は写真以上にきれいに見えます。
安価な製品ですが外観の安っぽさはあまりありません。印字もしっかりしています。
インターフェイスは非常にシンプル。HDMIのINとスルー、USBの接続端子があります。

ほんまに4Kかどうかはわからん

USB3.0のType-A オス-オス でPCとつなぐことになります。付属のケーブルは20cmほどと短めです。
iPadからUSB Type-Cハブを使って接続してみます。
iPadの色味とOBSの色はほぼ同じです。配信上では若干露出高めに映るので、それはビットレートやコーデックが関係しているのかもしれません。

Image Edge Webcamとキャプボの比較がこちら

Image edge Webcam
キャプチャボード

カメラのモニターでとらえられている映像とほぼ同等のクオリティで出てきています。
もうちょっと明るくてボケにくいレンズが欲しくなりますね。。カメラというよりレンズの限界が出てしまってる感はあります。
Sony Image Edgeの時は解像度が低く出力されてしまうことと、OBSで画面のフリーズが頻発してしまう現象に悩まされていたので、それらが解消されたことで満足しています。

続いてiPadお絵描き配信の比較

たまたまもってたバスパワードック

AnkerのやつをiPadにつけてやっていきます。もともとはiPadで外部ストレージを使うために買ったものですが、充電しながらHDMIの出力ができるので今回の用途にはうってつけです。

Discordの画面共有

これは最初のころDiscordの画面共有でやってたものです。

キャプチャボード使用

キャプチャボードにHDMIで入力したものです。単純にウィンドウサイズがiPad画面とぴったりになるのでその点も非常に便利です。

あとは作業用PCから配信用PCに入れるのも試してみました。

たてながになっちゃう

私の使っているモニターはJAPANEXTのQWHDワイドモニターで、PCのHDMIからキャプチャボードに入れてスルー端子からモニターに入れています。
モニター側はきちんと映りますがOBS側は16:9になってしまいます。
Shiftを押しながら枠をドラッグすることでアスペクト比を変えれるのでいい感じに動かしておきます。

フィーリングで調整

5000円で買えるキャプボとしては価格以上のお仕事をしてくれています。最近は画面の渡しとカメラを使いたくもなってきているのでそういう場合はAtem miniとかを買えばいいのかなという感じがしてきています。

音声まわりのおはなし

ネットのレビューをあさっていると音声まわりのお話を聞くことが多いです。
キャプボを使った配信で音声のトラブルというのはかなり多いみたいです。キャプボ側の設定もあり、OBS上での設定もかなり煩雑みたいです。
私はもともとASIOドライバを多用する関係上HDMIでの音声送りは全く使用しません。
配信時のオーディオインターフェイスはアナログ4inなのでマイクを送ったうえで2chステレオで送っています。
また音声モニタについてはOBSから返すのではなくダイレクトモニタリングで聞いています。
こうすることでインターフェイスのレイテンシ分を無視してリアルタイムに音声をモニターできます。(マイク音声は確認用にOBSから返しているので、実際に配信に乗せるOBSのミックスバランスと返しのバランスを変えれる点も利点です。ゲーム音を大きく聞くことができる。)

作業PCから配信PCに送るときはオーディオインターフェイス2台を使ってアナログで送っています。
最近はオーディオインターフェイス機能がある機材が多いので新たに機材を買い足すことなくできる方も多いのではないでしょうか。

割と力業

配信は思っている以上にPCに負荷がかかるので、配信用PCとメインPCを分ける方であればこのように4in以上のオーディオインターフェイスを使うことで物理的に音声信号を送ってしまうことができます。
後ろの赤いラインはマイクプリアンプから送っているもので、緑と白のケーブルでメインPCからの音声を送っています。
デジタルで送ったりもっとスマートな方法もありますが、この方法の一番いいところはメインPC上での設定は出力先を切り替えるだけということ。つまりメインPCの設定を保持したまま配信と通常作業を行き来できるということです。
難点としては単純に音質が低下すること。
DAからケーブルを通ってプリを通ってADということで、LPF的な働きは必ずかかってしまいます。
きちんと高性能なIOを使えば避けられるかもしれません。
私の環境では若干高音が落ちる感じはあります。

配信中はOBSを触る必要なし!

キャプチャボードを使ってメインPCから配信PCに画面を送る。
音声はオーディオインターフェイスで直接受ける。
この環境にしてから明確によくなった点があります。
まず改めて現時点での私の環境を挙げておくと、
・メインPCはデュアルディスプレイ
・サブPCはノート
・配信PCのオーディオインターフェイスは4in
・メインPCに別でオーディオインターフェイス機能を持った機材
となっています。

正面にメインモニター、上部に15インチのモバイルモニターをつけてある。
配信中でも出しておきたいけれど映したくないものは上のモニターに逃がしておける。
例えば画像を映したい時でもまず上画面で開いてメインモニターに持ってくることで、OBSで画像の呼び出し設定等は不要で出したい画面、画像をすぐ出せるようになる。
配信には古いガレリアのノートPCを使っている。CPUはCore i7-9750HでGPUがRTX2070 Q-max 8G。メモリは64GBで今でもギリギリ通用する。
ただ熱い。とにかく熱くなる。配信時はこの子のファンがノイズ減となってしまっておりなんとかしたい。

