映画「いつでも夢を」を観て

 殴り合いのけんかをしても仲直りして友情を深める。自分の思いを率直に表現する。同級生や同僚を大切な仲間として励まし合う。生活苦、病気、家族との軋轢、定時制高校生への偏見など困難な境遇にあっても夢と希望をいだいて生きてゆこうとする。1960年代の青春映画「いつでも夢を」(野村孝監督、1963年)を映画館シネ・ヌーヴォ(大阪市)で鑑賞してきました。
 吉永小百合、浜田光夫、橋幸夫、松原智恵子らが出演。吉永小百合をはじめ若い人びとの目が輝いているのが印象的です。橋幸夫の歌声が聴けるのもうれしい。60年以上も前の作品ですが、年齢が60代となった私を今でもときめかせる作品です。この作品をスクリーンで観る機会を提供してくださったシネ・ヌーヴォさん、ありがとうございます。
 映画の題名になっている主題歌「いつでも夢を」と作品の中で生徒たちが歌っている「寒い朝」はいずれも佐伯孝夫作詞、吉田正作曲です。「寒い朝」は石坂洋次郎の小説の題名で、やはり吉永小百合の出演で映画化されています。                2024年12月8日


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