まずOBS上にはメインPCのディスプレイ一枚を映しているということで、画像の表示等でOBSの設定を行う必要がありません。メインPCのディスプレイに出すだけです。さらにデュアルディスプレイにしてあるので映したくないけど出しておきたい画面はそちらに逃がしておくことができ、例えばエクスプローラを隠しておきながらも画像を簡単にその場で選択することもできます。
2つ目のメリットは音声のルーティングを考えなくてもよいということです。DAWやゲームなどを使っていると、やれASIOだ、出力先だとPC内のルーティングが非常に煩雑になってきます。2台のオーディオインターフェイスを直結させることでメインPCで鳴らしている音はそのままステレオで配信PCにわたります。また配信PC側はダイレクトモニタリングとOBSのフェーダーを使って簡単に配信バランスと自分のモニタリングのバランスを変えることができます。

ゲーム配信用はこう!

つい最近からゲーム配信を始めてSwitchのゲームをやり始めました。
HDMIがないのでヘッドホン出力から直接つないであげる必要があります。
ちょうどいいケーブルがなかったのでたまたまもってたステレオミニ→TRSメス変換プラグ(一体何用なんだこれは。。)からTRS→TSメスx2の二股ケーブル(多分インサーション用ですがGeneration Loss用に買ったもの)からTSケーブルx2という力業でやっていました。

むしろこれらが家にあったことが奇跡
もはやSwitchドックを立てて置くことは不可能。接点復活材でふきふきしてもほんの少しの動きでハムノイズが出てしまう。

もちろんほんの少しケーブルが動くだけで音はバリバリ、ノイズも多いです。
さすがにこれはと思い近所の電気店・楽器店を回ってもちょうどいいケーブルがなかったのでネットで購入しました。ステレオミニ→TSフォンケーブル。
SeqtrakやJ-6からIOやドラムマシンなどにアダプタなしで送れるようになったのも大きいです。もっと早く買っておけばよかった。

ネットで購入したちょっと変わったケーブル。PC、電気関係メーカーのケーブルは編み込みケーブルになってる場合が多いけれどこちらのほうが"いいケーブル"感がでるからだろうか。1本1000~1500円とかなり格安なのでモガミらへんで作ってみてもいいかも。

ということでゲーム配信時はこんな配置になりました。

だいぶすっきりしました。しんぷるいずべすと

映像はSwitchからHDMIでキャプボへ、キャプボのパススルーからモバイルモニターへ。パススルーの遅延は体感ではほぼありません。FPS等はわかりませんがアクションゲームは全く違和感なくできています。

付属のTypeAオス-Aオスケーブルは短かったのでドスパラのお兄さんと相談して長めのものを買いました。1.5mで問題なし

音声は先のケーブルでオーディオインターフェイスのInput3/4へ。
スイッチのヘッドホン端子は若干ノイジーです。この方法の利点としてはレイテンシ0で自分に音を返せることだと思います。
HDMIからOBSを通して返す場合DA時のレイテンシは必ず発生してしまいますが、ダイレクトモニターで遅延なく返せるのは大きな要素かもしれません。
また配信用PCの音声入出力を1台のIOでまとめてしまえるというのは非常に非常にありがたいです。
OBS上での煩雑な設定がなくなる。

背面に刺さってる赤色のケーブルがマイクでInput1を普段は使用。隣の黒いのはスピーカー用のモニターアウトです。Switchの音声は手前側についてるinput3,4に入れています。配信時のモニターは手前のヘッドホンアウトから

私の使っているオーディオインターフェイス。
あくまで体感ですが、このくらいの初~中級機種は安定のためバッファサイズを大きめにとって(48kHzで256前後)DAWの選択されたトラックのみ詰めて返すことでCPU負荷を抑えつつソフト音源を演奏したときのレスポンスを改善する方法をとっているものが多い気もします。
私のPC(Core i7-9750HとRyzen 7840HS)だと48kHzで256msにしないとぶつぶつになってしまうため、デスクトップ用CPUに電圧しっかりかけれるマザーボードであればもっとレイテンシを詰められる可能性はあるかもしれません。

ということでAmazonで人気の格安キャプチャーボードを使って配信をしてみた記事でした。
ちなみに付属のソフト類はないのでエンコードの仕様はわかりません。
実質5000円くらいで買えるキャプチャーボードとしてはかなりいい製品ではないでしょうか。
これ以上のものが欲しいとなると2万円くらいで定評のある機器に行きたいなというのはありますね。
最近はRolandのBridge Castみたいにキャプボ機能のあるIOなんかもでてますね。本格的に配信やるなら欲しいかも。
メインPCとカメラ両方を映すならBridge Cast XかAtem mini proとかでしょうか。映像の世界も奥が深いです。


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